【2024年】出荷管理システム7選!機能や価格、解決できる課題を解説

現在、EC店舗を運営していて、以下のようなお悩みをお持ちではないでしょうか。

最近、セールやキャンペーン時に配送遅延等のトラブルが起こりがちだ

出荷に使う配送会社もバラバラだが、もっと効率よくしたい

リアルタイムで発注状況をチェックできたり、配送の追跡ができたらいいのに

本記事では、便利な出荷管理システムをお探しの方に向けて、さまざまな機能を備えたおすすめのサービスを紹介しています。

自社に合う出荷管理システムを見つけることができれば、生産性を向上させるとともにサービスの質を上げることもできるのではないでしょうか。

出荷管理の効率改善や顧客満足度向上につながる解決策を探している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

出荷管理・在庫管理の課題とは?

出荷管理・在庫管理の課題とは?

出荷管理業務・在庫管理業務における課題はさまざまですが、出荷作業の工程が多いことに起因するものが多いと言えるでしょう。

受注から発送に至るまで、商品の在庫確認や送り状の作成だけではなく、関連してデータを更新する必要があるなど、1つの発送作業に多数の工程が含まれているのです。

そして、規模が大きくなるにつれて人の手で捌くのが困難になってしまうと、現場との連携がうまくいかず、ミスや在庫のズレなどが発生してしまうケースがあります。

このような問題が続くと、結果として顧客満足度の向上や売上アップの障壁にもなってしまうのです。

出荷管理システムの導入で実現できること

出荷管理システムの導入で実現できること

出荷管理システム・在庫管理システムとは、受注した商品の出荷に関連する業務を効率化するためのソフトウェア・サービスです。

この出荷管理システムを導入することで、先に述べた課題を解消し、以下のような業務改善の実現を期待することができます。

・デジタル化による業務効率化

出荷管理システムの導入をおこなうことにより、アナログでおこなっていた作業もデジタル化して効率化につなげることができるでしょう。

たとえば、出荷管理システムの中には、送り状の自動発行や、商品の発注データを自動で連携できるものもあります。このような機能を使えば、出荷管理にかけていた時間や、起こりがちなミスを削減できます。

このように、システムを有効活用することで、出荷管理を効率化することができるのです。

・発送にかかるコストの削減

出荷管理システムを活用することで、発送にかかるコストの削減を実現することができます。

たとえば、注文商品の種類やサイズなどに合わせて配送会社を変えている場合など、選択によって発送料金が異なるケースがあります。こういった場合に、自動で複数の配送会社の料金を比較できる機能を持っている出荷管理システムが便利です。

今までは手作業でおこなっていた複数会社の見積もり比較も、システムによっては一覧で表示することができるため、ひと目で判断できます。

このように、出荷業務をサポートするシステムを利用すれば、配送のコストを削減することができます。

ヤマト運輸と佐川急便をご利用されている方で送料改定でお悩みの場合は、以下のリンクをご参考ください。

【国内発送】2023年のヤマト運輸と佐川急便の運賃改定!EC事業者の対応すべき点とは?
先日、佐川急便は4月から送料の値上げを発表、ヤマト運輸も同じタイミングで宅急便など届出運賃等の改定を発表しました。 そこで今回は、値上げ率のまとめ、および送料改定でお悩みのEC事業者に向けて「送料値上げ時代を勝ち抜くためのチェックリスト」をご紹介します。

・顧客満足度の向上

出荷管理にシステムを活用できれば、結果として顧客満足度の向上にもつながります。

なぜなら、利用するシステムによっては、配送の遅延や誤配送を防止できるためです。

たとえば、商品を注文した顧客が不満を覚えることがあるとしたら、どのような状況でしょうか?

自分が頼んだ商品がなかなか届かなかったら、不安やいらだちを覚えることもあるかもしれません。誤配送が起きていたりしたら、信頼感も一気になくなってしまいますよね。

これでは、本来継続して購入してくれるはずの顧客を逃す結果になりかねません。

出荷管理システムは、上記のようなトラブルを防いでくれる仕組みがあります。これによって、顧客満足度の向上・クレームの削減を実現することができるのです。

おすすめの出荷管理システム・在庫管理システム7選

本項目では、おすすめの出荷管理システム・在庫管理システムを紹介します。

今回紹介するのは以下の7サービスです。

  • Ship&co
  • LOGILESS
  • キャムマックス
  • ロジクラ
  • 通販する蔵
  • NEXT ENGINE
  • TEMPO STAR

①Ship&co

Ship&co

Ship&coは、EC事業者向けのクラウドベース出荷管理システムです。

国内発送・海外発送の両方に対応しているため、越境EC販売をおこなう際に最適なシステムとなっています。

API連携機能も優れており、自社システムで各運送会社の送り状発行がおこなえるほか、複数の倉庫管理なども可能です。

連携しているECモール・カートシステムは、Shopifyをはじめ、Amazon (アマゾン)やYahoo! Shopping(ヤフー! ショッピング)などです。

対応の運送会社は国内外とも多数。ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便だけでなく、FedExUPSDHLにも対応しています。同一運送会社の複数アカウントの登録も可能です。

【機能・サービス】

  • 複数店舗の受注管理
  • 海外・国内の運送会社と連携
  • 送り状の一括発行機能
  • 送料比較機能
  • 追跡機能
  • 出荷完了メール自動配信機能 など

【料金・プラン】

  • 二週間無料体験あり
  • 従量課金プラン:1件あたり33円
  • 月額割引プラン(100件の場合):1件あたり20円
  • エンタープライズプラン(5,000件以上):要問合せ

二週間無料体験期間は無制限で送り状発行が可能なため、この機会にぜひお試しください!アカウントの作成はこちらからどうぞ

②LOGILESS

ロジレス

出典:ロジレス

LOGILESSは、受注管理システムと倉庫管理システムの一体型になったシステムです。

注文情報データの自動連携や条件設定による自動出荷指示などで、出荷作業を自動化することができます。

モールやECカート、送り状発行システムなど、各種外部サービスとも連携可能です。

その他にも、APIインターフェースの提供があるため、自社基盤システムなどの連携開発をおこなうこともできます。

【機能・サービス】

受注管理

  • 受注情報の自動取り込み
  • 入金管理
  • メール自動送信 など

在庫管理

  • 商品マスタ登録
  • 賞味期限管理
  • ロット管理 など

出荷管理

  • 出荷状況確認
  • 同梱書類確認
  • 複数倉庫対応 など

【料金・プラン】

  • 基本料金:月額22,000円+従量課金
  • その他オプション機能料金

③キャムマックス

キャムマックス

出典:キャムマックス

キャムマックスは、中小企業のためのERPシステムです。

受注管理から財務会計までフルカバーする多機能さが特徴となっており、業務を一元管理したい場合に向いているシステムと言えるでしょう。

販売管理の面では、複数のチャネルに対応した管理機能が特徴。複数倉庫に対応した在庫管理機能も備わっています。

ECカートやモールとの連携も可能です。

【機能・サービス】

  • 販売管理
  • 購買管理
  • 生産管理
  • 在庫管理
  • 財務会計
  • 機能連携 など

【料金・プラン】

  • 初期費用:月額利用料1ヶ月分
  • 月額利用料:基本料金5万円+ライセンス利用料2万円/1ライセンス
  • その他オプション機能料金

④ロジクラ

ロジクラ

出典:ロジクラ

ロジクラは、発送業務を効率化する在庫管理システムです。

専門的な知識がなくても誰でも簡単に使えるのが特徴。

入荷・出荷のミスやズレを無くす各種機能では、スマホを使った入荷作業やピッキング作業が可能になっています。

その他にも、ECカートのShopifyや、受注管理システムとの連携が可能です。

【機能・サービス】

入荷・入庫管理

  • アプリによるバーコード検品
  • ラベルプリンター対応 など

在庫管理

  • フリーロケーション管理
  • リアルタイム在庫管理 など

出荷・出庫管理

  • スマホに出荷指示
  • 宅配送り状の作成 など
  • 各種サービス連携 など

【料金・プラン】

  • 14日間無料お試しあり
  • 初期費用:無料
  • ライトプラン:12,800円/月〜
  • プレミアムプラン:40,000円/月〜

⑤通販する蔵

通販する蔵

出典:通販する蔵

通販する蔵は、多店舗展開に対応した販売管理ソフト・在庫管理ソフトです。

複数ECモールの受注情報やメール、出荷処理等の業務を一括で処理することができるのが特徴。

在庫情報の自動反映や外部サービス連携などにも対応しているため、業務効率を向上させることができます。

また、丁寧なヒアリングによる各社に合わせたカスタマイズが可能なのも魅力です。

【機能・サービス】

受注管理

  • 決済連携
  • メール一括送信
  • 帳票発行 など

在庫管理

  • 在庫履歴照会
  • 発注書の一括作成
  • 仕入れ登録 など

商品連動

  • 商品情報登録
  • CSV取込
  • 文字列一括置換・追加 など

【料金・プラン】

  • 導入費用:150万円〜
  • その他:要問合せ

⑥NEXT ENGINE

NEXT ENGINE

出典:ネクストエンジン

NEXT ENGINEは、EC運営の自動化・効率化をサポートするシステムです。

200以上の機能や外部サービスとの連携、変化に対応したカスタマイズ性が特徴。さらに今後も多くの機能が実装予定です。

出荷作業については、送り状の発行などコピペが必要な工程が不要になるなど、ミスしやすい業務をなくせる機能が豊富に搭載されています。

自社による作業だけではなく、外部に委託する場合も出荷依頼メールが自動で送信できるなど、さまざまな発送方法に対応しているのも魅力です。

【機能・サービス】

  • 受注管理
  • 在庫管理
  • 商品登録
  • 決済サービス連携
  • 送り状の発行システム連携
  • 倉庫連携
  • 基幹システム連携
  • アプリによるカスタマイズ など

【料金・プラン】

  • 30日間無料トライアルあり
  • 初期費用:無料
  • 月額利用料:3,000円〜
  • 従量課金制:5〜35円/件

⑦TEMPO STAR

TEMPO STAR

出典:テンポスター

TEMPO STARは、複数のネットショップ運営をサポートするサービスです。

ASPでありながら柔軟なカスタマイズができるのが特徴となっています。

複数ネットショップの受注情報管理から商品・在庫情報の管理も可能なため、各業務の作業時間を大幅に短縮することも可能です。

また、カスタマーサクセス担当により、導入から活用までの支援も充実しています。

【機能・サービス】

  • 受注管理機能
  • 在庫管理機能
  • 商品管理機能
  • 外部連携機能
  • 送り状発行システム など

【料金・プラン】

  • 30日間無料トライアルあり
  • 月額利用料:商品課金2,200円〜+受注課金5.5円〜/件or55,000円〜/月額

出荷管理システムのよくある質問

ここでは、出荷管理システムに関するよくある質問を紹介しています。

出荷と出庫の違いは何ですか?

出荷とは、受注データをもとに顧客や市場へ商品を送り出す一連の作業を意味します。

その一方で出庫は倉庫から商品を取り出すことを意味し、生産や販売のための準備として行われます。

出荷管理とはどのような内容ですか?

出荷管理とは、取引先や顧客から受注した商品が問題なく出荷・納品が行われているか管理する業務です。

具体的には、在庫確認、商品のピッキングおよび梱包、出荷書類の作成から出荷記録の管理などが含まれます。

出荷管理システムを導入して業務を効率化しよう

出荷管理システムを導入して業務を効率化しよう

本記事では、おすすめの出荷管理システムとその機能について紹介しました。

出荷管理システムには、手作業では時間のかかる受注管理や送り状の発行がスムーズに行える機能が豊富に実装されています。

これらの機能を活用すれば、無駄やミスをなくし、より必要な業務に注力することも可能です。

また、それぞれの出荷管理システムには、実装されている機能や料金などに違いがあります。トライアルで機能を試すことができるサービスも多いため、気になるシステムがある場合は実際に使って比較してみるのもおすすめです。

自社ECサイトの必要な機能に合わせて管理システムを導入することで、業務効率を大幅に向上させることができるでしょう。‌


送り状発行システムShip&coとは?

Ship&coは、EC事業者が出荷業務において直面する課題を解決するために開発された、送り状発行システムです。シンプルで使いやすいWebダッシュボードと出荷APIを提供しており、注文情報を自動的に同期し、FedEx、UPS、DHL、ヤマト運輸、佐川急便などの配送会社の出荷ラベルとコマーシャルインボイス (海外発送の場合) を簡単に作成することができます。Ship&coを使うことで、煩雑な手作業を省くことができ、出荷業務の効率化と正確性の向上を実現できます。

アカウントの作成はこちらからどうぞ。ご不明点がございましたら、hello@shipandco.comまでお気軽にお問い合わせください。

皆様の出荷業務がより簡単になりますよう、全力でサポートして参ります!

発行した送り状(伝票)の使用期限:その期限が切れたらどうすればいい?
ヤマト運輸のB2クラウドや佐川急便e飛伝Ⅱなどのオンラインシッピングツールで送り状を発行する方、「送り状を発行した後、いつまでに発送しなければならないか、わからない…」。そんな方のために、今回の記事では、各運送会社の送り状の有効期限を紹介します。
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