海外発送の場合、出荷するアイテムやその価値によって、荷送人または荷受人が「輸入関税」を支払う必要があります。関税が発生する場合は、通常、支払いを完了してから荷受人に荷物が引き渡されます。

この記事では、海外発送の際に発生する税金の基本について簡単に説明し、様々な用語と、どのようにして関税をスマートに処理できるかについてご紹介します。

基本用語

輸入関税は、出荷した荷物が輸入される国によって課される税金です。ここで注意をいただきたいのですが、輸入関税とは商品の輸入時に課される税額を意味し、その関税率表をタリフといいます。すなわち、輸入関税は支払うべき税の金額そのものを指し、タリフは税率を表します。

さらに、輸入国で適用される可能性があるもう1つの税は付加価値税(VAT)または別の言い方で商品サービス税(GST)というものがあります。これは、仕向国で商品を販売するときに適用される消費税です。

貨物が仕向国の税関に到着した時点で輸入関税は発生します。ここで貨物と一緒に必要になるのが、各アイテムの詳細や売価などを記載したコマーシャルインボイスです。売価の合計 (Cost),、保険料 (Insurance)、送料 (Freight) の三要素から構成される取引価格がCIF価格となります。貨物が税関に到着すると、税関職員は、CIF価格の合計が課税基準を超えているかどうかを確認します。超えていない場合、通関の際に追加料金はかかりません。超えている場合は、輸入関税が課されます。

関税が発生する際の支払い方法は「インコタームズ」 (“International Commercial Terms”)と呼ばれます。インコタームズの用語は、国際商工会議所(ICC)によって設定されており、荷送人または荷受人のどちらが関税を支払うのかを表します。

Eコマースの場合、関税の支払い方法は主に二種類あります。

DDU (Deliver Duty Unpaid) :顧客 (荷受人) が関税を支払う義務があることを意味します。基本的に貨物が顧客に引き渡される前に支払われるべき義務があります。

DDP (Deliver Duty Paid):荷送人が関税を支払う義務があることを意味します。

関税はどのようにして決定するのか

輸入時に課される関税は、下記の様々な項目によって決定します。
・原産国
・仕向地の関税率およびVAT / GST率
・両国間の貿易協定
・商品の売価と送料(および保険料)
・商品のカテゴリタイプ/ HSコード

取扱い商品の関税については、こちらの計算機能(英語表記)を参考にしてみてください。

DDU、DDP - どちらを選ぶべき?

郵便(例:日本郵便)の場合、通常DDPオプションはありません。そのため郵便の場合は、デフォルトでDDUの扱いになります。ただ、郵便局に対する関税規制はその他のエクスプレス運送会社(DHL、FedEx、UPSなど)と比べると緩い場合が多く、CIFを超えている貨物でもDDUが課される場合と課されない場合があります。

エクスプレス運送会社(DHL、FedEx、UPSなど)の場合、DDPとDDUの両方のオプションが利用可能で、CIFを超えるすべての貨物が課税対象となります。出荷の際は、DDUとDDPのどちらを選ぶかを運送会社へ知らせる必要があります。また、運送会社に立替払いを依頼し、DDPの場合は荷送人に、DDUの場合は顧客 (荷受人) に、後で請求してもらう方法もあります。この立替払いは、税関での遅れを最小限に抑えることができますが、運送会社の手数料が発生します。アカウント作成時に、これらの手数料について運送会社と必ず話し合い、交渉しておくことをお勧めします。(出荷量の多いアカウントによっては、免除してもらうことも可能です。)

DDPは顧客 (荷受人) にとってコストと遅延を最小限に抑えられるので、顧客にとっては良い選択肢ですが、ほとんどの海外の買い物客はオンラインで購入するときに関連する手数料と税金を支払わなければならないことを知っているため、一般的にはDDUが多く使われています。

出荷の際にDDUを使用する場合は、関連する料金と税金を支払う可能性があるということを事前に顧客に明確に示しておくことが重要です。

関税に関して詳しい説明ページを作成する。
 例として、Bento&coの関税諸費用に関する説明ページを紹介します。

上記の関税諸費用に関する説明ページを様々なページに貼り付ける。
 税金が適用される可能性があることを必ず明記してください。

 - 商品ページ
 - ショップのチェックアウトページ
 - Q&Aページ
 - 顧客へ送る注文確認ページ