国内向け発送の場合、荷物が届かない!という問題に直面することは少ないと思いますが、海外発送の場合、荷物を発送した後に「いつ届くのか」「どう追跡すれば良いのか」「追跡情報ってどういう意味なのか」という疑問・不安を抱えている人も多いでしょう。

越境ECストアを運営しているセラー様や担当者の方は特に、荷物の追跡に関する問い合わせを受ける事が多いと思いますので、「荷物の追跡と配達状況の確認方法」についてよく理解しておく事が大切です。

本記事では、国際郵便で発送した後のフローや荷物を追跡する方法などを含めて解説していきたいと思います。海外発送を検討しているECストアのセラー様や、荷物の追跡について知識を深めたい方は、ぜひ参考にしてください。

  • EMS配達状況を確認する方法
  • 配達状況詳細の意味を解説!
  • EC事業者がやるべき「発送通知」

EMS配達状況を確認する方法

まず、国際郵便EMSの配達状況を確認する方法をご紹介します。

EMSで荷物を発送した後、EMS送り状(ラベル)に記載されているお問い合わせ番号で荷物の追跡を確認できます。EMSのお問い合わせ番号は、EN 〇〇〇 〇〇〇 〇〇〇 JPの13桁の番号です。

以下の流れで荷物の追跡を行うことができます

1. 国際郵便物EMS送り状のお問い合わせ番号を確認する

EMS送り状(ラベル)にも記載されますが、EMS追跡に必要な番号は、右上にあるお問い合わせ番号(item number)です。

EMS送り状(ラベル)

2. EMSのお問い合わせ番号で追跡する

お問い合わせ番号を利用して、以下、郵便局の郵便追跡サービスにて配達状況を確認することが可能です。

郵便追跡サービス - 日本郵便
郵便追跡サービスのサイトです。あなたがお出しになった郵便物等・ゆうパック・国際郵便物が、お届け先に配達されているか今すぐ調べられます。

「個別番号検索」または「連続番号検索」があり、個別番号検索の場合、10件の出荷を同時に追跡することが可能です。

お問い合わせ番号で検索した際に表示される画面は以下の通りです。

配達状況詳細の意味を解説!

次に、国際郵便EMSの各トラッキングステータス(荷物の追跡)の意味を解説していきます。ぜひ最後まで読んでくださいね!

まず、送り状を発行した後のステータスを一緒に確認していきましょう。EMS送り状を発行した後、 追跡サービスで検索してみると、このようになります。

  • お問い合わせ番号が見つかりません。お問い合わせ番号をご確認の上、お近くの取扱店にお問い合わせください。

上記のメッセージは、送り状を発行して実際に出荷がまだされていないということを意味します。郵便局にて、送り状にあるバーコードがスキャンされてから、システム上で配達状況を確認できるようになります。

  • 引受:EMSの荷物を引き受けたこと
  • 中継:他の郵便局を通過したこと(追跡の際、取扱局が表示されます。国内の配送距離が長い場合は、「中継」という履歴が複数表示される場合があります)
  • 国際交換局に到着:発送元の国際交換局に到着した、または、宛先の国際交換局に到着したこと(追跡の際、取扱局と県名・国名が表示されます)
  • 国際交換局から発送:国際交換局から次の施設または宛先に発送したこと(航空機や船が出発した日時とは一致しないことがあります)
  • 税関検査のため税関へ提示:税関にて、日本から到着した荷物がインボイス記載内容と相違ないか、各国の禁止品目に該当していないかチェックする作業を行なっていること
  • 通関手続中:荷物は、宛先の国際交換局に搬入され、通関手続きを行っていること(商品代金の確認、ブランド品の審査、インボイス記載不十分などの理由で「通関手続中」という履歴が複数表示される場合があります。また、繁忙期など混雑する時期、数日かかる場合があります)
  • 税関から受領:税関で開封された荷物金額の総額は、規制を超えてVATが発生しましたが、受領済みです。
  • 区分局に到着:そのエリアの荷物が一旦集まる区分局に到着したこと(宛先によって「区分局に到着」という履歴が複数表示される場合があります)
  • 到着:荷物が配達局に到着したこと
  • 配達局から出発:荷物は配達局から出発し、配達中ということ
  • 配達局で保留:配達した際に不在などの理由で郵便局の最寄りの支店に保管中とのこと(保管期限が過ぎたら日本に返送されるので、ご注意ください)
  • お届け済み:荷物の配達が完了したこと
  • 差出人に返送:荷物は差出人に返送したこと
    返送は、さまざまな理由がありますが、主な返還理由は以下の場合となります。(トラブルが発生し国際郵便物が戻ってきた場合、英語やフランス語で表記されます)
英語フランス語意味
RETURNRETOUR返還
UNKNOWNINCONNU受取人宛所に尋ね当たらない
MOVEDDÉMÉNAGÉ転居先不明
IN TRAVELEN VOYAGE旅行中
REFUSEDREFUSÉ受取拒絶
DECEASEDDÉCÉDÉ受取人死亡
UNCLAIMEDNON RÉCLAMÉ保管期間経過

郵便追跡サービスのサイトには、国際郵便物の追跡を行える期間は約12ヵ月間という記載があります。

EC事業者がやるべき「発送通知」

EC事業者の場合、特に越境ECで販売する事業者は、「出荷通知」がとても重要になります。海外の購入者様が不安を感じないために、お問い合わせ伝票番号(トラッキング番号 / 追跡番号)を事前に知らせておく事が大切です。

でも、送り状を一件ずつ発行して、お問い合わせ番号を店舗管理画面にて一つずつ入力するのは時間がかかります。

そこで、活用いただきたいのが、送り状発行システムShip&coです。
ECショップと国際郵便マイページサービスと連携し、一画面で送り状の発行やお問い合わせ番号の送信まで自動化できる、便利なツールです。Ship&coでは、送り状を発行したタイミングで、ECショップ側へお問い合わせ番号を自動的に送信することができます。国際郵便マイページサービスからECショップへのコピー & ペースト業務が不要になり、時間の節約に繋がります。

また、Shopifyショップの場合、Shopify発送通知メールを自動的に購入者へ送信する設定もあります。Shopifyの設定についてよく分からないという方は、ぜひ以下のShip&coブログもチェックしてみて下さい。

Shopifyの購入者様への発送通知にお悩みですか?
Shopifyストアから購入いただいた方にどう通知すれば良いか心配しているセラー様向けに、発送通知の自動配信メール設定について少し詳しく解説いたします。

また、Ship&coを導入すると、Ship&coアプリの発行完了画面からEMS荷物の輸送状況(配達状況)を確認できますので、非常に便利です。

EMSで頻繁に海外発送を行っているEC事業者やEC担当の方は、ぜひShip&coをお試しください。Ship&coでEMS送り状(ラベル)の作成に興味のある方は、以下のリンクをぜひ参考になさってくださいね。

国際郵便EMSラベルを簡単に作成する方法を紹介!EMSラベル発行システム2選を徹底比較!
EMSサービスを利用する際に必要な電子ラベルは、どう作成すればよいか不明でご心配の方向けに、ネットで国際郵便EMSラベルの簡単作成方法を紹介します。

送り状発行のステップを詳しく確認したい方は、こちらの動画をご覧ください。


送り状発行システムShip&coとは?

Ship&coは、EC事業者が配送業務において直面する課題を解決するために開発された、送り状発行システムです。シンプルで使いやすいWebダッシュボードと出荷APIを提供しており、注文情報を自動的に同期し、FedEx、UPS、DHL、ヤマト運輸、佐川急便などの配送会社の配送ラベルとコマーシャルインボイスを簡単に作成することができます。Ship&coを使うことで、煩雑な手作業を省くことができ、配送業務の効率化と正確性の向上を実現できます。

アカウントの作成はこちらからどうぞ。ご不明点がございましたら、hello@shipandco.comまでお気軽にお問い合わせください。

皆様の発送業務をより簡単になりますように全力でサポートして参ります 🚀