ECサイトを運営するうえで、売上の安定やLTV(顧客生涯価値)の向上が期待できるサブスクリプション。
今回は、以下のような方に向けたShopifyのサブスクアプリについて解説します。
「Shopifyでサブスクを導入したい」
「Shopifyの定期購入のアプリにはどんなものがあるのか知りたい」
「サブスクアプリをより適したものに乗り換えたい」
Shopifyは全世界で100万以上のECストアで利用されているECプラットフォームで、アプリを追加することでサブスクなどの機能も追加することができます。
本記事では、おすすめのサブスクアプリを紹介するほか、導入時のポイントについても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
Shopifyのサブスクリプションとは?
まず、Shopifyのサブスクリプションについて解説します。
そもそも、サブスクリプションとは、定期購入のことです。定期購入は、ある一定の間隔で商品を購入できる仕組み、ビジネスモデルです。
たとえば、お米を毎日食べるAさんがいるとします。でも、お米がなくなった時に毎回注文するのは面倒ですね。そこで、Aさんはサブスク(定期購入)を契約します。これで1ヶ月に1回自動でお米が購入され、Aさんの家に届くようになるのです。
サブスクは、上記のような定期購入契約で、売上の安定や顧客の買い忘れ防止などが期待できるビジネスモデルといえます。
Shopifyでも、アプリを追加することで、このサブスク機能を導入可能です。
Shopifyのおすすめサブスクアプリ6選
本項目では、Shopifyで使えるおすすめアプリを紹介します。
今回紹介するのは以下の定期購入サービスです。
- Shopify Subscriptions
- Go Sub | 定期購入 | Subscription
- 定期購買
- Mikawaya Subscription
- NoCode Subscription
- かんたんサブスク
それぞれのアプリで利用料金や手数料、利用可能な機能が異なります。
具体的な料金や機能については、以下の項目でひとつずつ紹介しています。
Shopify Subscriptions
引用:Shopify Subscriptions
Shopify Subscriptionsは、Shopify純正のサブスクアプリです。
シンプルで無料で使えるという点が特徴で、最低限の定期購入機能を導入できます。
一方、初回割引や回数割引といった細かな設定には対応しておらず、よくある解約時のアンケートなどもないため、使用していて物足りないと感じることもあるかもしれません。
ただ、Shopify純正アプリかつ無料で導入できるという点においては、基本的なサブスク機能を利用してみたいという場合にも有用なのではないでしょうか。
【プラン・利用料金】
- 無料
【機能・サービス】
- サブスクリプションの作成
- 定期購入の変更やスキップ・停止機能
- 割引機能
- 通知メール
- 分析機能 など
Go Sub | 定期購入 | Subscription
引用:Go Sub | 定期購入 | Subscription
Go Sub | 定期購入 | Subscriptionは、無料から利用できるサブスクアプリです。
対応言語は英語、日本語で、管理画面の言語とストアフロントの言語設定にあわせて自動切替する機能があるなど、使いやすく設計されています。
その他にも、ダッシュボードで契約数や売上合計、平均売上や解約件数などの数値やグラフデータをチェックできるため、分析をおこないたい場合も便利です。
サポートも手厚く、ストレスなく利用できるとレビュー評価の高いアプリです。
【プラン・利用料金】
スターター:
- 無料インストール
- 販売手数料:2%
- 開発:無料
プレミアム:
- $39/月
- 販売手数料:0%
【機能・サービス】
- 定期購入オプション追加
- 複数のサブスクサイクル登録
- 通知メール
- 次回注文日の変更やキャンセル
- 他定期購入アプリからの乗り換えサポート など
定期購買
引用:定期購買
定期購買は、ハックルベリーが提供する知名度の高いShopify定期購入(サブスク)アプリです。
対応言語は日本語。
豊富な機能と高いカスタマイズ性を持ち、会員ランク機能など他にない機能も充実しているのが特徴です。
また、定期購買にはフリープランがあり、Shopify Paymentのテストモードで機能をチェックすることができます。
実際に利用する場合は有料ですが、利用者の声も高評価なため、本腰を入れてサブスクリプションに取り組みたいという場合もおすすめです。
【プラン・利用料金】
- フリープラン:無料(テストモード)
スタンダードプラン:
- 利用料金:$49/月
- 取引手数料:1%
エンタープライズプラン:
- 利用料金:$299/月
- 取引手数料:1%
【機能・サービス】
- 初回割引
- サンプル販売
- 年払い
- 頒布会
- サンクスページ
- LP一体型チャットボット連携機能 など
Mikawaya Subscription
引用:Mikawaya Subscription
Mikawaya Subscriptionは、日本製の定期購入(サブスクリプション)アプリです。
実際にサブスクリプションECサイトを運営しているfloorstandardが提供するアプリで、リアルなサポートが受けられるというのも特徴です。
複雑な設定も必要なく、簡単にサブスクリプション機能を導入できるほか、テストに便利な無料プランや定額プランがあります。
こちらのアプリも利用者の評価が高く、「対応が早く助かった」「丁寧な対応」という声も多数です。
【プラン・利用料金】
- Freeプラン:無料
Lightプラン:
- 利用料金:$12/月
- サブスク販売手数料:3%
Standardプラン:
- 利用料金:$12/月
- サブスク販売手数料:1%
Proプラン:
- 利用料金:$499/月
- サブスク販売手数料:1%
【機能・サービス】
- サブスクリプションの設定
- ボックス機能の設定
- ステータス変更・制御設定
- 2段階割引機能
- LPから直接チェックアウトページへ など
NoCode Subscription
引用:NoCode Subscription
NoCode Subscriptionは、わかりやすいプランと使いやすさが特徴の定期購入アプリです。
また、無料プランでも10件までのサブスクリプション契約をおこなうことができるというのもポイント。
定額プランもありますが、こちらの販売手数料は0%、どれだけ注文数が増えても料金は変わらずと、低コストで使いたいという方にもおすすめです。
複雑な設定不応ですぐにサブスクを導入できるうえ、シンプルながら必要な機能が揃ったアプリとなっています。
【プラン・利用料金】
- スターター:無料(10件のサブスクリプション契約まで無料)
ベーシック:
- 利用料金:$49/月
- 販売手数料:0%
【機能・サービス】
- サブスクリプション設定
- 最大・最小購入回数
- 割引機能
- 初回購入時設定
- 回数による特典設定 など
かんたんサブスク
引用:かんたんサブスク
かんたんサブスクは、ショップの規模に合わせて無料からプレミアムまで適したプランを選べるShopifyアプリです。
定期購入に必要な機能が充実しているうえ、アプリはたったの20秒で設定できるかんたんさを誇っています。
もちろん、わからないことがあったときもサポートがあるため安心。
使いやすくてサポートが手厚いというレビューも多く、無料で試せるため、はじめてサブスクを導入したいという場合にもおすすめです。
【プラン・利用料金】
スタータープラン:
- 無料インストール
- 決済手数料:5%
ライトプラン:
- 利用料金:$15/月
- 決済手数料:3%
プロプラン:
- 利用料金:$49/月
- 決済手数料:1%
プレミアムプラン:
- 利用料金:$99/月
- 決済手数料:1%
【機能・サービス】
- サブスクリプションの設定
- 最低購入数・最大購入回数の指定
- 解約時のアンケート機能
- 解析機能
- タグ付け機能 など
サブスク(定期購入)のメリット
サブスクリプションというビジネスモデルが浸透した現在、なぜこのように多くの企業に取り入れられているのか、実際にどのようなメリットが得られるのか気になる方もいるのではないでしょうか。
こちらの項目では、サブスク(定期購入)を導入することに対する、ECストア側とユーザー側の両方のメリットを解説します。
ECストア側のメリット3つ
Shopifyでサブスクを導入するECストアのメリットには、以下のようなものがあります。
- 収益の安定が見込める
- LTVの向上が期待できる
- 在庫管理しやすい
①収益の安定が見込める
サブスクを導入することで、ユーザーが継続的に商品を購入する仕組みができるため、収益の安定が見込めます。
通常購入と比較して長く購入してもらえることから、新規顧客を獲得するよりも広告費などを抑えつつ収益を上げられるというのもよい点です。
当然、定期購入を継続してもらうためにはニーズに合わせたサービスを提供し続けることが大切ですが、収益の予想が立てやすく安定しやすいサブスクは大変魅力的だといえるでしょう。
②LTVの向上が期待できる
サブスクを導入することで、LTVの向上が期待できます。
LTV(Life Time Value)とは顧客生涯価値のことで、一人の顧客が一生の間にもたらす利益のことです。
サブスクの場合、LTVは以下のように計算します。
LTV=平均購入単価×収益率÷解約率
昨今ではLTVが重視されていますが、これは新規顧客の獲得が困難で、既存の顧客に繰り返し購入してもらうほうがよいという考えなどが影響しています。
サブスクは継続的に商品を購入してもらうビジネスモデルのため、一人の顧客から長く収益を得られることから、LTVの向上に有効なのです。
③在庫管理しやすい
サブスクは、どのくらいの間隔で商品が出荷されるかあらかじめわかるため、在庫管理もしやすいというのもメリットです。
通常購入の場合、販売数の予測が外れてしまうと、在庫が大幅に余るケースも考えられます。
たとえば、100個用意していたけれど、30個しか売れなかった、などですね。
商品にもよりますが、余った物が劣化して、廃棄せざるを得ない状態になることもあるため、注意が必要です。
一方で、サブスクで定期購入してもらうことで、契約者の数からある程度必要な商品数が予測できます。契約者が30人なら30個用意しておけばよいなど、在庫管理がしやすくなるというわけです。
ユーザー側のメリット2つ
サブスクを利用することのユーザー側のメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 買い忘れを防げる
- 通常購入よりお得に買えることも
①買い忘れを防げる
ユーザーがサブスクを利用することで、必要な商品の買い忘れを防ぐことができます。
定期的に必要となる生活必需品や消耗品は、あらかじめ継続的に買わなければいけないことがわかっているので、サブスクを利用して月1回などのペースで届けてもらうと安心ですよね。
サブスクを利用しない場合、商品がなくなる都度購入したり、なくなることを見越して多く購入しておいたりする必要もあります。しかし、これでは買うのを忘れることや在庫がスペースを圧迫してしまうことも考えられるでしょう。
サブスクを利用することで、何も考えなくても必要なものが必要な時に届くのは、ユーザーにとってのメリットといえるのではないでしょうか。
②通常購入よりお得に買えることも
定期購入なら初回割引でかなりお安い金額で購入できたり、通常購入より○%割引されたりと、サブスクを利用することでお得にお買い物することができるケースも多くあります。
気になる商品が初回のみ大幅に割引されていて、試してみたい!と思ったことがある方もいるのではないでしょうか。これは、定期購入の契約を条件として初めの1回目のみ割引をするという方法ですね。
また、「定期購入なら通常購入の10%安い金額で買える」といったようなケースもあります。継続回数に応じて割引が大きくなるといったパターンもありますね。
継続的に必要になるものであれば、サブスクを利用することでお安く購入できてお得です。
サブスク(定期購入)のデメリット
サブスクはShopifyストア・購入者どちらにもメリットのあるビジネスモデルですが、一方でデメリットも存在します。
これらのデメリットを理解したうえでサブスク機能を運用することで、トラブルや失敗を避け、より顧客と良好な関係を築けるのではないでしょうか。
こちらの項目では、企業・購入者のそれぞれの視点から見たサブスクのデメリットを解説します。
ECストア側のデメリット2つ
企業側が定期購入を導入するデメリットとして、以下のようなものが挙げられます。
- 定期購入の解約が多いと大幅に収益が下がる
- クレジットカード等がない顧客に対応できないケースも
①定期購入の解約が多いと大幅に収益が下がる
定期購入は、毎週、毎月などのペースで定期的に商品を配送する契約のため、解約者が多いと、当然その分大幅に収益が下がることになります。
定期購入の解約の原因としては、商品が十分で余ってしまったというケースのほか、飽きてしまった、経済的に厳しくなった、継続するメリットがないといったところにあるでしょう。
企業側が定期購入を継続してもらうためには、継続期間に応じて特典をつけることや、定期配送の商品とともにサンプルをつけるなど、続けるメリットを感じてもらうなどの工夫が必要です。
②クレジットカード等がない顧客に対応できないケースも
Shopifyで定期購入を導入する場合、クレジットカードなどを持っていない顧客に対応できないといったケースが考えられます。
なぜなら、Shopifyにおけるサブスクリプションでは、ShopifyのSubscriptionAPIが対応していない決済方法での支払いができないことがあるためです。
そのため、たとえば通常商品と定期便となる商品を同時購入する際、いつも使える決済方法が使えないといったことが起こることもあります。
商品の販売ターゲットとなる層にもよりますが、支払い方法が制限されることで対応できない顧客が出てしまうのは、企業側にとって機会損失となり、デメリットといえるかもしれません。
ユーザー側のデメリット2つ
Shopifyでサブスクを利用することに対するユーザー側のデメリットして、以下のようなものが挙げられます。
- 必要ないときは解約しなければならない
- 解約し忘れで経済的な負担がかかることも
サブスクのデメリットは、消費者にとっては時に大きな問題となりうるものです。
ユーザーと長期的で良好な関係を保つためにも、これらのデメリットを把握して対策していく必要があるといえるでしょう。
①必要ないときは解約しなければならない
ユーザー側のデメリットして、商品が必要ないときはサブスク契約を解約しなければならないという点が挙げられます。
しかし、解約手続きが面倒くさいという人や、そもそも契約していることを忘れているといったケースもありがちです。
必要な時に購入する通常購入と比較して注文しなくても届いてしまうという点においては、このようなデメリットがあるのですね。
②解約し忘れで経済的な負担がかかることも
サブスクを解約し忘れてしまい、気づかぬうちに支払いが発生しているというケースがあります。
商品が必要なくなっても届くまで忘れていて、すでに請求されていた!という場合もあるでしょう。
上記で述べたデメリットとあわせて、サブスクは解約に関する問題がユーザーにとって負担になることがあります。
ECサイト側は、ユーザーにとって解約しにくくするのではなく、休止手続きを手軽にできるようにすることで、これらのデメリットを軽減し長期的に良好な関係を築くことができるのではないでしょうか。
Shopifyにサブスクを実装する方法は主に2つ
Shopifyにサブスク(定期購入)を導入するには、主に以下の2つの方法があります。
- APIを使用する
- Shopifyアプリを使う
それぞれの方法で導入の難易度なども異なりますので、以下の項目で解説します。
APIを使用する
Shopifyで定期購入を導入する方法として、APIを利用するというものが挙げられます。
APIとは、簡単にいうとシステムをつないで機能を利用できるようにするものです。
Shopifyでは、以下のようなAPIを使って、サブスクリプションを導入することができます。
- Subscription Contract API
- Selling Plan API
- Customer Payment Method API
APIを使用してサブスクリプションを導入するには専門知識が必要なため、難易度が高めです。
APIのほかにはアプリを使用する方法があり、APIよりも導入のハードルが低いため、一般的にはそちらの利用がおすすめといえるでしょう。
Shopifyアプリを使う
Shopifyでは、ショップに機能を追加できるアプリが配信されています。
APIと比較して、アプリをインストールして設定をおこなうだけなので導入しやすいのがメリットです。
アプリを導入することで、定期購入に必要なプランの作成だけでなく、スキップ機能や割引といったさまざまな機能を使うことができます。
アプリを使うためには月額料金や決済手数料といった利用料金が発生するため、必要な機能とコストのバランスを考えて検討するのがおすすめです。
Shopifyでアプリを使ってサブスクを導入する手順
Shopifyで定期購入を導入するには、アプリの利用が簡単でおすすめです。
アプリでサブスクを導入するには、以下のような手順を実施します。
- Shopifyに登録してecサイトを作成する
- 定期購入アプリをアプリストアから追加する
①Shopifyに登録してオンラインストアを作成する
すでにオンライストアがあり、Shopifyもしている場合は次の手順をお読みください。
まずは、Shopifyに登録・オンラインストアを作成します。
Shopifyは3日間無料体験が利用できるほか、その後1ヶ月は1ドルで利用可能です。
②定期購入アプリをインストールする
次に、定期購入に必要なアプリをインストールします。
Shopifyの場合、アプリはShopify管理画面などからアプリストアへアクセスし、そこから検索してダウンロード可能です。
ダウンロードが済んだら、アプリ管理からダウンロードしたツールを選択して、インストール等の必要な手順を実行しましょう。
その後も、各アプリの案内に従って、定期購入プランや割引などの設定を進めます。
Shopifyのサブスクアプリを選ぶ時のポイント3つ
Shopifyでサブスクアプリを選ぶうえでは、以下のような点に注目するとよいでしょう。
- 対応言語に注意
- ほしい機能はそろっているか
- コスト面は利用料金だけではなく手数料もチェック
1. 対応言語に注意
Shopifyのサブスクアプリを選ぶときは、対応言語をチェックすることをおすすめします。
海外製などで日本語に対応していないアプリを選んでしまうと、変換等の余計な手間が発生するなどの問題があります。
たとえば、日本向けのオンラインショップを運営しているなら、日本語対応しているアプリを選びましょう。
日本製サブスクアプリも複数あり使いやすいものも多いため、対応言語で選択肢を絞っても問題ないと思います。
2. ほしい機能はそろっているか
サブスクアプリを導入する際は、必要としている機能がしっかりとそろっているか確認しましょう。
Shopifyのサブスクアプリの中には、基本的な機能だけではなく、ボックス(バンドル)機能や購入回数による割引機能などの独自の機能を備えたものがあります。
一方で、利用料金が無料またはリーズナブルでも必要な機能がないというケースもあるため、注意が必要です。
コストだけではなく、機能やサポート面で満足できるものを選択するのがおすすめといえるでしょう。
3. コスト面は利用料だけではなく手数料もチェック
Shopifyのサブスクアプリを選ぶ際は、利用料金の他に手数料もチェックしましょう。
サブスクアプリの利用には、月額料金といった固定費だけではなく手数料がかかるケースもあります。
手数料は、アプリの料金の部分に「販売手数料○%」「決済手数料○%」といった形で表記されています。
手数料は各アプリ・プランで幅広い金額で設定されているほか、利用料金と比べて小さい文字で書いてありますので、注意して確認しましょう。
Shopifyでサブスクアプリを使う際の注意点
Shopifyにはアプリで手軽にサブスクアプリを導入することができますが、いくつか気をつけるべき点もあるため注意が必要です。
Shopifyでサブスクアプリを使う際の注意点には、以下のようなものがあります。
- Shopifyサブスクの支払い方法は限定されている
- アプリを複数使うことで表示速度等に問題が起こることも
1. Shopifyサブスクの支払い方法は限定されている
Shopifyでアプリを使ってサブスク機能を追加する場合でも、支払い方法が限定されるケースがあるため注意が必要です。
理由は、Shopify Subscription APIが、現在以下の支払いのみの対応だからです。
- Shopify ペイメント(VISA、MASTER、AMERICAN EXPRESS、JCB)
- PayPal
- Google Pay
- Shop pay
定期購入の対象となる商品と同時に通常商品を購入する場合にも、支払い方法が上記に限定されるケースがあります。
2. アプリを複数使うことで表示速度等に問題が起こることも
Shopifyアプリは追加するだけでさまざまな機能が使えるようになる便利なものですが、複数のアプリを使っていることが原因でサイトの表示等に問題が発生することもあります。
たとえば、動作の速度が遅くなって、いわゆる「重い」状態になってしまったり、表示が崩れてしまうというケースも考えられるため、注意が必要です。
サイトの表示速度や動作速度が遅くなると、ユーザーが離脱しやすくなるという調査結果もあります。
アプリを追加する際は、上記のような表示に関する問題が起きていないか確認しながら作業をおこなうのがおすすめです。
Shopifyのサブスクアプリは対応言語や必要な機能で選ぼう
今回は、Shopifyのサブスクについて解説しました。
サブスクリプション、定期購入をECサイトに追加することで、企業側だけではなく、ユーザーにとっても大きな恩恵があります。
一方で、ショップに適した定期購入機能の導入や、継続的にサブスクを継続してもらうためには、企業側の努力や工夫が必要です。
Shopifyのアプリを活用すれば、比較的簡単に定期購入機能を追加できますので、必要に応じてテストが可能なアプリなどを試してみるのもよいでしょう。
アプリごとに対応言語や利用可能な機能も異なるため、それらの点に注意しつつ選ぶのがおすすめです。
関連記事:Shopify店舗の最適な運営業務:注文配送プロセスを最適化
Shopifyのサブスク配送ならShip&coがおすすめ
Shopifyでサブスクリプションを利用する場合も、送り状発行・出荷管理システムのShip&coがおすすめです。
Ship&coアプリでは、複数の運送会社ならびにECプラットフォーム・カートをひとまとめに管理することが可能です。
Ship&coは数多くのECプラットフォームのほか、Shopifyとも連携。Ship&coを利用すれば、Shopifyの受注情報がリアルタイムで同期され、わずか最短2クリックで送り状の発行ができます。サブスクによる定期配送もシームレスにおこなえるでしょう。
いつでも無料で相談可能で、新規アカウント作成から最初の2週間は無料体験の期間が設けられています。気になる方はお気軽にお問い合わせください。アカウントの作成はこちらからどうぞ。
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