越境EC展開において、「決済システム」も非常に重要なポイントとなります。なぜなら、その国に普及している決済方法を知り、選択できるようにすることで購入率の向上が見込めるからです。
「現地消費者が利用する支払い方法を準備できているかどうか」が勝敗を分けると言っても過言ではありません。
越境ECにおける決済システムは、複数の選択肢を準備しておくと良いでしょう。
複数の選択肢がある >> ターゲットが増える >> 売上が伸びる ことが見込めます。
と言っても、各国のカード会社とそれぞれ契約し、システム接続を行うのは非常に大変です。そこでおすすめなのが、決済仲介会社(オンライン決済システム)を利用することです。
料金を支払う側と受け取る側の間に、別の会社が仲介しているので、料金を受け取る側がカード会社と直接契約しなくても自身のWebサイトでクレジット決済を導入できる仕組みです。料金を受け取る側にはカード情報が開示されないため安心、というのも特徴です。また、基本的にオンライン決済システムは初期費用、月額料金は無料。受け取り金額に対する % を支払う仕組みです。
ここでは、越境ECを始める前に押さえておくべき3つのオンライン決済システムをご紹介します。
PayPal
ヨーロッパやアメリカ、香港などで多く使われている決済方法です。カード情報はペイパルがしっかり保護。相手にクレジットカード情報を伝える必要がないことから安全性が高い仕組みとして、世界2億人以上・1800万店舗以上で利用されています。
・初期費用: 0円
・月額料金: 0円
・対応カード会社: Visa, MasterCard, American Express, JCB, Union Pay 他
・海外決済手数料(月間30万円以下の場合): 4.1% + 40円
*1,000万円超の場合、最大3.4%まで下がります。
・引出手数料: 0円(出金額5万円未満の場合は250円/件)
Paypalの特徴は、アカウントがあればログインするだけで支払いができるという点です。更に、Paypalはネットの買い物で問題があった際の保険もしっかりと完備しているので、安心して利用することができます。
また、国によっては、銀行のカードやキャッシュカードを使うことができます。
Stripe
2010年にアメリカで創業。日本でサービスが開始されたのは2016年ですが、早くも人気急上昇中の決済システムです。Paypalと異なる特徴としては、Paypalは決済時にPaypalの画面に切り替わってしまうのですが、Stripeの場合はウェブサイト上で決済完了まで全て行うことができる、という点です。
・初期費用: 0円
・月額料金: 0円
・対応カード会社: Visa, MasterCard, American Express, JCB 他
・決済手数料: 3.6%
・引出手数料: 0円
またStripeは、APIやその他のテクニカルな機能が非常に充実しており、プログラマーやエンジニアなら誰でも簡単にカスタマイズをして自社システム内にStripeの決済システムを組み込むことができることでも有名です。
Amazonペイ
2013年にアメリカでスタートしたサービス。Amazonペイを導入したECサイトでは、Amazonのアカウントでログインすることができ、そのアカウントに登録している住所やクレジットカード情報を利用できるサービスです。購入者側は、わざわざ住所やカード情報を入力する手間が省けるので、カートに商品を入れたまま立ち去る(決済に至らない)ケースを防ぐことができます。
この3つの決済システムについては、是非注目してみてください!
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