【Shopify】配送日時指定の方法を解説!おすすめアプリもご紹介
本記事では、Shopifyのストアに配送日時指定を追加する方法を解説しています。
- Shopifyを利用していてECサイトに配送日時指定を実装したいけれどやり方がわからない
- 配送日時の指定を導入するために、どのアプリを使うべきか悩んでいる
今回は、上記のような方に向けて、Shopifyで配送日時指定を導入するための方法と3つのおすすめアプリをご紹介しています。
配送日時指定を追加するメリットやデメリットについても解説していますので、導入にお悩みの方はぜひこちらを参考にしていただければと思います。
Shopifyの配送日時指定とは
Shopifyの配送日時指定とは、ShopifyのECストアでの注文時に、顧客が配達希望日時を指定できる機能です。
注文した商品をこの日に届けてほしい!帰宅時間帯に合わせて受け取りたい!といったユーザーの希望に応えることができます。
Shopifyには数多くのアプリがありますが、お届け日時の指定に関する機能を備えたアプリも豊富です。そのため、自身のECサイトに合ったアプリを選択できます。
Shopifyに配送日時指定を導入するメリット3つ
配送日時指定を導入することで、以下のようなメリットがあります。
- ECストアの運営が効率的になる
- 再配達の削減ができ、顧客満足度にも繋がる
- ギフト利用の需要を満たせる
つまり、配送日時指定を導入することで、ECストア側の利便性だけではなく顧客満足度にも大きく影響するというわけです。
ECストアは年々増加しているため、その中で生き残るためにも配送日時指定ができるかどうかは重要だといえるでしょう。
メリット1) ECストアの運営が効率的になる
Shopifyに配送日時指定を導入するメリットとして、オンラインストアの運営効率を向上させられるという点が挙げられます。
たとえば、送り状を作成するときに手動で配送日時を指定する必要がなくなるという作業面での効率向上のほか、配送日の問い合わせ等といった顧客対応の削減も期待できるのです。
配送日時指定機能を実装することで業務効率を向上させることができれば、スタッフの負担軽減にも繋がるほか、さらなるショップ・商品の改善に時間を割くこともできます。
メリット2)再配達の削減ができ、顧客満足度にも繋がる
2024年問題で輸送能力の減少が懸念される中で、再配達の削減は重要です。
実際、大手ECモールの「楽天市場」では、2024年7月より日付指定ができる商品を「最強配送」として検索上位に表示しています。これは、2024年問題に対応して再配達を減らすための取り組みです。
その他にも、工具通販大手のMonotaRO(モノタロウ)も配送日時指定のサービスを開始するなど、通販における配送日時指定はBtoC、BtoBのどちらにおいてもスタンダードになりつつあります。
さらに、日時指定によって再配達が発生しにくくなり快適に受け取れることで、顧客満足度の向上も期待できます。「受け取れるかわからないから購入を迷う」というケースも減り、カゴ落ちなども防げるのではないでしょうか。
2024年問題とは?
2024年問題とは、2024年4月からトラックドライバーの時間外労働の960時間上限規制と改正改善基準告示が適用されたことによる、物流の労働力減少・輸送能力の減少懸念を指します。
対策をおこなわない場合は2024年時点で輸送能力が14.2%、さらに2030年には34.1%不足する可能性があるとして、トラック事業者・荷主・一般消費者といった多くの人々にとって多大な影響がある重要事項です。
メリット3)ギフト利用の需要を満たせる
Shopifyで配送日時指定を導入することで、ギフト利用のユーザー需要を満たすことができます。
たとえば、誕生日や父の日・母の日といったお祝いプレゼントなどでお届け希望日を指定したいというユーザーもいますよね。
配送希望日を指定することができない場合、ユーザーは配送日時を指定できる他のショップで同様のプレゼントを検討する可能性もあります。
逆に言えば、配送日時指定を利用できるようにしておけば、ギフトを購入したいユーザーを取り込むことも可能ということです。
このように、配送日時指定の導入により、ギフトを探している人を顧客として獲得することも可能です。
Shopifyに配送日時指定を導入する場合のデメリット2つ
Shopifyで配送日時指定を導入する場合に考えられるデメリットとしては、以下のようなものがあります。
- コストがかかる
- 配送日等の設定をおこなう必要がある
メリットの多い配送日時指定の導入ですが、デメリットについてもしっかりと把握しておきましょう。
デメリット1)コストがかかる
Shopifyでアプリを使って配送日時指定を追加するためには、アプリを利用する費用が必要です。
アプリによっては無料で使えるものもありますが、利用できる機能に制限があることも多く使い勝手がよくないと感じる場合もあるでしょう。有料でさらに便利なアプリなどもあるほか、Shopify Plus(Shopifyの上位プラン)でのみ利用できる機能も存在します。
より柔軟な設定をおこないたいという場合には、Shopify Plusの利用や有料アプリの利用が必要になり、コストがかかってしまう可能性があるということですね。
デメリット2)配送日等の設定をおこなう必要がある
Shopifyで配送日時指定のアプリを追加する場合、アプリの設定を適切におこなう必要があります。
たとえば、ECサイトによっては、配送がおこなえない日もあるでしょう。アプリを導入している場合、初期設定のままでは、配送業務ができない曜日等にも配送日時指定がおこなわれてしまう可能性があります。
適切な設定がおこなわれていないと、顧客の配送希望日に商品を届けられないというトラブルが発生し、クレームに繋がるかもしれません。
そのため、休業日などで配送がおこなえない日がある場合には、お届け不可日などを設定する必要があるのです。
このように、Shopifyで配送日時指定のアプリを追加するデメリットとして、設定作業が必要という点が挙げられます。
Shopifyに配送日時指定を追加する方法
Shopifyは標準で配送日時指定機能を搭載していないため、以下のような方法で実装する必要があります。
- Liquidのコードを編集する
- Shopifyアプリストアから該当の機能を持ったアプリを導入する
それぞれの方法の特徴については、以下の項目で解説しています。
Liquidのコードを編集する
Shopifyに配送日時指定機能を実装する方法として、カートページのコード編集による実装が挙げられます。
こちらの方法では、Shopifyの言語「Liquid」を使いコードを編集する必要があるため、プログラミングの知識が必要です。
Shopify Plus以外のプランでは、チェックアウト画面のカスタマイズはこちらの方法を用いてもできませんので、日時指定を実装する場合はカート画面にて指定する形になります。
また、コードを編集して配送日時指定を追加したいという場合は、必ずバックアップを取っておくようにしてください。
Shopifyアプリストアから該当の機能を持ったアプリを導入する
専門知識がなくても配送日時指定機能を追加できる方法として、アプリの導入が挙げられます。
Shopifyでは、アプリストアからアプリを導入することで、ほしい機能を手軽に実装可能です。
配送日時指定に関しても同様で、アプリで機能を追加することができます。
一方で、さまざまなアプリがあるため、機能や料金を比較して検討し、自社サイトに合うアプリを導入する作業が必要です。
Shopify配送日時指定アプリ3選
こちらの項目では、Shopifyアプリのうち、オンラインストアに配送希望日の指定機能を追加できるおすすめのアプリを紹介しています。
今回紹介するのは以下の3つのアプリです。
- Ship&co
- 配送日時指定.amp
- 配送&注文サポーター
それぞれ機能やプランに特徴があるため、以下の項目でくわしく紹介していきます。
①Ship&co
出典:Ship&co
Ship&coではShopifyストアで日本国内の配送日時指定サポートを提供していて、送り状発行時に手動で配送日時を選択する必要がないほか、情報詳細をShopifyの注文管理画面でチェックすることもできます。
対応の配送業者は、以下の通りです。
- ヤマト運輸
- 佐川急便
- 日本郵便ゆうパック
ベーシック、スタンダード、プレミアムプランユーザー向けには「埋め込みアプリ」が提供されており、カートドロワーまたはカート画面に配送日時指定を表示させることができます。
Shopify Plusプランの場合、「チェックアウトUI拡張拡張機能」を利用することができるため、チェックアウト画面に配送日時指定を表示させることも可能です。
【料金・プラン】
- 従量課金プラン:税込 33円/件
- 月額割引プラン:月50件 (月額 税込 1,100円)〜月3,000件 (月額 税込 39,600円) まで、複数の設定あり
- エンタープライズ:月20,000件以上、要相談
【機能・サービス】
- 埋め込みアプリによるカート画面への配送日時指定機能実装
- チェックアウトUI拡張拡張機能によるチェックアウト画面への配送日時指定機能実装
- 受注データの自動同期(複数のECプラットフォームと連携)
- 複数の主要配送会社の送り状発行に対応
- 複数の注文を選択して送り状一括発行(ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便)
- 海外向け配送料の比較
- 注文ステータスの更新 など
⇨14日間の無料トライアルも可能なため、気になる方はぜひお試しください。アカウントの作成はこちらからどうぞ。
②配送日時指定.amp
出典:配送日時指定.amp
配送日時指定.ampは、配送希望日・時間帯を設定できるだけではなく、商品ごとや重量・金額毎に配送希望日の可否も設定できるShopifyアプリです。
NORMALプランでは都道府県別の配送日時指定機能を追加でき、ADVANCEDプランでは商品別配送日時指定が可能となっています。
配送伝票のCSV出力や追跡番号のアップロードなど、配送業務に関する機能が豊富に揃ったアプリです。
【料金・プラン】
- NORMAL:$9.80/月
- ADVANCED$19.80/月
【機能・サービス】
- 追跡番号管理
- 配送日時指定モジュールの非表示設定
- 商品ごとの配送日時指定
- CSVエクスポート機能 など
③配送&注文サポーター
出典:配送&注文サポーター
配送&注文サポーターは、無料でも使える配送日時指定機能のアプリです。
4つのプランから自社ECに合わせて選択することができ、フリープランでも配送日時指定については制限なく利用可能となっています。
その他の有料プランでは、配送日時指定対象から除外したい商品を選択できたり、特定配送エリアや業務休業日を指定できたりと、細かなカスタマイズが可能です。
レビューでは設置方法などで困ったがサポート体制が優れているという評価のため、初めて利用するという場合にも安心なのではないでしょうか。
【料金・プラン】
- フリープラン:無料
- ライトプラン:$5/月
- ベーシックプラン:$9/月
- プロプラン:$18/月
【機能・サービス】
- アンケート実装機能
- ピッキングリスト機能
- 配送日時指定対象外商品の設定(ライトプラン以上)
- CSVファイルダウンロード機能(ベーシックプラン以上) など
配送日時指定のアプリを選ぶ時のポイント
Shopifyで配送日時指定のアプリを選ぶ際には、以下のようなポイントを意識するのがおすすめです。
- 必要な機能を洗い出す
- 使用感を試してみる
これらのポイントを意識してアプリを比較検討することで、自社ストアに合う配送日時指定アプリを導入することができるでしょう。
必要な機能を洗い出す
アプリの導入をおこなう際は、まずどのような機能が必要か洗い出すことが大切です。
今回のように配送日時指定の機能がほしい!という場合は、その他にどのようなシチュエーションに対応してほしいかを考える必要もあるでしょう。
たとえば、商品すべてを同様の配送日時指定の対象にするのか、オーダーメイド商品等のみ除外したいという希望があるのかによっても、必要な機能が異なってきます。
また、すでに使っているシステムとの連携機能があるのかといった点についてもしっかりとチェックしておくことが大切です。
使用感を試してみる
必要な機能があらかたわかったら、該当するアプリを試しに使ってみるというのも一つの選択肢です。
やはり、業務で頻繁に触れる機能の場合、使用感は重要なポイントとなります。
アプリの中には無料体験や従量課金制など、低コストで試すことができるものも数多くあるため、お試しとして実際に操作してみるのが大変おすすめです。
実際に触れてみることで、あらためて必要な機能に気づくこともあるかもしれません。
機能やコストで比較することも大切ですが、操作した時のわかりやすさなどにも目を向けてみるのもよいでしょう。
Shopifyアプリで手軽に配送日時指定を導入しよう
今回は、Shopifyで配送日時指定機能を追加する方法について解説しました。
Shopifyでは、コードの編集またはアプリの導入によって配送日時指定機能を追加することが可能です。
配送日時指定を導入することで、顧客満足度の向上のほか、運営業務を効率化することもできます。
とくに現在は大手ECサービスでも配送日時指定が取り入れられているため、競争力を高めるためにも必要な機能といえるのではないでしょうか。
Shopifyでは、配送日時指定に関するさまざまな特徴を持ったアプリがストアで配信されていますので、ぜひ自社ショップに合うアプリを導入してみてください。
Ship&coで配送日時指定&送り状発行が便利に
Shopifyに配送日時指定を導入するなら、Ship&coが大変便利です。
Shopifyを利用している場合はどのプランでも利用できるため、Plusに加入していないという場合でも配送日時指定を導入することができます。
その他にも、送り状を一括で発行できるため、配送業務を効率化したいという場合にも最適です。
出荷ボリュームに応じて自社にあった料金プランを選択できるので、気軽に試してみることもできます。
導入するアプリを検討中の場合は、ぜひお気軽に利用してみてはいかがでしょうか。