Ship&coは、先日トロントで開催されたShopify Unite 2019に参加してきました。Shopify Uniteは、世界中のShopifyパートナーやデベロッパーが一度に集まる、年に一度の大きなShopifyイベントです。

このイベントでは、Shopifyの最新のアップデート情報を得ることができ、また世界中のShopifyパートナーと話す機会があり、とても有意義な時間を過ごすことができました。 Shopifyが今年リリース予定のエキサイティングなアップデート情報は沢山ありましたが、今回は5つの重要なポイントをピックアップしてご紹介したいと思います。アップデートの全リストについては、こちらのShopifyブログをご確認ください。

Shopify Uniteのオープニング

1. Shopifyは、小規模〜大規模まで様々な規模のマーチャント向けサービスを用意しており、これまで以上に急速に成長している

現在170以上の国85万以上のShopify店舗が運営されています。 過去2年間で、Shopifyは2倍以上に成長しました。

過去2年間で、Shopifyは2以上に成長

Shopifyベーシックプランでは1日の受注数が1件の小規模セラーから、Shopify Plusでは1日の受注数が数百万件の大規模セラーまで、あらゆる規模のセラーに対応しています。

Shopifyはあらゆる規模のセラーに対応

Shopifyの成長はEC市場の変化を先導し続けています。

2.「グローバル」はShopifyの最大のテーマ

Shopifyは、北米、日本、シンガポール、香港、中国などの国々に現地オフィスを設置することで、北米以外での急速な拡大に注力してきました。同時に、多くのShopifyマーチャントが主に越境ECを行なっていることから、Shopifyは越境ECマーチャントの支援を推進しています。

越境ECマーチャント支援の1つとして、マルチカレンシー(複数通貨)のオプションです。Shopifyペイメントを使用すると、マーチャントは顧客に9つの主要通貨(GBP、AUD、CAD、EUR、HKD、JPY、NZD、SGD、およびUSD)を提供できます。

またShopifyは、マーチャントが英語以外の17の異なる言語を運営できるようになったことも発表しました。

:フランス語、ドイツ語、日本語、イタリア語、ブラジルポルトガル語、スペイン語、オランダ語、簡体字中国語、繁体字中国語、マレー語、ヒンディー語、スウェーデン語、デンマーク語、フィンランド語、ノルウェー語、韓国語、タイ語

3. Shopify独自のフルフィルメントネットワークを展開

初日の基調講演の終わりに、Shopifyの最高責任者Craig Millerは、Shopifyが独自のフルフィルメントネットワークを展開しているという大きな発表を行いました。 Shopify Fulfillment Networkは、AmazonのFBA(Fulfillment By Amazon)と同様で、マーチャントが在庫を保有し、配送センターが注文を処理する配送センターのネットワークです。

Craig MillerによるShopify Fulfillment Networkに関するプレゼンテーション

マーチャントにとっての利点は、顧客に最も近い配送センターを選択することによって、より早くより安価に出荷ができるということです。

Shopify Fulfillment Networkは現在米国でのみで運営されています。 Ship&coでは、Shopifyがどのようにして国際市場でこのネットワークを展開するのか、そしてそれがShopifyのマーチャントにどのような影響を与えるのか今後も注目していきたいと思います。

4.「オンラインからオフラインへ」がShopifyの大きなテーマ

最近では、Steve MaddenやSephoraなどの一流小売ブランドがShopify(オンライン)に移行し、Allbirdsなどの大手オンラインブランドがオフライン店舗(実店舗)の展開を拡大しています。

このことから、Shopifyはオンライン店舗とオフライン店舗(実店舗)を統一することを推進していると発表しました。

ShopifyのPOS(Point of Sales)システムでは既に、マーチャントが統一されたプラットフォームを使用してオンライン店舗と実店舗の両方を管理するのをサポートしてきました。
今回、Shopifyはこの取り組みの新たなアップデートを発表しました。それは、ロイヤリティやプロモーション内容をチェックアウト時に直接(外部アプリにリダイレクトせずに)同期できる機能と、店員が店内のどこに居てもチェックアウト(会計)を処理できる新しいハードウェアです。

Arpan PodduturiによるShopify POSに関するプレゼンテーション

5. 新チェックアウトAPIがもたらす新たな変化について

Shopifyは、新たにチェックアウトAPIを開発しました。

これにより、「購読機能」がチェックアウトに追加されるようになりました。顧客はチェックアウト時に外部アプリを使用せずに簡単に「購読」を購入できるようになります。実際、この機能はShopifyチェックアウトに直接組み込まれるため、既存のサブスクリプションアプリ(購読機能アプリ)は今年の後半には使用できなくなります。既存のサブスクリプションアプリ開発者は、新たなチェックアウトAPIリリースに向けてシステムを再構築する必要があります。

以上が5つの主なポイントです。詳細については、Shopifyのブログを是非チェックしてください。

また、Shopify PartnersのYouTubeチャンネルでも、Shopify Unite 2019プレゼンテーションを全て見ることができます

Shopifyショップを始めてみたいという方は、こちらから無料トライアルを開始できます。是非ご確認ください。


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