UPSの利用経験がなく今後導入を検討している越境EC事業者様は、出荷作業がどのようなものなのか、不安に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

・UPSってどうやって発送するの?
・UPSの送り状発行方法は?
・必要な書類って何があるの?

今回のShip&coブログは、こんな疑問にお答えし、UPSのことをバッチリ理解できるように必要なポイントをまとめましたので、参考にしていただければと思います。

  • UPS 国際輸送サービスとは?
  • UPS送り状の簡単作成方法は?
  • UPSとの契約条件は?
  • どんなオプションサービスがあるのか?

UPS 国際輸送サービスとは?

UPSは、世界的に有名なクーリエ業者の一つです。アメリカでのネットワークが強く、配送だけではなく、荷受人の荷物の受け取りオプションを複数提供しており、世界中の越境ECセラーに注目される配送サービスです。

UPSの国際輸送サービスは、以下のように4つのオプションがあります。

  • Worldwide Express Saver(ワールドワイド・ エクスプレス・セイバー)
  • Worldwide Express(ワールドワイド・ エクスプレス)
  • Worldwide Express Plus(ワールドワイド・ エクスプレス・プラス)
  • Worldwide Expedited(ワールドワイド・ エクスペダイテッド)

各サービスは、配達時間が異なり、それぞれ特徴がありますので、以下の情報をぜひチェックしてください。

2022 UPS® Rate and Service Guide(参考:UPS.com

UPS送り状の簡単作成方法は?

次に、UPSの送り状作成方法をご紹介します。UPS送り状を作成する方法としては、以下のように2つのオプションがあります。

  1. UPSオンライン・シッピング(UPS.comでの出荷)
  2. シッピングツール(Ship&coなど)

どちらも、同じように必要な書類である「送り状」と「コマーシャルインボイス」の作成が可能で、効率的な送り状発行方法となります。どちらのシステムを利用しても書類の作成に必要な情報は同じですので、以下の表をご確認ください。

項目名説明
依頼主荷送人住所、名前、メールアドレス、電話番号です。
出荷先荷受人住所、名前、メールアドレス、電話番号です。
パッケージ情報(貨物の詳細)サイズ (縦x横x高) 、梱包材、重量、数量です。
配送サービスオプションご希望する配送時間帯により、選択可能な配送サービス(UPS Saver、UPS Worldwide Express、UPS Worldwide Express Plusなど)です。
国際フォーム(貨物内容) 内容品種別(商品、贈り物など)、製品情報(内容物名、HSコード、原産国、合計金額)です。
追加オプション署名オプション、通知オプションなど、その他の追加サービスです。

国際フォームに必要なHSコードに関しては、以下リンクをご確認ください。

輸出時、必須知識のHSコードとは?
日本からの海外発送の際に、インボイスと送り状にHSコードが記載されることによって、税関職員がそのコードをもとにして該当する品目の関税等の税率を容易に調べることができますので、通関手続の時間短縮に資するものとなります。

UPS.comでの出荷は、「出荷の準備」メニューを選択すると、出荷作成ページにアクセスすることができます。その後、"どこへ"、"何を"、"どのように"、"詳細"、"支払い"、"レビュー"といった必要な項目をそれぞれ入力し、次にステップに進みます。

一方で、Ship&coの場合、事前にUPSと契約してShip&coアカウントにUPSアカウントを登録して連携を完了する必要がありますが、初期設定が完了した後、オンライン店舗から注文情報が自動同期されますので、同期された情報をチェックし、ツークリックで送り状を発行できるような仕組みです。

詳しくは、以下の案内動画をチェックしてください。

頻繁に海外へ発送をしない企業様の場合、UPS.comからラベルを作成する方が費用がかからず良いオプションかもしれませんが、越境EC事業者の場合、少なくとも週に数10件、または、週100件以上を発送する企業ですと、手入力作業を抑え、必要なタスクに時間をかけることも重要となりますので、ラベル発行作業は、やはり、Ship&coのようにオンラインショップと直接連携できるツールがおすすめです。

Ship&coで作成できるUPSの書類:

1. UPSのラベル(1枚):印刷し、貨物に貼り付け
2. UPSのコマーシャルインボイス - Invoice(3枚):印刷不要

UPSの海外発送は、ペーパーレスインボイスに対応しているため、基本的には、税関に必要な出荷データが電子で宛先の税関まで送信されますので、紙のコマーシャル・インボイスを印刷する必要がなくなります。

UPSの場合、DHLとFedExと異なっており、ペーパーレスインボイスを使うには、事前の署名・ロゴの登録が必要でなく、とても便利です。

UPS Paperless™ Invoiceは、発注、出荷処理を統合し、コマーシャル・インボイスを電子的に提出することにより、サステナビリティを支持し、紙のコマーシャル・インボイスを不要にして世界中の税関で通関処理を可能にする業界初のサービスです。 ペーパーレス出荷レーンの設定は、出荷ベースまたは出荷レーンで簡単に管理できるので、さらに柔軟な活用が可能です。(参考:UPS.com

UPSとの契約条件

次に、実際にUPSのサービスを利用する際、UPSとの契約を済ませる必要があります。UPSでは、アカウント開設の際、どういう条件があるのか一緒に見ていきましょう。

UPSのアカウント開設の条件としては「法人・または個人事業主」である必要があります。個人ではアカウント開設ができないので、割引適用やUPSサービスの利用ができません。

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*UPSアカウントナンバー発行から24時間以内に使用可能となります。

個人で1か月あたりの出荷が2~3回またはそれ以下の場合、ゲストとして貨物を出荷、追跡が可能です。 必要な場合はいつでも集荷の手配ができ、またはお近くの取扱店に貨物の持ち込みもできます。契約アカウントなしで、こちらのリンクから出荷の準備ができます。(参考:UPS.com

どんなオプションサービスがあるのか?

UPSは、多様なオプションサービスを提供しています。以下に、越境ECセラー様がよく導入するサービスを紹介します。

署名オプション

UPSの配達確認方法として、次の2つの署名オプションを選択できます。日本からの発送の場合、USAとカナダ宛の貨物のみ署名オプションがあります。

  • 署名が必要: 荷受人の署名を印刷した紙コピーもしくはオンラインで確認
    (1件にあたり310円の追加料金がかかる)
  • 成人の署名が必要: 成人の荷受人の署名を印刷した紙コピーもしくはオンラインで確認
    (1件にあたり470円の追加料金がかかる)

補償対象申告価格

UPSは荷送人のための積荷保険を提供しませんが、補償対象申告価格という制度があります。

「補償対象申告価格」という欄にインボイス申告価格を入力頂ければUPSの責任において、荷物が紛失した場合あるいは破損が生じた場合には、その申告価格が補償対象となります。

  • 11,000円以下の場合、追加料金がかかりませんが、申告価格11,000円を超える部分から11,000円毎に130円の従価料金がかかります。

詳しくはUPSサービス約款を参照ください。

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送り状発行システムShip&coとは?

Ship&coは、EC事業者が配送業務において直面する課題を解決するために開発された、送り状発行システムです。シンプルで使いやすいWebダッシュボードと出荷APIを提供しており、注文情報を自動的に同期し、FedEx、UPS、DHL、ヤマト運輸、佐川急便などの配送会社の配送ラベルとコマーシャルインボイスを簡単に作成することができます。Ship&coを使うことで、煩雑な手作業を省くことができ、配送業務の効率化と正確性の向上を実現できます。

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