国内向けに発送をする際、送り状をどのように作成していますか？

もちろん手書きでも作成することができますが、発送準備に時間がかかってしまい、コア業務に時間を費やすことが難しくなります。

そこで、EC事業者がよく利用する方法は、各配送業者の送り状発行システムです。既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、佐川急便、ヤマト運輸、日本郵便が公式で提供している送り状発行システムがあります。

国内向けにEC店舗を立ち上げた際、最初に導入されるツールの１つです。

今後、国内EC事業をスタートしたい方や、手書きで発送している方に向けて、各送り状発行システムについて解説していきたいと思います。

ぜひ参考にしてみてください。

送り状発行システムとは？

送り状発行システムとは、各運送会社の配送伝票をデジタルで作成して印刷できるサービスを意味します。もしくは、システム会社が提供している複数の運送会社の配送伝票をシステム上（クラウドなど）で作成して印刷するためのツールです。

EC事業を含む「配送」が必要なビジネスには、「送り状発行業務」が必須となります。その「送り状発行業務」を手書き以外で簡単に行うことができるために、各運送会社では送り状発行システムが無料で提供されています。

送り状発行システムのメリットは、以下の通りです。

  • 送り状発行業務による時間を大きく節約できる：配送に必要な送り状をデジタルで発行することで、業務の効率化を実現でき、時間を大幅に削減できます。
  • 手作業でのミスを劇的に減らすことができる：名前、住所、電話番号など細かい情報を入力する必要がある「送り状発行業務」は、誤字脱字などのミスが発生しやすい作業ですが、送り状発行システムの活用で手作業でのミスを大幅に削減できます。
  • 人件費などのコストを抑えられる：一つの送り状毎にかかるコストも大幅に節約することが可能になります。少ない人数でも対応できるので、繁忙期の短期アルバイト採用（スタッフ増員）が必要なくなるというメリットもあります。

では、次に、国内宅配便大手3社（ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便）の送り状発行システムを紹介していきます。

  • ヤマト運輸：送り状発行システム B2クラウド
  • 佐川急便：送り状発行システム e飛伝 Ⅲ
  • 日本郵便：送り状発行サービス ゆうパックプリント

ヤマト運輸：送り状発行システム B2クラウド

ヤマト運輸（クロネコヤマト）は「B2クラウド」という送り状発行システムを提供しています。

「B2クラウド」は、Web上で、宅急便の送り状やネコポス、クロネコDM便などの宛名ラベルを無料で発行できるサービスのことです。自社・自宅にあるプリンターを使って、システムから簡単にヤマト運輸の送り状を印刷できます。

ヤマトB2クラウドで発行できるヤマト運輸のサービスは、宅急便（発払い・着払い）、クール宅急便、宅急便タイムサービス、宅急便コンパクト、ネコポス、クロネコDMなどです。

ヤマト運輸の送り状発行システムB2クラウドの画面

本サービスは、法人や各種団体、個人事業主など「ヤマトビジネスメンバーズ」のアカウントをお持ちのヤマト運輸顧客向けのサービスです。

佐川急便：送り状発行システム e飛伝 Ⅲ

佐川急便は、ヤマト運輸の同様に送り状発行業務をサポートするためのサービス「e飛伝 Ⅲ」を提供しています。

「e飛伝 Ⅲ」は、Web上で飛脚宅配便などの送り状を無料でカンタンに発行できるサービスです。佐川急便のクール便、代引き、時間指定、セーフティサービス（貴重品扱い）など、多様な配達オプションに対応しています。

佐川急便の送り状発行システムe飛伝Ⅲ の画面

本サービスは、佐川急便のスマートクラブ for businessのIDと連携することで利用できるサービスです。

日本郵便：送り状発行サービス ゆうパックプリント

日本郵便では、複数のシステムを提供していますが、EC事業の出荷によく利用される「ゆうパック」の送り状を発行できるシステムは、「Webゆうパックプリント」です。

Webゆうパックプリントは、ネット上からゆうパック、ゆうパケット、ゆうメール、書留・特定記録郵便物等のあて名ラベル及び受領証を作成できる、日本郵便が提供するシステムです。

日本郵便の送り状発行サービス ゆうパックプリントの画面

「ゆうびんID」をお持ちの事業者は、本サービスを無料でかんたんに利用することができます。

Webゆうパックプリントの導入方法から使い方まで詳しく理解したい方は、以下リンクを参考にしてください。

ネットで日本郵便 ゆうパック・ゆうパケットラベルを作成する方法：WebゆうパックプリントとShip&coを徹底比較！
ゆうパック・ゆうパケットラベルをどう作成すればよいか不明でご心配の方向けに、ネット上から、ゆうパック・ゆうパケットラベルの作成方法を紹介します。その他、Webゆうパックプリントの代理、EC事業者向けのシッピングツールを解説！
Ship&co BlogSatanan.P

まとめ

さあ、まだ手書きで出荷されているEC事業者様は、ぜひ一度このようなデジタルツールを導入してみてください。「B2クラウド」、「e飛伝Ⅲ」、「Webゆうパックプリント」など送り状発行システムを利用することで、出荷の時間を節約することができます。

Ship&co | EC向け出荷管理システム、１クリックで送り状発行
Ship&coは越境ECの強いミカタ。Shopify, Amazon, ebay等の複数ネットショップの出荷を一元管理、ワンクリックで送り状発行。海外発送で必要なインボイスも自動発行。
DHL

また「B2クラウド」、「e飛伝Ⅲ」、「Webゆうパックプリント」の送り状発行機能を一つの画面に集結し、EC店舗と直接連携しているツールをお探しの方は、ぜひ「送り状発行システムShip&co」を導入してみてください。

送り状発行システムShip&coとは？

Ship&coは、EC事業者が配送業務において直面する課題を解決するために開発された、送り状発行システムです。シンプルで使いやすいWebダッシュボードと出荷APIを提供しており、注文情報を自動的に同期し、FedEx、UPS、DHL、ヤマト運輸、佐川急便などの配送会社の配送ラベルとコマーシャルインボイスを簡単に作成することができます。Ship&coを使うことで、煩雑な手作業を省くことができ、配送業務の効率化と正確性の向上を実現できます。

アカウントの作成はこちらからどうぞ。ご不明点がございましたら、hello@shipandco.comまでお気軽にお問い合わせください。

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