ゆうパケットとは?5種類のサイズや送料、お届け日数を解説

ゆうパケットとは、小さな荷物をポスト投函で送れる日本郵便のサービスです。種類ごとのサイズ制限や送料、専用箱やシールがどこで買えるかを解説。

小さいポストと荷物

ゆうパケットは、小型商品の発送コストを抑えたいEC事業者や個人ユーザーを中心に利用されている日本郵便の配送サービスです。全国一律の低料金でありながら追跡サービスが付帯しており、郵便ポストから24時間発送できる利便性も備えています。

本記事では、通常版ゆうパケットを中心に、5種類あるゆうパケットの違い、料金、ゆうパックなど他サービスとの違いについて解説します。具体的な発送手順や、メリット・デメリットについても紹介していきます。

ゆうパケットとは

ゆうパケットとは、日本郵便が提供する小型荷物向けの配送サービスです。荷物の厚さに応じて料金が決まり、薄型の商品を安く送れる点が特徴です。郵便受けへ配達するため、受取人が不在でも届けられます。

もともとは法人向けのサービスでしたが、現在は個人でも利用できます。衣類やアクセサリー、書類など、厚みがない小型商品の発送に適しており、全国一律料金で離島でも追加料金はかかりません。フリマアプリでの個人間取引やEC事業者の発送手段に向いています。

関連記事:大手配送業者5社を比較!サービスの種類や料金、選び方を解説

ゆうパックとの違い

ゆうパックとゆうパケットの大きな違いは、送れるサイズ、配達方法、料金体系などです。ゆうパックでは最大170サイズまでの荷物を扱い、対面での受け渡しが基本です。一方、ゆうパケットは3辺合計60cm以内の小型荷物を対象とし、郵便受けに配達します。

料金体系も異なります。ゆうパックは配送距離とサイズで料金が変わりますが、ゆうパケットは厚さに応じた全国一律料金です。また、ゆうパックには原則30万円までの損害賠償がありますが、ゆうパケットにはありません。そのため、大きくて高価な荷物はゆうパック、小さく安価な荷物はゆうパケットのように使い分けるとよいでしょう。

クロネコゆうパケットとの違い

クロネコゆうパケットは、ヤマト運輸が荷物を預かり、日本郵便の配送網を使って届ける共同配送サービスです。最終的な配達は郵便局員が担当します。

利用者から見た大きな違いは発送窓口で、ゆうパケットは郵便局やポストから、クロネコゆうパケットはヤマト運輸の営業所から発送します。配達日数にも違いがあり、クロネコゆうパケットはヤマト運輸から日本郵便へ荷物を受け渡す工程が入る分、ゆうパケットより到着が遅くなることがあります。

また、クロネコゆうパケットでは、荷物1個につき3,000円(税込)までの補償があります。

ゆうパケットの5種類のサイズと送料

 荷物の規格確認

ゆうパケットには5種類のサービスがあり、それぞれサイズや送料、利用シーンが異なります。ここでは、特徴を表にまとめ、各サービスの違いを解説します。

ゆうパケット

項目

内容

サイズ

・3辺合計 60cm以内


・長辺 34cm以内


・厚さ 3cm以内

重さ

1kg以内

送料

厚さに応じた全国一律料金


・厚さ 1cm以内:250円(税込)


・厚さ 2cm以内:310円(税込)


・厚さ 3cm以内:360円(税込)

ゆうパケットは、専用箱を使わずに、手持ちの封筒や袋でも発送できる小型荷物向けのサービスです。厚さに応じた全国一律料金で、カタログ、Tシャツ、スマホケースなど薄型の商品を安く送りたい場合に適しています。

 発送には、郵便局で配布している専用の宛名シールが必要です。ポスト投函も可能で、追跡サービスも付いています。安価な発送方法の中では信頼性が高く、個人ユーザーからEC事業者まで幅広いユーザー層に利用されています。

 ゆうパケットプラス

項目

内容

サイズ

・外寸 24cm × 17cm × 7cm


・厚さ 7cmまで

重さ

2kg以下

専用箱の料金

・65円(税込)


・主な販売場所

郵便局

ローソン

ASKUL

LOHACO

※一部販売していない店舗あり

送料

各フリマアプリ・サイトの規定料金(別途発生)

ゆうパケットプラスは、特定のフリマアプリやネットオークション向けに提供されている小型荷物用の配送サービスです。厚さ7cmまでのものが送れ、通常のゆうパケットでは収まらない厚みのある荷物を送る際に便利です。

利用には「ゆうパケットプラス専用箱」を使用し、箱は郵便局やローソン、ASKUL、LOHACOなどで購入できます。重さは2kgまでで、やや重量がある商品でも発送できます。送料は利用するプラットフォームごとに異なりますが、いずれも全国一律で設定されており、遠方への発送でも追加料金は発生しません。

ゆうパケットポスト

項目

内容

サイズ

ゆうパケットポスト発送用シール使用で送れるサイズ


・3辺合計60cm以内(長辺34cm以内)


・厚さ ポストに投函可能な範囲


・最小サイズ 縦14cm×横9cm以上

(円筒形状の場合は、長さ14cm以上、直径3cm以上)


ゆうパケットポスト専用箱のサイズ


・外寸 32.7cm×22.8cm×3cm


重さ

2kg以下

専用資材の料金

・発送用シール:20枚100円(税込)


・専用箱:1箱65円(税込)


・主な販売場所

郵便局

ローソン

DAISO(専用箱は販売なし)

Seria

FamilyMart

ASKUL(専用箱は販売なし)

LOHACO(専用箱は販売なし)

セブン-イレブン(発送用シールは販売なし)

※一部販売していない店舗あり

送料

各フリマアプリ・サイトの規定料金(別途発生)

ゆうパケットポストは、フリマアプリやオークションサイト利用者向けに提供されているサービスで、専用資材に印刷された二次元コードをスマホアプリで読み取るだけで発送手続きが完結します。

送り状の記入や印刷の必要がなく、郵便ポストに入る厚みであれば、窓口の営業時間を気にせずいつでも差し出せるのがメリットです。発送方法は、手持ちの梱包資材に「発送用シール」を貼る方法と、「専用箱」を使用する方法の2種類があります。

専用箱は郵便局・コンビニ・100円ショップなどで購入できますが、郵便局での販売は2026年3月31日で終了予定です。ほかの取扱店での販売については、各店舗に確認する必要があります。

ゆうパケットポストmini

項目

内容

サイズ

・外寸:長辺21.6cm×短辺17.8cm


・内寸:長辺21.1cm×短辺16.8cm


・厚さ ポストに投函可能な範囲

重さ

2kg以下

専用資材の料金

・専用封筒:1枚20円(税込)


・主な販売場所

郵便局

ローソン

DAISO

Seria

FamilyMart

セブン-イレブン

送料

各フリマアプリ・サイトの規定料金(別途発生)

ゆうパケットポストminiは、フリマアプリ・オークションサイト利用者向けの、小型・薄型荷物に特化した発送サービスです。専用封筒を購入し、印字されたコードをアプリで読み取ってポストに投函するだけで発送できます。

ゆうパケットポストと同様に送り状を作成する手間がなく、アクセサリーやトレーディングカードなどの小物を送るのに適しています。2kgまでの商品を送れますが、ポスト投函が前提のため、投函口を通る厚みであることが条件となります。コンパクトな荷物をできるだけ低コストで送りたい場合に便利です。

ゆうパケットパフ

項目

内容

サイズ

・箱タイプ:厚さ7cmまで

(任意の梱包資材を使用)


・袋タイプ:日本郵便指定のA4相当サイズ


・厚さ制限なし(専用の袋を使用する場合)


重さ

1kgまで

送料

法人ごとの個別契約(発送数量などにより決定)

ゆうパケットパフは、年間1万個以上の小型荷物を発送する法人向けのサービスです。「置き配」を含む非対面での配達のため、受取人が不在でも荷物を届けられます。損害賠償はありませんが、追跡サービスが付帯しているため、大量発送を行う企業でも利用しやすいといえるでしょう。

梱包方法は箱タイプと袋タイプの2種類があります。箱タイプは厚さ7cmまでで、手持ちの梱包材を使用できます。袋タイプは、日本郵便が指定するA4相当サイズの袋を使えば厚さの制限はなく、オリジナルの袋も使用可能です。利用には法人契約が必要ですが、再配達が減るため、配送遅延や問い合わせ対応の負担が軽減されます。

ゆうパケットのお届け日数

ゆうパケットは、土日祝日を含めて毎日配達が行われており、差し出した荷物は大体翌日から翌々日に届きます。ただし、遠方の地域や離島では到着までに数日から1週間ほどかかる場合があります。

また、配達日数は差し出し時刻や窓口の受付タイミングによって前後します。具体的な日数は、日本郵便の「お届け日数を調べる」で確認すると確実です。

ゆうパケットで送れないもの

ゆうパケットでは、長辺34cm以内・3辺合計60cm以内・厚さ3cm以内、重量1kg以内の規定を超える荷物は送れません。また、安全面や取り扱いの都合から、以下の物も発送できません。

  • 現金・貴金属などの貴重品
  • 爆発物・毒劇物などの危険物
  • 信書(※無封の添え状や送り状は可)
  • 生鮮食品(生もの)・生き物
  • ガラスや瀬戸物などの割れ物、精密機械
  • 代替品の入手が困難な芸術作品など

トラブルを未然に防ぐためにも、発送前に荷物の内容が規約に抵触していないか必ず確認しましょう。

ゆうパケットの発送方法

梱包道具

ゆうパケットの発送手順は、利用するフリマアプリやサービスの種類によって異なります。ここでは、一般的な発送の流れと、利用時に押さえておきたいポイントを紹介します。

1. 専用箱やシール、梱包資材を用意する

ゆうパケットは種類によって準備する資材が異なります。通常のゆうパケットには専用箱がなく、市販の封筒や段ボールなどを自由に使えますが、専用の宛名シールが必須です。

ゆうパケットプラスやゆうパケットポストなどの派生サービスでは、専用箱・発送用シール・専用封筒など、サービスごとに指定された資材が必要になります。利用するサービスに合わせて資材を準備しましょう。

2. 荷物を梱包する

資材がそろったら、商品を梱包します。ゆうパケットは厚さ3cm以内の制限があるため、緩衝材を使いながらも厚みが出すぎないよう調整しましょう。薄手の衣類や小物は、空気を抜いて平らに整えると厚みを抑えられ、送料も最小限にできます。配送中に封が開かないよう、粘着力の強いテープでしっかり密閉することもポイントです。

3. 送り状を作成する

送り状の作成方法は、利用するサービスやプラットフォームによって異なります。通常のゆうパケットでは、専用の宛名シールに必要事項を記入して貼り付ければ終了です。

また、メルカリの「ゆうゆうメルカリ便」やラクマの「かんたんラクマパック(日本郵便)」などの連携サービスで、ゆうパケットポストやゆうパケットポストminiなどを利用する場合、発送用シールや専用箱のQRコードをアプリで読み取ると送り状が自動生成されます。

EC事業者向けの発送管理ツール「Ship&co」では、通常版ゆうパケットの送り状発行に対応しており、複数注文のラベルをまとめて作成できます。こうしたツールは事業の効率化に欠かせない存在です。

関連記事:ネットで日本郵便 ゆうパケット・ゆうパックラベルを作成する方法を解説!

4. 指定の発送場所へ荷物を持ち込む

梱包と送り状の準備ができた荷物は、複数の場所から発送できます。最も手軽なのは郵便ポストへの投函で、宛名シールを貼った荷物なら24時間いつでも差し出せます。

郵便局の窓口や、ローソン・ファミリーマートなど一部コンビニでも取り扱いがあります。自分の生活スタイルや事業の出荷スケジュールに合わせて、差し出しやすい場所を選びましょう。

ゆうパケットの着払い方法

ゆうパケットは、受取人が料金を支払う「着払い」で発送することもできます。着払い専用の宛名シールはなく、元払いと同じゆうパケット専用宛名シールを使用します。基本の手順は次のとおりです。

  • 専用宛名シールを貼る
  • 外装の見やすい場所に「着払」と明記する
  • 郵便局の窓口で着払いの旨を伝えて差し出す

なお、受取人が事前に承諾している場合に限り、ポスト投函が認められるケースもあります。

着払いでは通常の送料に加えて、以下の着払い手数料が別途発生します。

荷物の条件

加算される手数料

料金後納+私書箱宛

19円

料金後納

26円

私書箱宛

26円

上記以外(一般利用など)

34円

着払いは受取人側に費用の負担がかかるため、事前に了承を得ておくとトラブル防止になります。

ゆうパケットのメリット

ゆうパケットは、コストを抑えて荷物を届けられる便利な配送サービスです。ここでは、ゆうパケットの主なメリットを紹介します。

ポストに投函できる

ゆうパケットは、全国の郵便ポストに投函できるのが特徴です。自宅や職場の近くにあるポストを利用できるため、時間を問わず発送できます。

受け取り側にも、荷物が自宅の郵便受けに直接配達されるため、不在時でも受け取れるというメリットがあります。再配達の手間がかからず、送り手・受け手の双方に便利な配送方法です。

低コストの全国一律料金で分かりやすい

ゆうパケットは、荷物の厚さに応じた3段階の全国一律料金を採用しています。一般的な宅配便のように、配送先が遠方でも料金が高くなることはありません。同じ厚さなら全国どこへ送っても同じというシンプルな料金体系のため、送料計算や予算管理がしやすいという特徴があります。

追跡サービスがあり安心できる

ゆうパケットは安価なサービスですが、追跡サービスが付帯しています。荷物が現在どこにあるのか、すでに配達済みなのかをオンラインで確認できるため、発送後の不安が軽減されます。

万が一、配送に関する問い合わせがあった場合も、追跡情報に基づいて客観的に説明でき、購入者の不安も解消されて取引全体の信頼性が高まります。

ゆうパケットのデメリット

ゆうパケットは手軽で利便性が高いサービスですが、注意点もあります。3つのデメリットを以下で解説します。

損害賠償補償がない

ゆうパケットには、配送中の紛失や破損に対する損害賠償がありません。荷物が届かなかったり、中身が壊れた状態で到着したりしても、送料の返金や商品代の補償は原則行われないため、高価なものや一点物を送る際にはリスクがあります。商品価値に応じて、ゆうパックなどの補償付きのサービスと使い分けましょう。

専用の宛名シールを用意する必要がある

通常版のゆうパケットを利用する場合、専用の宛名シールを用意する必要があります。大量発送を行う場合は、シールの受け取りや手書き作業の手間などが負担になることもあります。

郵便受けに荷物が入らない場合は手渡しか持ち戻りになる

ゆうパケットは原則として郵便受けに配達されますが、郵便受けに荷物が入らない場合は、手渡し、または持ち戻りとなります。持ち戻りとなった場合は再配達の手続きが必要です。梱包をできるだけ薄くするなどの工夫をして、確実に郵便受けへ配達できるようにしましょう。

まとめ

ゆうパケットは、全国一律の低料金とポスト投函の利便性が特徴の配送サービスです。厚さ3cmまでの荷物をスピーディーに配送できるため、フリマアプリの利用者やEC事業者にも利用しやすいといえます。一方で、補償がない点や専用資材の準備が求められる点には注意しましょう。

出荷件数が多い事業者には、通常版ゆうパケットの送り状発行ができる出荷管理システム「Ship&co」の活用がおすすめです。複数のEC店舗から注文情報を自動同期し、宛名書きを数クリックで完結できます。業務負担を減らしたい方は、ぜひ導入を検討してください。