日本郵便より、国際郵便サービスに関して2023年4月25日(火) に大きな発表がありました。この発表により、越境EC販売を行っている事業者様は影響を受けると考えられます。本ブログでは、変更となる点を解説していきます。
- 国際郵便料金の改定
- 国際eパケット郵便物の料金の廃止
- 国際通常郵便物の地帯区別の変更
- 重量段階の変更
上記の変更は2023年10月1日(日) から適用される予定です。実際にどのような変更となるのか、ぜひ事前に理解しておきましょう。
国際郵便料金の改定
日本郵便は、2023年10月1日(日) から以下の国際郵便サービスの料金を引き上げると発表しました。
- 書状および郵便はがき:航空扱いとするもの、船便扱いとするもの
- 印刷物:航空扱いとするもの、SAL扱いとするもの、船便扱いとするもの(低料印刷物を除きます。)
今回の国際郵便の送料値上げは、地域によって異なりますが、例えば、米国宛に航空扱いの小形包装物を送る場合、以下のように変わります。
- 現行料金
100グラムまで:750円
200グラムまで:880円
300グラムまで:1,010円 - 新料金
100グラムまで:830円
200グラムまで:1,040円
300グラムまで:1,250円
改定内容の詳細は、こちらからご覧ください。
国際eパケット郵便物の料金の廃止
日本から海外にEC販売の商品を送る時に、国際eパケット (書留とする航空扱いの小形包装物の特別料金サービス) はよく利用されます。今回、2023年9月30日(土)をもってこの国際eパケットの廃止が発表されました。
*国際eパケットライトは今回の廃止の対象外ですが、国際eパケットライトはSAL便につき、現在停止されています。
日本郵便は、国際eパケットの代替サービスとして、同等のサービスである「小形包装物(書留)航空便」のご検討を呼びかけています。「小形包装物(書留)航空便」の送り状発行は、Ship&coでは2023年5月より対応しておりますので、ご安心ください。
*宛先の国・地域によっては引き受けが停止されている場合があります。引き受け停止となっている場合、Ship&coで送り状発行はできません。
国際通常郵便物の地帯区別の変更
国際通常郵便物である書状(手紙)・はがき、印刷物、書留小形包装物の地帯区別は、これまで以下の4地帯に分けられていました。
しかし2023年10月1日より、国際通常郵便物の地帯区別においても、以下の通り国際小包郵便物・EMS郵便物の地帯の区別に合わせて5地帯に変更されます。
(新)EMS・国際小包 | |
---|---|
第1地帯 | 中国・韓国・台湾 |
第2地帯 | アジア(中国・韓国・台湾を除く) |
第3地帯 | オセアニア・カナダ・メキシコ・中近東・ヨーロッパ |
第4地帯 | 米国(グアム等海外領土を含む) |
第5地帯 | 中南米(メキシコを除く)・アフリカ |
2023年10月1日からは上記の5地帯区別に統一されると整理されることで、サービスがより分かりやすくなることが期待されます。
それぞれのサービス内容と送料の仕組みを理解して、ご自身の出荷ではどのオプションが適しているのか確認してみてください。
重量段階の変更
国際郵便は、地帯区別のみでなく重量段階も含めて以下のように変更することになると発表しました。
- 船便扱いとする書状の最低重量区分を20gから25gに変更
- 印刷物の最低重量区分を20gから50gに変更
- 航空扱いとする印刷物の重量段階を2kgまで100gごとに変更し、また、2kgを超える航空扱いとする印刷物およびSAL扱いとする印刷物の重量段階を1kgごとに変更
送り状発行システムShip&coとは?
Ship&coは、EC事業者が出荷業務において直面する課題を解決するために開発された、送り状発行システムです。シンプルで使いやすいWebアプリと出荷APIを開発・提供しており、Webアプリでは注文情報を自動的に同期してFedEx、UPS、DHL、ヤマト運輸、佐川急便などの配送会社での出荷に必要なラベルを簡単に作成することができます。Ship&coを使うことで、煩雑な手作業を省くことができ、出荷業務の効率化と正確性の向上を実現できます。
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