この記事では、越境ECショップの販売促進で以下の様なサービスを提供する際のコマーシャルインボイスの記入方法や、通関の際に必要な注意点ついてご紹介します。

✔︎ Buy One Get One「1つ買うと1つ無料」キャンペーン

✔︎ 無料アイテム

✔︎ サンプル

✔︎ プロモーションコード

✔︎ 送料無料

✔︎ ギフト

商品の値引きは、税関がコマーシャルインボイスでの値引きを認めない可能性があり、実は厄介な問題です。また、カート内でクーポンや割引を提供している場合、注文の合計とコマーシャルインボイスの合計とを調整しなければならないという問題が発生する場合もあります。

特定の商品や送料に対する部分的な割引は、インボイスではその通りに明記してください。

例:1000円のシャツを20%割引した場合、そのシャツのコマーシャルインボイスには800円と明記します。

各注文ごとの割引や、商品やサービスのコストをゼロにする割引(例:Buy One Get One、送料無料など)の適用方法は、よりややこしくなってきますので、手間をできるだけ省きたいという場合には可能な限り、これらの割引を商品にのみ適用することをお勧めします。

一般的な例を以下に示します。

BOGO:「1つ買うと1つ無料」キャンペーン

同じ商品に対してBOGO(Buy One Get One Free)キャンペーンを行った場合、コマーシャルインボイスには商品内部の割引を反映させる必要があります。

以下は、お弁当箱のBOGO注文の例です。

税関または輸出代行業者が「価格=0円」と明記された商品記載を確認した場合、任意の金額を入力し、該当する場合は関税と税金を請求します。また、商品がコマーシャルインボイスに記載されていない状態の貨物を税関が検査した場合、輸出代行業者は任意の額を入力し、該当する場合は関税と税金を請求が発生します。また、手数料の請求や、アカウントにフラグを立てたりすることもあり、将来的には問題となることもあります。

無料アイテム

もし、販売品とは別のアイテムを無料提供する場合、コマーシャルインボイスには、該当のアイテムについて合理的な販売価格とともに明記する必要があります。

以下は、お弁当箱の注文に無料でおはしを追加した例です。

サンプル

できる限り正確な評価額を記載し、その価格が0円となることがない様に設定してください。また、コマーシャルインボイスには、消費者がサンプルの代金を請求されていないことを示す税関へのコメントを記載してください(例:「No charge for promotional item」)。宛先国の税関職員が評価額が正しくないと判断した場合、追加調査のために荷物を保留することもあります。すべての素材には本質的な価値があることを認識することも重要です。例えば、製品サンプルを送る場合でも、評価額は最低でもその製造に要した材料のコストを明記しましょう。

以下は、無料サンプル品(1.5ml 食器用洗剤)の注文例です。

プロモーションコード

注文全体に適用されるプロモーションコードは、割引価格が注文された全ての商品に分配されなければなりません。コマーシャルインボイスには、マイナスの金額や実際の商品ではないものを含めることはできません。商品間で割引を配分しないと、関税や税金の支払い者が必要以上に支払う可能性もあります。さらにご注意いただきたいのは、プロモーションコードを適用しないまま、注文が最小限度のしきい値を超えてしまうと、非課税の状態から課税対象となってしまうこともあります。以下の例をご覧ください。

割引やプロモーションコードが個々の商品にしか適用されない場合は、その商品はコマーシャルインボイス上では正味の金額を表示する必要があります。

コマーシャルインボイスの商品価格を変更できない場合は、関税や税金を商品の合計金額で計算し、ランデッドコスト(発送元、配達先、関税、手数料、諸費用、および輸送料金が含まれた費用)の計算でディスカウント分を差し引くという方法がベストでしょう。

送料無料

送料無料の商品を提供する際には、送料を空欄にしたり、請求書の送料欄に "0円 "と記入したりしたいと思うかもしれません。しかし、それでは輸出代行業者を利用する場合、小売価格の送料をそのまま出荷額として使用する可能性があり、結果的に非常に高いコストがかかることになってしまいます。実際には、製品の出荷には送料がかかりますが、それは製品の売値に算入されています。コマーシャルインボイスを記入する際には、製品のコストから妥当な送料を抽出することが重要です。これにより、商品取引における真のコストをより正確に表すことができ、状況によってはランディングコストが低くなることもあります。

送料に関税や税金が適用できる国では、輸出代行業者が任意の送料をコマーシャルインボイスに追加することがあります。発送人がUPS、FedEx、DHLだった場合(そして輸出代行業者が公表されている送料をコマーシャルインボイスに適用することにした場合)、追加の輸入関税や税金が割高になる可能性があります。これは、ほとんどの企業が国外配送の際に国際輸送業者と格安料金で契約しているためです。

ギフト設定

オンラインショップで購入された「ギフト」を消費者に発送する場合

贈答品とは、ある個人から別の個人に直接送られる「商品価値の低い」貨物のことです(国の価値制限をご確認ください)。贈答品の出荷ラベルおよび商業送り状には、会社名が記載されていないことが必要です。税関は、オンラインセラーの店舗から出荷された場合や、出荷ラベルにセラーや会社の関与が示されている場合、贈答品を「価値のない無料貨物」として認めません。

個人から個人への贈り物

多くの国や経済圏では、未承諾の贈り物や日用品は、一定の価値限度までは無税で入国することができます。限度額を超える贈答品には、輸入関税や税金がかかります。贈答品の免税措置を受けるためには、国際貨物が以下の要件を満たしている必要があります。

・会社が関与していない、または会社が関与していることを出荷書類に記載していない(例:航空貨物の請求書に会社名が記載されていない)個人対個人の発送であること。

・発送書類には、商品名および詳細な説明に加えて「Unsolicited Gift」と記載されている必要があります(例:「Unsolicited gift: White microfiber composite leather Wilson volleyball」)。

・貨物の総価額は、貨物輸入国の税関が定める価額を超えてはなりません。例えば、日本では「課税価格の合計額が1万円を超える輸入郵便物については、個人使用の物品や贈与品(GIFT)であっても関税及び消費税等が課税されます。」(東京税関)とされています。

まとめ

今まで、間違った方法でコマーシャルインボイスを記入していませんでしたか?

Ship&coは送り状発行と同時に、インボイスも発行することができます。そのインボイスの内容はショップから同期されますが、商品の価格や送料について、ダッシュボード上で簡単に編集することが可能です。また、Ship&coでは、商品の価格が0=ゼロの注文が含まれる場合、運送会社によってはエラーとなることもありますのでご注意ください。今回紹介したような割引サービスを適用された注文の際には、必要に応じて価格や、商品個数、送料などを追記して、正確なインボイスをご作成ください。

販売促進のためには、様々な割引サービスが必要ですが、それが通関時のトラブルの原因にならない様、コマーシャルインボイスの記入の仕方には、十分気をつけてくださいね。

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