Link Collectiveは、日本のブランドで、現代的な風呂敷を提供しています。Link Collectiveは、海外のデザイナーとの革新的なデザインコラボレーションを通じて、伝統的な風呂敷を機能的なバッグやスタイリッシュなスカーフに再構築しています。Link Collectiveは、EtsyショップとShopifyショップを運営し、海外向けに風呂敷を販売しています。
Link Collectiveでは、ShopifyとEtsyの発送に必要な送り状を作成するために、Ship&coというShopify配送アプリを利用しています。
今回は、Link Collectiveの代表であるボウスキル京子様に、Linkブランドを始めたきっかけやEtsyとShopifyの運営についてお話を伺いました。
事業を始めたきっかけ
ボウスキル京子様は、小売業界での10年間の経験を活かし、日本製の商品を世界的にプロモーションする情熱を持ち、国際市場向けに伝統的な日本製品を現代化することを目指しました。
そのビジョンを実現するために、日本で6年間を過ごした英国のグラフィックデザイナーとコラボレーションしました。デザイナーは独自のデザインを作り出し、ボウスキル様は販売とマーケティングを担当しました。そこで、Link Collectiveは、2011年にEtsyでデビューし、その後、Shopifyストアを含めた事業の拡大を図りました。
最初に、Link Collectiveは2つの異なる商品で試行し、特にPinterestなどのソーシャルメディアプラットフォームを活用して風呂敷の利用を促進することに注力しました。当時、風呂敷の利用はあまり一般的ではありませんでしたが、数か月後には多くの注文を受けるようになりました。
現在、Link Collectiveは、6〜7人の国際的なデザイナーとのコラボレーションを行っており、主にEtsyとShopifyを通じて消費者向けに販売しています。リピート顧客を中心に、国内外のいくつかの店舗に商品を流通させています。ブランドの主要な市場は米国とヨーロッパであり、アジアでも特に香港やシンガポールでの売上が大きいです。
LinkがEtsyとShopifyを活用してブランドを強化
ボウスキル様は、EtsyとShopifyを顧客層に応じて区別し、それぞれ活用してブランドを強化しています。
「Etsyは新しい顧客を発見するためのハブとして機能し、新規顧客の獲得や売り手のショップへの集客に非常に効果的です。プラットフォームは忠実なファンからのお気に入りやレビューの受け取りを容易にし、売り手の信頼性を高めます。
一方、Shopifyはデジタル名刺のような存在です。既にブランドをフォローしていて以前に購入したことのある忠実な顧客を維持するのに最適です。LinkはInstagramとShopifyストアを連携させることで、既にブランドに馴染みのある顧客を引き付けています。」とボウスキル様が説明しました。
Etsyの注目すべき特徴の1つは、高品質な商品写真とコンテンツへの重視です。プラットフォームは売り手がリスティングを向上させ、コンテンツ戦略を最適化するための貴重なレッスンやリソースを提供し、Etsyの「ゴールデンルール」に従います。商品のプレゼンテーションを優先することで、売り手は競争力を持ち、ビジネスを成功させることができます。LinkはShopifyの商品プレゼンテーションにもこのルールを適用しています。
Etsyでの露出を高めるためには、ショップ内の商品数を増やすことも重要な要素です。Etsyのアルゴリズムは商品の幅広いラインナップを好み、売り手が商品の撮影を外部に委託し、個別の商品ページを作成することが必要とされています。時間とお金を投資することになりますが、Etsyでの売上潜在能力を最大化したい売り手にとっては、投資に見合った成果が得られることが多いです。
Ship&co導入のきっかけ
ボウスキル様は、EtsyとShopifyの両方で風呂敷製品を販売していますが、日本郵便のウェブ配送サービスに不満を持っていました。特にEtsyとShopifyの両方の注文を受け付け始めたときに、配送プロセスがチームにとってしばしばストレスフルであることに気付きました。日本郵便が提供する公式の配送ツールで注文をまとめるのが難しかったのです。ユーザーフレンドリーなUIがなく、配送ラベルを作成する時に時間がかかるほか、ECサイトの注文を手動で処理する必要がありました。
彼女はまず海外で人気のある解決策を探しましたが、日本から国際的に配送するのにうまく機能するものはありませんでしたし、日本郵便国際との統合もありませんでしたので、日本国内の代替案を探していました。
配送アプリとしてShip&cを導入したメリット
Linkは、配送ニーズについてShip&coを選びました。
ボウスキル様はオンラインの調査を通じてShip&coを知り、経験豊富なEC起業家によって開発されているため、その信頼性に気付きました。
「Ship&coは非常に使いやすく、配送プロセスを効率化する多くの機能を提供しています。これらの機能の中で、配送料金の比較ツールが特に有用だと感じました。異なるクーリエの配送料金を簡単に比較し、最も費用効果の高いおよび迅速なオプションを選択することができます。また、Ship&coは国際郵便サービスの一時中断、特に国際郵便のサービスの利用可能性を常に更新しています。これにより、配送ラベルを作成する前に制限事項を把握し、高額な配送ミスを回避するのにとても役立ちます」と、ボウスキル様が語りました。
導入後の効果、スムーズに海外発送を行うコツ
Ship&coの使用により、配送プロセスがこれまで以上に簡単になりました。Ship&coは自動的にShopifyとEtsyの注文を1つのインターフェースに同期し、Linkチームが配送をより速く管理できるようにしました。また、COVID-19の流行期間中に日本郵便国際の配送サービスが中断された際には、FedEx Expressといった複数のキャリアと簡単に配送できるようになりました。
Ship&coにより、倉庫システムに頼らずに配送を処理できるようになり、ブランドや中小規模のECビジネスにとって優れた選択肢となりました。
Linkチームは、ECサイトの注文を配送するために必要な作業を最小限に抑えることに成功しました。日々の業務が大幅に簡略化され、より少ない時間で管理できるようになりました。
スムーズに海外発送を行うコツ
最後に、Link代表のボウスキル様に越境EC事業を始めたい方向けの一言をお願いしました。以下の3点にまとめましたので、ぜひチェックしてください。
1. 効率良くすること: フローを先に考えて行動する
効率的な海外発送を行うためには、事前にフローを考えて行動することが重要です。発送のプロセスを見直し、無駄を省くために改善を検討しましょう。例えば、注文が入ったら即座に発送手続きを始めるなど、効率的なタイムマネジメントを意識しましょう。
2. 海外に恐怖心がある人がまだまだ多いけど、国内と同じだと思って欲しい
海外発送には恐怖心を持つ人がまだまだ多いですが、実際には国内と同じように手続きを行えます。正確な情報を入手し、発送先の国の法律や規制を理解することで、自信を持って海外発送を行うことができます。事前にリサーチを行い、正確な情報を持つことが大切です。
3. 関税などの最新情報を常にキャッチしていくことも大事
海外発送では、関税やその他の税金などの規制が存在する場合があります。これらの情報は日々変化しているため、常に最新の情報をキャッチしておくことが重要です。関連する公式ウェブサイトや政府機関の情報を確認し、適切に関税やその他の税金を計算し、手続きを行いましょう。関税の計算には正確性が求められるため、注意深く情報を収集しましょう。
海外発送は初めての場合には煩雑に感じるかもしれませんが、効率的なプロセスを考え、正確な情報を持つことでスムーズに行うことができます。国内と同じように臨み、最新の情報をキャッチしておくことを意識しましょう。
まとめ
以上、越境ECの経験が長い一つのブランド、Link Collectiveのことでした。Linkが事業を始めたきっかけやShip&coを選んだ理由など、多くの点をお伝えしました。皆様の事業の立ち上げと事業展開に少しでも役に立てると幸いです。
送り状発行システムShip&coとは?
Ship&coは、EC事業者が配送業務において直面する課題を解決するために開発された、送り状発行システムです。シンプルで使いやすいWebダッシュボードと出荷APIを提供しており、注文情報を自動的に同期し、FedEx、UPS、DHL、ヤマト運輸、佐川急便などの配送会社の配送ラベルとコマーシャルインボイスを簡単に作成することができます。Ship&coを使うことで、煩雑な手作業を省くことができ、配送業務の効率化と正確性の向上を実現できます。
アカウントの作成はこちらからどうぞ。ご不明点がございましたら、hello@shipandco.comまでお気軽にお問い合わせください。
皆様の発送業務がより簡単になるよう、全力でサポートして参ります!