近年、EC市場が大幅に成長しており、小売業界の各プレイヤーの中でも、EC化率が高くなる傾向にあると言われています。

消費者が実店舗でなく、ネットでモノを購入する行動が増えているので、日本国内でもビジネスの規模や法人・個人を問わず、ECサイトの立ち上げや今までのECサイトの見直しが実施されていて、Eコマースで新たなビジネスチャンスが生まれています。

一方、多くのビジネスが国内EC・越境ECに向けてオンライン事業を拡大するにつれて、競争も激化しています。そのため、ECサイトを立ち上げる際に、売れるECサイトを構築すること、つまり、他のECサイトより目立つECサイトを構築すること、差別化を図ることが重要です。

本記事では、成功するECサイトを構築するための7つのコツについて紹介します。業界・商品・国内向け/海外向けを問わず適用できるアプローチの紹介に加えて、日本ブランドの国内ECの成功事例と越境ECの成功事例をそれぞれ紹介していきます。

それでは、さっそく学んでいきましょう!

1. ブランドのユニークな価値を作る

日本そして世界で競えるブランドを作るには、ブランドのユニークな価値を作ることが不可欠になります。「ユニークな価値」とは、自社ブランドのUSP(Unique Selling Proposition)を決定し、その価値を広めることです。

USPというのは、ユニーク・セリング・プロポジション(Unique Selling Proposition)の略で、自社ブランドの他社との違い、ブランドならではの利点、自社の強みを明らかにして、購入すべき理由などを伝えるためのメッセージを意味します。

USPを決定するためにはまず、「他社にない自社ブランドのユニークな価値とは何か?」という質問に対する答えを考えてみてください。例えば、他のブランドと比べて「商品のデザインが良い」、「より良いカスタマーサポートが提供されている」、「製造経験が長い」など、自社がどのように優れているのか、改めて考えてみましょう。

それらの点を理解した後で、さらに重要なことは、その強みを潜在的な顧客にしっかりと伝えることです。ブランドのホームページ、オンライン・オフライン広告、ブログ記事、商品説明などを通じて伝えることができれば、潜在的な顧客は十分な情報に基づいて購入決定を下すことができます。

2. 人目を引くECサイトのデザインを構築する

ECサイトで成功するためには、「人目を引くECサイトのデザイン」の構築が大事です。ECサイトの場合、人目を引く広告デザインには何があるのか、以下にまとめていきます。

  • 情報がわかりやすく整理されている
  • 商品購入までの動線が最適化されている
  • PCとスマホに対応している

サイト構築の際、上記の点を考慮しながらデザインしなければなりません。さらに、人目を引くためにデザイン性もしっかり考えておいてください。

  • クリーンでモダンなデザインを利用する:操作しやすい・検索しやすいかどうかを考えてUX/UIをデザインする
  • ブランドの一貫した色を利用する:ブランド強化のために各タッチポイントに一貫した色を利用する

3. 魅力的な画像を用意する

ECサイト全体のデザインはもちろん大事ですが、他社ブランドより目立たせる大事な要素の1つは「魅力的な画像」です。

ECサイトのバナー画像や商品画像は、潜在的な顧客がサイトに訪れた最初に目にするものです。いくら良い商品を扱っていたとしても、商品画像でその魅力が伝わらなければ、サイトから離れてしまう原因になります。一方で、良い印象を与えることができれば、購入の決断につながります。

ECサイトのバナー画像や商品画像を用意する際、サイトデザインに合う「画像サイズ」や「ファイルサイズ」を把握しておきましょう。ECサイトを計画する際に「必要な画像」を把握しておくと実際の撮影をスムーズに行うことが可能になります。

4. EC店舗の検索エンジンを最適化をする

自社ECサイトは、ECモールと違い、ECサイトのアクセス数を増やすための対策が必要になります。それは、検索エンジン最適化(SEO - Search Engine Optimization)です。オーガニック検索のためにオンラインストアを最適化するには、以下のような方法があります。

  • キーワードリサーチを行う:まず、オンラインストアに関連するキーワードをリサーチし、それらのキーワードを使用してコンテンツを最適化することが重要です。Google広告やGoogleトレンドなどのツールを使用して、検索ボリュームの高いキーワードを特定し、それらを製品名、説明、カテゴリ名、タグなどに使用することができます。
  • タイトルタグとメタデスクリプションを最適化する:タイトルタグとメタデスクリプションは、SEOにおいて非常に重要な役割を果たします。タイトルタグは、検索エンジンがWebページを判断する際に最も重要な要素の1つであり、メタデスクリプションは検索結果に表示される要約文のことです。これらの要素には、重要なキーワードを含め、魅力的な文章を作成することが重要です。
  • モバイルフレンドリーにする:Googleは、モバイルフレンドリーなウェブサイトを高く評価し、検索ランキングを上げる仕組みとなっています。そのため、モバイルデバイスで快適に閲覧できるように、オンラインストアのデザインを最適化し、レスポンシブデザインを採用することが重要です。
  • ページ速度を最適化する:ページ速度は、SEOの重要な要素の1つであり、ユーザーエクスペリエンスにも大きな影響を与えます。ページの読み込み時間が長い場合、ユーザーはストアを離れる可能性が高くなります。ページ速度を改善するためには、画像サイズを最適化したり、JavaScriptやCSSを最小限に抑えるなどの対策が必要です。
  • カスタマーレビューを増やす:カスタマーレビューは、SEOに影響を与えると同時に、潜在顧客にとっても重要な要素の1つです。良いレビューが多くあるオンラインストアは、検索エンジンの信頼性が高くなり、購入意欲を高めることができます。

5. EC店舗に技術的な問題がないか確認する

Wordpressでサイトを制作した場合も、Shopify、BASE、WooCommerceなどでサイトを制作した場合も、EC店舗に技術的な問題がないか確認することが重要です。

ECサイト公開に際し、技術的な設定がうまくできているかを確認するための手法は、例えば、「テスト注文を行う」、「ウェブサイトの表示速度をテストする」、「レスポンシブデザインを確認する」などです。

特にShopifyの場合、自社ECサイトの機能を拡張するためにShopifyアプリを導入することが基本的な方法になっていますので、導入したアプリは運営に必要な業務に合うか再度確認しましょう。

スムーズに注文を受けられるかを確認するには、テスト注文を何回か行なってみて、「注文プロセスが正常に機能しているか」「支払いが正常に処理されるか」「注文確認メールが届くか」などを確認することが重要です。

6. 自社ブランドに関する情報を広く宣伝する

自社ブランドの宣伝のためにマーケティングエージェンシー(広告代理店)に依頼する方法は、Google広告からメールやソーシャルメディアマーケティングまで、自社ブランドに関する情報を広く宣伝することができ、大変効果的です。

しかし、立ち上げ時から「口コミ(Word of mouth)」に勝るものはありません。

「口コミマーケティング」というのは、実際に買ってくれた顧客から商品やサービスの情報を広める手法です。ECサイト、Twitter、Instagarmなどを使い、商品に関する意見や感想を共有することです。ブランド側からの説明やテレビCM、Web広告のような一方的な広告よりも信用されるのが「口コミ」です。

そんな口コミを活用しながら、「ソーシャルメディアでのプロモーション」や「ブログやニュースレターの作成」といったコンテンツマーケティングを行うことで、自社ECサイトに関連する情報を提供し、潜在的な顧客を獲得してブランドの認知度を高めることができます。

7. 注文後のスピーディーな発送を心がける

EC店舗では、注文の前だけでなく、注文後の良い体験で、リピーターの獲得率が上がります。特に、「配送」において、お客様に良い体験をしてもらうことは、素晴らしい商品を届けるのと同じくらい大事なポイントなので、注文後のスピーディーな発送を心がけておきましょう。それを実現するために以下の点にも心がけてください。

  • 注文が入ったら1-3日で発送する:EC店舗の配送スピードは、買い物に影響を与えるトップの項目なので、注文が入ったら1-3日で発送することがおすすめです。事前に配達日を記載し、その配達日を守ることが大切です。
  • 発送前に梱包作業を済ませる:発送前に必要な資材を準備しておくことも大切です。それを準備しておくと、注文が入ってすぐに梱包作業を始めることで発送のスピードを上げることができます。
  • 複数の配送業者との信頼関係を築く:配送業者と信頼関係を築くことで、配達状況の確認や注意点の把握が可能になり、スムーズな発送を実現できます。
  • システム連携を活用する出荷管理システムや送り状発行システムを活用することで、発送作業の効率化を図ることができます。自動的に送り状や配送先住所を取り込んでくれる機能などを利用し、作業時間を短縮できます。

では、次にShopifyで構築されたお洒落なECサイトの事例を紹介していきたいと思います。各ECサイトをご覧いただき、自社ECサイト立ち上げの参考になれば幸いです。

日本国内EC向けのECサイトの事例3選を紹介!

1. ZANE ARTS

  • 北アルプスの玄関口「長野県松本市」で生まれた、注目のアウトドアブランド
ZANE ARTS
機能と藝術の融合をコンセプトに掲げ、アウトドア愛好家を確実にサポートする機能性と、自然との一体感を得られる造形を合わせ持つ、藝術性の高いプロダクツを目指すブランドZANE ARTSのオフィシャルサイト。

2. senses product

  • ヘアメイクアップアーティストの小林加奈様が手がけるコスメブランド
senses product(センセス プロダクト)|公式サイト
ヘアメイクアップアーティストの小林加奈が手がけるsenses product (センセス プロダクト)の公式オンラインショップ

3. cocca

  • 多彩な模様を生地に実現するファブリックブランド
生地・布通販| デザイナー生地・日本製こだわり生地【cocca(コッカ)】
生地メーカーKOKKA(コッカ)生地・布の公式通販サイトです。デザイナーとのコラボ生地や、こだわりの日本製生地などをセレクト。ものづくりをするメーカーならではの開発ストーリーなどの読み物なども発信しています。

越境ECのECサイトの事例3選を紹介!

1. Bento&co

  • 約100カ国に発送、弁当箱の魅力を世界へ発信する京都発弁当箱専門店
Bento&co. The Original Bento Lunch Box Shop.
Dedicated to helping you eat better, save money and reduce your environmental impact with high quality bento boxes, cookware and accessories from Japan.

2. Yanko Design

  • オンラインマガジンが運営するデザイン性の高い商品のセレクトショップ
Yanko Design Select
Handpicked by experts with years of experience in the field, our store doesn’t just sell products. It offers innovative solutions designed to improve lives.

3. POJ Studio

  • 金継ぎキットや日本の伝統工芸品を海外向けに販売するブランド
POJ Studio
From Japan’s master artisans to your home

送り状発行システムShip&coとは?

Ship&coは、EC事業者が配送業務において直面する課題を解決するために開発された、送り状発行システムです。シンプルで使いやすいWebダッシュボードと出荷APIを提供しており、注文情報を自動的に同期し、FedEx、UPS、DHL、ヤマト運輸、佐川急便などの配送会社の配送ラベルとコマーシャルインボイスを簡単に作成することができます。Ship&coを使うことで、煩雑な手作業を省くことができ、配送業務の効率化と正確性の向上を実現できます。

アカウントの作成はこちらからどうぞ。ご不明点がございましたら、hello@shipandco.comまでお気軽にお問い合わせください。

皆様の発送業務をより簡単になりますように全力でサポートして参ります!