EC市場が拡大している今、色々なサービスやシステムが存在していますが、越境EC展開を考える際に重要なのはどこで販売するのかという事です。

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お勧めする出店方法として、大きく二つに分けることができます。

①モールでの出店
モールは、実店舗で例えるならば「大型ショッピングセンター」や「デパート」です。有名なショッピングセンターであれば、サービスが充実しているためショップをオープンしやすく、またオープンしてすぐにでも集客を見込めます。ユーザーは「店」目当てではなく、「商品」を探しにくる確率が高いので、検索にヒットすれば、あとは価格や評価によって購入まで簡単に繋げる事ができます。いきなり自社ECサイトを構築して孤軍奮闘するより、各国ですでに高い集客力をもつモールを有効活用していく方が、はじめはスムーズに展開できるかもしれません。

ただし、モールに出店する際のデメリットもあります。一つは「価格競争に陥ること」、もう一つは「ブランディングを確立しにくい事」です。モールでは同じ商品でも全く違う値段で売られていることがよくあります。同じものであればもちろん安く買えた方が嬉しいですし、商品名で簡単に検索して安い順に並べ替えをすれば同じ商品を取り扱っているショップがずらりと出てきます。自分のショップがそのリストの中の一つになり、存在感が薄れてしまうためショップを覚えてもらえない、リピートに繋がりにくいという事がよくあります。また、モール側に支払う初期費用や月額費用・ロイヤルティなどのランニングコストが利益向上の妨げになり得ることも否めません。

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Amazon
アメリカ国外にも13カ国で展開している世界最大手のECモール。

楽天
国内に4.1万店舗の加盟店を持つ、国内最大規模の総合ショッピングモール

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北米、欧州、アジアを中心に、世界中に出品・販売・輸出できるオンライン・マーケットプレイス。世界最多の利用者を持つ。

②自社サイトを作成し、独自ドメインを取得する
自社サイトは、開始するまでの決定事項が多く、敷居が高いと感じている方も多いのではないでしょうか。ショップ名はもちろん、デザイン、決済方法、配送方法や送料、特定商取引法、プライバシーポリシー、配信メールフォーマットなど、オープン前に決めないといけないことが盛りだくさんです。ただし、それは初めだけのこと。一度作成すれば、あとはSEOなどのマーケティングに専念できます。自社サイトはモールと比べてオリジナリティのあるサイトを作ることができます。自社サイトに買いに来るユーザーは自社ブランドや独自商品に興味を持っています。ブランディングを確立しやすいと言えるでしょう。また、アクセスや閲覧回数、カート放棄率など、細かい分析ができることもモールとの違いです。自社サイトでは顧客情報を自由に活用できるので、それを基にメルマガ配信やDM配信など、販売戦略に応じた顧客アプローチが可能です。

デメリットとしては、やはり「モールと比べると、構築まで手間がかかること」、「すぐに集客を見込めない」、「はじめは信用性が低い」ことが挙げられます。

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Shopify
カナダ発のショッピングカートシステム。
オリジナリティのあるサイトが作れて、かつシンプルで使いやすい、今世界中で大人気のショッピングカートシステム。オリジナルのドメイン名からデザイン性に優れたテンプレートまで、 個性を反映させたストアを簡単に作成することができる。

WooCommerce
WordPressへEC機能を追加できるプラグイン。WordPress製のサイトやブログならなんでも、WooCommerceでショッピングカートの機能を追加し、ネットショップへ変身できる。

Prestashop
イーコマース向けのOSS(オープンソースソフトウェア)。多言語・多通貨対応のECサイト構築ソフト。

Magento
ECサイト構築用のオープンソースソフトウエア。Magentoで構築されたサイトの数は世界25万サイト以上。小規模から大規模サイトまで幅広いサイトで利用されている。

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以上、いかがでしたか? 越境ECといっても、どこでどのように販売するかによってショップのイメージやターゲットも変わってきます。販売しようとしている商材がどちらにマッチしているのか、ということも含めて検討してみてください!


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