通称Brexit(ブレグジット)と呼ばれるイギリスの欧州連合離脱。これによる貿易への影響について、様々な情報が錯綜しています。今回は、イギリス政府が発表した内容を参考に、わかりやすく纏めてみました。

まず、以下の3つのポイントを想定します。
・Shopify, Prestashop またはWooCommerceなどの自社サイトシステムで販売している(Amazonやebayなどのマーケットプレイスではない)。‌‌
・イギリスにBtoC顧客がいる(BtoBではない)。
・イギリス国外から発送している。

1. 注文金額が135ポンド (182 USD / 231 CAD / 240 AUD /  242 SGD / 18,800 JPY)未満の場合、販売者は購入者(在イギリス)にVATを請求する必要があり、また販売者側にもイギリスのVATが課されます。また、販売者はHMRCにVATアカウントを登録する必要があります。

そのため発送先がイギリスの場合、ストアの「設定」ページにてVAT設定をONに変更する必要があるため、事前にストア内の税金の設定状況を確認されることをお勧めします。(Shopifyの場合、「設定」→「税金」→ イギリスを選択し、税率を設定)

これに関しては非常に複雑なため、改めて別のブログで紹介します。(ShopifyのBrexitに関するブログはこちら)

2. 注文金額が135ポンドを超える場合、購入者(在イギリス)にはVATおよびその他の通関手数料が課されます。詳細についてはこちらをご覧ください。

2.に関しては、特にEU以外の販売者にとって大きな変更点はありません。これまで通り、購入者が荷物を受け取る際に、発生した税金や手数料を配達員に支払う必要があります。

上記はいずれも、2021年1月1日から施行されます。

1.の「注文金額が135ポンド未満」の場合、おそらく以下のような疑問が出てくるかと思いますが、運送会社やセラーは、まず今回の新しいルールの実績を見て分析する必要があるため、残念ながら今すぐに答えることができないのが現状です。

・135ポンド未満の注文を、VAT登録をしないままイギリスに発送した場合はどうなりますか?

・135ポンド未満の注文をDDP(Delivery Duty Paid)で発送することは理にかなっていますか?

・イギリスの顧客向けに、最低注文額を135ポンド以上に設定する必要がありますか?

Brexitに関して、運送会社Fedexが発表している最新情報はこちらです。

今後もBrexitについて詳しいことがわかり次第、ブログに投稿していきますので、ぜひチェックしてみてください。