準備はいいですか?E-コマースの販売者に対する新しいVAT規則が7月1日に施行されます。この変更は、EUの国境を越えた取引を促進し、公正な競争を確保するためのものですが、その内容はとても理解しにくいものです。(欧州委員会による資料はこちら)この記事では、オンラインビジネスを管理し、小包を発送する際のトラブルを回避するために知っておくべきことを簡潔にまとめています。

新規制とは?

EUに輸入される22ユーロ以下のすべての商材に対する輸入VATの例外措置は今後廃止されます。7月1日以降、B2Cの販売者によるオンライン取引では、150ユーロを超えない委託品については、販売時にVATが課税されることになります。EUでは、輸入ワンストップショップ(IOSS)を導入し、EU加盟国と非EU加盟国の販売者が販売するVATの申告・納付を簡素化しています。しかし、この新しい規制は、主にAmazonやeBayなどのマーケットプレイスやその他の大規模な販売者を対象としています。

つまり、IOSSは必須ではありませんし、なくても出荷は可能ですが、チェックアウト時にEU諸国のお客様にその国のVAT税率を請求する場合は、IOSSを使用した方が良いということをご理解ください。

オンライン販売者として、知っておくべきポイントを簡単にご紹介します。

マーケットプレイス(電子インターフェース):

今後、マーケットプレイスは、オンライン販売者のデータ、商品情報、商品の価格を収集し、確認する必要が生じます。また、チェックアウト時のVATの収集、報告、送金、購入者へのB2C請求書の送付もマーケットプレイスの責任となります。

オンライン販売者の皆様:

150ユーロ以下の注文に対してVATを徴収することに同意するオンライン販売者は、輸入ワンストップショップ(IOSS)に申請してIOSS番号を取得し、税関申告のために製品を出荷する際に提供する必要があります。EU圏外の販売者は、EU加盟国での非連合国納税者としての登録を選択肢に入れることができます。

*電子商取引の販売者がIOSSを適用しない場合、購入者は商品の代金と共に配送料やカスタマー・エージェントのための費用を支払わなければなりません。

Ship&coでのアップデートは?

eBayやAmazonなどのマーケットプレイス・プラットフォームや、Shopify、WooCommerce、Magentoなどの非マーケットプレイス・プラットフォームなど、お客様がご利用のEコマース・プラットフォームによってアップデート内容が異なります。

マーケットプレイスの出品者様:

  1. eBay - 何も設定の必要はありません。必要に応じてシステムが自動的にeBayが提供するIOSSを取得します。
  2. Amazon - Amazonの販売者は、ショップの設定ページからAmazonのIOSS番号を追加することができます。
  3. Etsy - Etsyの販売者は、ショップの設定ページからEtsyのIOSS番号を追加することができます。

マーケットプレイス以外のセラー様:

IOSS番号をお持ちの方は、設定ページからShip&coのインボイス設定に追加することができます。

今回のアップデートは、アプリケーションサービスとAPIサービスの双方で、すべてがスムーズに機能するよう考えられております。Ship&coで出荷する際には、出荷ラベルにIOSS番号が自動的に表示されます。詳しくはサポートページをご覧ください。

各社のサービスでの具体的な情報をお探しであれば、輸送業者(FedExDHLUPS)やECストア(ShopifyWooCommerceeBayAmazonEtsy)も情報を提供しておりますし、より具体的な件についてはEUや税理士に相談なさってみてもいいかもしれません。