Shopifyの送料設定方法は?地域や重量、商品ごとの設定方法を解説

Shopifyの配送料は、地域別・重量別・商品別や送料無料など柔軟に設定できます。画像付きで送料設定の手順や配送ポリシーページの作り方などを解説。

机の上に置かれた電卓やペンや紙幣

Shopifyでネットショップを立ち上げる際、多くの運営者が直面する壁が送料の設定です。配送先の地域や商品に応じて送料を検討するのは手間のかかる業務です。配送設定を誤ると、利益を圧迫するだけでなく、トラブルにもつながりかねません。

この記事では、Shopifyの送料設定の基本となる配送プロファイルの設定から、地域別・重量別・商品ごとの配送料設定方法までを解説します。近年需要が高まっているローカルデリバリーや店舗受け取りなども紹介します。

※本記事は、2024年11月の記事を2026年3月にリライト・公開しています。

Shopify送料設定の仕組み

Shopifyは、誰でも簡単にネットショップを開設・運営できるECプラットフォームです。商品管理や決済、配送設定を一括で管理できるのが特徴です。

Shopifyには4種類の料金プランがあり、契約プランによって利用できる配送機能が異なります。上位プランのプレミアムおよびプラスでは、「外部サービスの計算済み配送料」を利用でき、会計画面に自動計算された送料を表示することが可能です。

下位のベーシックやスタンダードも、標準機能のみで柔軟な送料設定が行えます。「全国一律送料」や「地域別送料」、「完全送料無料」、「一定金額以上で送料無料」などの基本的な形式に加え、重量別・価格別・商品別などの送料設定もできます。

Shopifyの配送プロファイル

Shopifyの配送プロファイル

Shopifyの配送プロファイルは、商品、発送元 (ロケーション)、配送エリアなどを軸に送料や配送ルールを管理できる機能です。初期状態ではすべての商品が「基本配送プロファイル」に割り当てられているため、すべての商品に同じ送料を適用する場合は、通常この配送プロファイルで設定を行います。

しかし、取扱商品が増えてくると、「1㎏以上の商品だけ送料を変えたい」などのニーズも出てきます。そのような場合に役立つのが「カスタム配送プロファイル」です。大型商品や冷凍品など、特定の商品に限定して、個別に送料や配送ルールを設定できます。

配送プロファイルを適切に使い分ければ送料設定が自動化され、スムーズな配送運営につながります。

Shopifyの送料設定方法

Shopifyの配送と配達に関するメイン設定画面

Shopifyの送料設定は、管理画面内の「配送と配達」から行います。ここでは、送料設定の画面を確認しながら、基本的な配送料と地域別配送料の設定手順を順を追って解説します。

基本の配送料

 Shopifyの一般配送料設定画面

多くの商品に共通する送料は、基本配送プロファイルで設定します。操作は管理画面から進めます。日本国内の送料を設定する場合の手順は次のとおりです。

  1. 管理画面の「設定」から「配送と配達」の項目を選択
  2. 「配送」セクションの「適用対象の料金」横のメニューからゾーンを設定
  3. 配送エリアの対象が日本全国になっているかを確認
  4. 「配送料金を追加」をクリックし、カスタム料金名や価格を入力する

初期状態では一律料金が入っているため、必要に応じて変更してください。「カスタム料金の名前」は注文画面に表示されるため、内容が伝わる表記にしましょう。海外販売を行わない場合は、国際配送の設定を削除すると管理が簡単になります。

地域別の配送料

Shopifyの配送エリア設定画面

地域別送料は、配送エリアを追加して管理します。日本国内の地域別送料を設定する手順は次のとおりです。

  1. 管理画面の「設定」から「配送と配達」を開く
  2. 編集したいプロファイルを選択する
  3. 配送プロファイル内で「配送エリアを追加」を選択
  4. ゾーン名を入力
  5. 「配送エリア」で日本を選択し、配送料を指定したい対象地域のみチェックを入れる
  6. 「配送料金を追加」で金額を設定

地域指定は国や都道府県単位だけで選択できます。配送エリア作成後は金額を設定しましょう。保存すると、下記のように該当エリアの注文には指定した送料が反映されます。同様の手順で複数地域を登録できます。

Shopifyの配送地域ごとの概要画面

注文金額別の配送料

Shopifyの配送料金における条件付き価格設定の画面

Shopifyでは、「5,000円以上で送料無料」などのように注文合計金額に応じて送料を変更できます。設定は基本配送プロファイルから行います。

  1. 管理画面の「設定」から「配送と配達」を開く
  2. 編集したいプロファイルを選択する
  3. 送料を適用する地域(例:日本全国、特定都道府県など)を選択する
  4. 「配送料金を追加」を選択

「条件付き価格設定を追加」をクリック:

  1. 「注文金額に基づく」を選択する
  2. 「最低価格」と「最高価格」を設定し、その範囲に応じた配送料(定額料金や無料)を設定する 例: 「0円~5,000円未満」は800円、「5,000円以上」は無料 など

重量別の配送料

Shopifyの配送料金における条件付き価格設定の画面

商品の重さを基準に送料を算出する仕組みも設定できます。ただし、利用するにはすべての商品の正確な重量を登録する必要があります。設定手順は以下のとおりです。

  1. 管理画面の「設定」から「配送と配達」を開く
  2. 編集したいプロファイルを選択する
  3. 送料を適用する地域(例:日本全国、特定都道府県など)を選択する
  4. 「配送料金を追加」を選択

「条件付き価格設定」を追加をクリック:

  1. 「アイテムの重量に基づく」を選択する
  2. 「最低重量」と「最高重量」を設定し、その範囲に応じた配送料(定額料金や無料)を設定する 例: 1kgまで500円、5kgまで1,000円 など

設定後は、注文合計重量に応じて送料が自動で反映されます。

商品ごとの配送料

 Shopifyの配送プロファイルの作成画面

商品ごとの配送料は、特定の商品だけ別料金にしたい場合に活用します。この場合、毎回カスタム配送プロファイルを作成し、商品グループと紐づけて設定を行います。基本の流れは以下のとおりです。

  1. 管理画面の「設定」から「配送と配達」を開く
  2. 「配送」セクションの「カスタムプロファイルを作成する」を選択
  3. 「商品を追加」で対象商品を選択

商品選択後は、配送エリアや送料を設定します。商品は複数プロファイルに登録できないため、送料が重複することはありません。また、異なる配送プロファイルに属する商品が同時に購入された場合は、配送プロファイルごとに計算された送料が合算され、チェックアウト画面に表示されます。

海外への配送料

Shopifyの配送エリア設定画面

海外への配送料は、国内の地域別送料と同様に設定します。配送エリアを海外に指定し、国や地域ごとに送料を登録する流れです。設定は配送プロファイルから行います。

  1. 管理画面の「設定」から「配送と配達」を開く
  2. 編集したいプロファイルを選択する
  3. 配送プロファイル内で「配送エリアを追加」を選択
  4. ゾーン名を入力
  5. 追加したい国を検索し、対象地域を指定
  6. 「配送料金を追加」で金額を設定

設定後は、該当エリアの注文に海外送料が反映されます。

無料配送

Shopifyの配送料を追加の設定画面

無料配送は、注文金額別の配送料を利用して設定します。特定金額以上の注文を対象に、送料を0円として登録します。操作手順の流れは以下のとおりです。

  1. 管理画面の「設定」から「配送と配達」を開く
  2. 編集したいプロファイルを選択する
  3. 送料を適用する地域(例:日本全国、特定都道府県など)を選択する
  4. 「配送料金を追加」を選択
  5. 料金タイプを「一定料金を使用する」にして、価格を0円に設定する

Shopifyの特殊な配送方法

Shopifyでは、通常の配送設定に加えて、地域密着型の配送や来店受け取りなどの方法も用意されています。

ローカルデリバリー

ローカルデリバリーは、指定した近隣エリアへ商品を直接届ける配送方法です。地域密着型の販売に向いており、配送料を抑えた運用が可能です。郵便番号あるいは半径(km単位)で配達範囲を指定し、配送料を無料に設定することもできます。

準備完了後すぐに届けられる点が特徴で、配送状況に応じたメール通知も送信できるため、飲食店など即時配送を行う業種にも適しています。

店舗受け取り

Shopifyの店舗受け取りは、オンライン購入後に実店舗で商品を受け渡す方法です。来店受け取りのため送料は無料で、手数料を有料に設定することはできません。

注文後に受け取り準備が整うと通知が送られ、顧客は指定店舗で商品を受け取ります。配送にかかるコストを抑えられ、実店舗とECサイトの両方を持つ事業者に向いている方法です。

Shopifyの注文画面

Shopifyストアのチェックアウト画面

顧客が購入の最終決定をするのが注文画面です。お届け先や合計支払い額などの情報が表示されます。

配送方法のセクションでは、選択中の配送方法や他の配送方法の送料が確認できます。ここで表示される配送オプションの分かりやすさや、顧客ニーズとの適合性が、ショップのコンバージョン率を左右するポイントとなります。

Shopifyで配送ポリシーページを作る方法

Shopifyの配送ポリシー設定画面

配送ポリシーとは、送料や配送方法などを事前に伝えるための案内ページです。顧客に情報を提供して購入前の不安を軽減し、問い合わせ自体も減らす役割があります。

配送料や配送手続きについて明記がないと、認識の違いからトラブルに発展する可能性があります。こうしたリスクを防ぐためにも、ショップを運営する際は配送ポリシーを作成しましょう。作成手順は次のとおりです。

  1. 管理画面の「設定」から「ポリシー」を選択
  2. 「作成済みのポリシー」セクションの「配送ポリシー」を開く
  3. 内容を編集して「保存」する

配送ポリシーは、テンプレートをもとに自分のショップに合う内容へ書き換えると、分かりやすく仕上げられます。配送方法や配送日数に加え、国内配送・海外配送の可否などを具体的に記載しましょう。

関連記事:【Shopify】配送日時指定の方法を解説!おすすめアプリもご紹介

Shopifyで配送料に課税する方法

 Shopifyの税金と関税の設定画面

日本では、国内の配送サービスに原則として消費税が課税されます。また、日本では税込価格の表示が義務付けられているため、Shopifyの設定を適切に行う必要があります。

  1. 管理画面の「設定」から「関税と税金」を選択
  2. 「グローバル設定」セクションの「配送料に売上税を請求する」にチェックが入っているか確認する

日本国内販売のみを行っている場合は、「グローバル設定」セクションにて個別に「配送料に売上税を請求する」を敢えて設定する必要はないようですが、設定をオンにしても特に問題はありません。

また、あらかじめ配送ポリシーに消費税が含まれることを明記しておくと、トラブル防止につながります。

Shopifyでの出荷管理を効率化するShip&coアプリ

Ship&coは、Shopifyの配送アプリとして利用でき、発送業務を一括管理できる便利な配送管理ツールです。ShopifyとShip&coを連携すると、注文情報と連動して送り状の作成や追跡番号の反映を自動化し、日々の出荷作業を効率化できます。下記のようにShopifyの管理画面にある配送アプリ一覧から選択できるので、初期設定もスムーズに進められます。

Shopifyの配送アプリ選択画面

導入後は、複数の配送業者を一元管理できるようになり、発送時の確認作業や入力ミスの大幅な削減につながります。日々の送料管理や発送作業を見直す際には、Ship&coの活用を検討してみてはいかがでしょうか。