住所に誤りがある場合、商品がスムーズに配達されない可能性が高まります。この問題に対処するため、多くの配送業者は、配達先変更手数料を設定しています。

この記事では、国際郵便、DHL、FedEx、UPSで出荷した貨物の住所に誤りがある場合に発生する配達先変更手数料について詳しく説明します。

配達先変更手数料とは

配達先変更手数料とは、商品や郵便物の発送プロセス中に、受取人が最初に提供した配送先住所を変更する場合に発生する費用です。この手数料の目的は、誤った住所情報を提供した顧客に対する追加の費用をカバーし、効率的な配達を確保することです。

国際郵便の配達先変更手数料

国際郵便の場合、「宛名変更」という取扱いがありますが、お近くの郵便局に直接連絡し、手続きを行う必要があります。

なお、宛名変更を取り扱っていない国に宛てた郵便物については、交換局(外国に郵便物を発送する郵便局)の発送準備完了前に限り、宛名変更のお取扱いが可能です。

宛名変更の手数料は次のとおりです。

  • 差出郵便局の発送準備完了前にご請求された場合 無料
  • 差出郵便局の発送準備完了後にご請求された場合 貨物1件に530円

FedExの配達先変更手数料

FedEx貨物の配達先住所を変更するには、さまざまな対応があります。

配送人が荷送人の場合、出荷準備の際にFedEx Delivery Managerを有効にすると、海外の荷受人様が配達日や配達場所を無料でカスタマイズしたり、変更したりできます。このサービスを有効にすると、荷受人様はEメールまたはSMSで通知を受け取り、変更をリクエストすることができます。

しかし、変更の場合、同一市内の配達先住所のみ、無料で受付できます。ある都市から別の都市に貨物の転送をリクエストする場合は、追加の運送料金が適用されます。

FedExの貨物に配達先変更手数料が追加料金として適用された場合、貨物1件につき1,420円かかります。

DHLの配達先変更手数料

DHLで発送した貨物の送り状に記載した住所が誤っていた場合、DHLに連絡することで、配達先を変更可能です。その際、発生する「配達先住所修正手数料」は、貨物1件につき1,300円かかります。

UPSの配達先変更手数料

UPSは、DHLのように無料の住所変更ができず、有料の対応になります。例えば、発送伝票に記載された住所に間違いがあった場合やP.O.Box (私書箱) 宛てになっていた場合、住所変更手数料として貨物1件につき1,250円(1回の出荷の上限は4,000円)が発生します。

配達先変更手数料は、セラーが負担、購入者が負担?

セラーのミスで住所に誤りがある場合、配達先変更手数料は、当然ながらその手数料はセラーが負担することになります。その場合、配送のコストが高くなってしまうので、住所に誤りがないように気をつけておきましょう。

その場合、送り状発行システムShip&coを導入すると、EC店舗より受注データを自動的に同期することになるので、手動で住所を記入する作業におけるミスを防止することができます。

しかし、購入者側の何らかのトラブルやミスにより、配達先を変更する必要が生じた場合、一般的にはその手数料は受取人/購入者が負担することが多いです。

購入者が負担してもらうことは、一見簡単に思えるかもしれませんが、実際にはそれほど簡単ではありません。

特にDHL、UPS、FedExなどのクーリエサービスの場合、配達先住所変更手数料は通常、送料を請求するアカウントに課金されるため、セラーがその費用を負担し、手数料は一般的に1,250円から1,300円の範囲内で発生します。

手続きは、配達が完了した後に行われるため、セラーは購入者に経緯を説明し、交渉し、追加請求を行い、支払いを受ける必要があります。

このような問題を回避するために、以下の対策が考えられます。

  • 配送ポリシーにその情報を明確に記載しておくこと。
  • 購入者から「配達先変更」のリクエストがあった場合、配達先変更手数料が購入者の負担であることを明確に伝えておくこと
  • セラーが手数料を負担する場合、毎回コストを計算し、損失が生じないようにするための全体のコストを確認することが必要です。

このような注意事項を実践することで、配達先変更に関するトラブルを最小限に抑えることができます。

住所に誤りがないように気をつけましょう!

この記事では、配達先変更手数料について詳しく説明しました。正確な住所情報の提供は、商品が安全かつ迅速に届けられるために非常に重要です。住所誤りが生じると、遅延や返品、追加コストなどの問題が発生する可能性が高まります。住所に誤りがないように気をつけて、スムーズな配送を実現しましょう。

また、購入者から配達先変更リクエストがある場合、正確な住所情報の提供と適切なコミュニケーションによって、配達プロセスをスムーズに進め、トラブルを最小限に抑えておくことが重要です。


送り状発行システムShip&coとは?

Ship&coは、EC事業者が出荷業務において直面する課題を解決するために開発された送り状発行システムです。シンプルで使いやすいWebアプリならびに出荷APIを開発・提供しており、Webアプリでは、EC店舗の注文情報を自動的に同期してFedEx、UPS、DHL、ヤマト運輸、佐川急便などでの出荷に必要なラベルを簡単に作成することができます。Ship&coを使うことで、煩雑な手作業を省くことができ、出荷業務の効率化と正確性の向上を実現できます。

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