2023年に発表した「Commerce Components by Shopify」を耳にしたかと思います。本記事では、その疑問を回答していきます。
- Commerce Components by Shopify(CCS)とは?
- Commerce Components by Shopifyのカテゴリは?
- Commerce Components by Shopifyの対象は?
- Commerce Components by Shopifyの価格は?
- Commerce Components by ShopifyとShopify Plusプランの違いは?
Commerce Components by Shopify(CCS)とは?
Commerce Components by Shopify(コマースコンポーネント by Shopify)というのは、Shopify公式が2023年1月3日(火)に発表した、エンタープライズ規模の小売企業向けのモダンでコンポーザブルなスタックのことです。
Shopifyの発表によると、本サービスで以下の点を実現できます。
Shopifyが提供する製品を機能ごとにコンポーネント化し、企業はそれらを必要に応じて自由に組み合わせ、既存の自社システムと統合することが可能です。
世界中に拡大しているShopifyプラットフォームには、2014年にエンタープライズ向けのShopify Plusサービスをリリースし、大規模なネットショップを構築・運用する人向けのプランとCommerce Components by Shopify位置づけられています。
その後、2023年に発表した「Commerce Components by Shopify」は、エンタープライズ向けに最適なShopifyの高機能コンポーネントを利用することが可能になるためのサービスです。
企業は、Shopifyが開発し、本サービスにまとめた31つのコンポーネントの中に必要なものだけを導入し、自由にカスタマイズすることを実現できます。
Commerce Components by Shopifyのカテゴリは?
Commerce Components by Shopifyは、6つのカテゴリに分類されています。
- ストアフロント(Storefront):ヘッドレスAPI、ヘッドレスSDK、コンテンツなど
- カートとチェックアウト(Card and checkout):カート、チェックアウトプラットフォーム、決済プラットフォームなど
- コアコマース(Core Commerce):商品のカタログ、海外販売、サブスクリプション、顧客データ、ディスカウント、B2Bなど
- データとコンプライアンス(Data and compliance):データ分析、マーケティングにおけるインサイトなど
- 発送と物流(Shipping and logistics):フルフィルメント、注文管理、在庫管理、返品、送り状API
- オムニチャネル(Omnichannel):Shopify POS、ソーシャルコマース、チャットとサポート
Commerce Components by Shopifyの対象は?
この新サービス「Commerce Components by Shopify」は、前に説明した通りで、エンタープライズ規模の小売企業向けになっています。
Commerce Components by Shopifyページの事例をみますと以下の企業様です。
特に複数の商品・ブランドをネットショップ内に販売・管理しなければならない「小売業」や実店舗とともにオンライン店舗で販売する企業様などに最適です。
Commerce Components by Shopifyの価格は?
本サービスの価格については、Shopify日本より、以下の説明となります。
大企業向けに制定されており、明朗かつ利用量に応じて予測可能な設定となっています。(Shopifyのリリース)
つまり、導入する機能・コンポーネントにより、価格がそれぞれ異なります。詳しく知りたい方は、Shopifyのサポートにお問い合わせください。
Commerce Components by ShopifyとShopify Plusプランの違いは?
ここまで読みますと、Commerce Components by ShopifyとShopify Plusプランの違いについて疑問する方が多いと思います。その点を以下に解説していきます。
- Shopify Plusは、D2Cから小売、SNSまで、動的な単一プラットフォームからあらゆるチャネルや市場で販売を行うオールインワンコマースプラットフォームと言われていますが、Commerce Components by Shopifyでは、エンタープライズ規模の小売企業向けのモダンでコンポーザブルなスタックを提供し、ネットショップのカスタム体験や複数のシステムとのシームレスな連携を実現できるサービスです。
*Commerce Components by Shopifyの連携サービスの中に強調されるのは、デロイト(Deloitte)、アクセンチュア(Accenture)、アーンスト・アンド・ヤング (Ernst & Young、略称EY)、KPMGなどで、連携可能なERPシステムは、オラクルのNetSuite (ネットスイート)ERPなどです。 - Shopify Plusの料金プランは、月額$2,000ドルで、取引ごとに0.15%の手数料が発生し、又、より複雑で売り上げ規模が大きな場合、変動料金が発生しますが、Commerce Components by Shopifyの料金プランは、カスタムプランとなっているので、料金の詳細が異なる可能性があります。詳しくはShopify Plusのエキスパートにご相談ください。
- Shopify Plusマーチャント向けには、電話、メール、ライブチャットによる24時間体制のテクニカルサポート、パートナーエコシステムによるサポートなどが提供されますが、Commerce Components by Shopifyを導入するマーチャント向けには、年中無休1日24時間体制など、それより充実したサポート体制が提供されるそうです。
- Shopify Plusは、取引量の多いビジネスが成長するのをサポートするさまざまな機能を提供していますが、Commerce Components by Shopifyの機能の中に強調されるのは、無制限のAPIコールと、1店舗/1分ごとの40,000のチェックアウトなどの特徴があります。
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いかがですか?Shopifyフラットフォームでは、あらゆる規模のビジネスにサービスを提供しています。
多様あるShopifyの料金プランの中に各サービスによって価格や実現できることなどが変わりますので、自社に合った適切なサービスを見極めて、必要のみShopifyの機能を導入したら良いでしょう!
では、Commerce Components by Shopifyについてご紹介してきました。自社ブランドのECビジネスに役に立てれば幸いです。
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