日本からの海外発送の際に、インボイスと送り状にHSコードが記載されることによって、税関職員がそのコードをもとにして該当する品目の関税等の税率を容易に調べることができますので、通関手続の時間短縮に資するものとなります。
その際に、正確なHSコードが適用されることが大事です。HSコードが間違っていると、商品に誤った関税や税金を支払う必要が発生するリスクも生じます。
HSコードとは?
「HSコード」とは、「商品の名称及び分類についての統一システム(Harmonized Commodity Description and Coding System)に関する国際条約」に基づいて定められたコード番号で、「関税分類番号」とも呼ばれます。
HSコードの調べ方は?
日本固有の統計番号を含めると、HSコード全体は9桁の統計番号として表示されることもありますが、Ship&coで送り状を作成する際に必要なのは、世界共通で利用される6桁の番号です。
日本から輸出する場合、税関ホームページの「輸出統計品目表」を利用し、HSコードを検索する事ができます。
ただし、本来、各物品に正確なHSコードを割り当てるためには通関士の専門知識が必要です。特殊な装置や、特殊な材質を使用した製品であるなど、通関時に懸念がある場合はお近くの税関官署にお問い合わせください。
Shopifyをご利用の場合は、Shopify商品管理ページでHSコードを検索、登録可能です。Shopify店舗に加された通関情報 (HSコード/カテゴリ名、原産国) は、Ship&coに自動同期されます。詳しくは、こちらをご確認ください。


また、Ship&coでも、設定画面の内容物リストにてHSコードと内容物の登録が可能です。
HSコードの記載場所は?
国際郵便・EMSの場合、送り状とインボイスにHSコードが記載されますが、その他の運送会社 (FedEx、DHL、UPSなど) の場合、インボイスのみにHSコードが記載されます。


送り状へのHSコードの記入は必須ではありませんが、未記入の場合は通関手続に時間がかかることがありますので、その点を意識しながら出荷作業を進めましょう。