Etsyとは?出品者向けに安全性や販売できる商品、手数料を解説

Etsy(エッツィー)とは、主にハンドメイド商品を扱う通販サイトです。安全性から評判、支払い方法、手数料、出品方法まで解説します。

Sell on Etsy イメージ

Etsyは世界中のハンドメイド作家やアーティストが集まる、ユニークな存在感を持つマーケットプレイスです。しかし、海外プラットフォームのため、自分の作品を販売してみたくても、安全性や手数料の仕組みに不安を感じるという方もいるのではないでしょうか。

Etsyでは扱える商品に独自の決まりがあり、出品を始める前にルールを把握しておく必要があります。

本記事では、Etsyの基本情報から安全性、出品方法、売り上げを伸ばすポイントまでを解説します。

※本記事は、2023年3月の記事を2026年8月にリライト・公開しています。

Etsy(エッツィー)とは

Etsy(エッツィー)とは、ハンドメイド作品やビンテージ品、クラフト素材を専門に扱う世界規模のECプラットフォームです。量産品ではなく、作り手の個性が伝わる商品を中心に扱っています。

1点ものも多く出品されており、世界中のスモールビジネスや個人の作家が作品を持ち寄って売買できる場になっています。大量生産とは違い、作り手の顔が見えるグッズを求める人が集まるのも、Etsyの特徴です。日本からも出品できるので、ハンドメイド品や手作りのアクセサリーの新たな販路のひとつになり得るでしょう。

Etsyの安全性

海外のプラットフォームで売買する以上、安全性は気になるところです。Etsyには、出品者と購入者の両方を守る仕組みがいくつも用意されています。

  • セラー向け購入保護プログラム
    荷物が届かなかったり、説明と異なる状態で商品が届いたりした場合、規定の条件を満たしていればEtsyが最大250米ドルを補償してくれる。250米ドルを超える不足分がある場合は、セラーに請求される
  • 二段階認証
    パスワードに加えてもう一段階の認証を追加して、不正ログインを防ぐ機能
  • クレジットカードの安全保護
    支払い情報は暗号化された上でトークン化され、Etsy自体はカードの機密情報を保持しない。個人情報の取り扱いも業界の標準に沿って保護されている

こうした複数の仕組みにより、初めて使う人でも安心して取引を始められる環境となっています。

Etsyの評判

陶芸作品に囲まれてノートパソコンで作業する女性

Etsyは、ありきたりな量産品ではなく、オリジナリティのある限定品の購入・販売ができる場として支持を集めているプラットフォームです。本社はアメリカのニューヨークにありますが、サイトでは日本語表示ができるので、英語が得意でなくても利用しやすいといわれています。

2005年の設立以来、世界規模のマーケットプレイスとして実績を積み重ねてきました。2025年12月時点で活動中のセラーは560万人、購入者は8,650万人に上っています。この規模の大きさが、Etsyが長年支持されてきたことを示しています。

評判を支えているのは、商品の豊富さだけではありません。トラブル時に返金を受けられる購入保護プログラムや、暗号化された決済システム、24時間体制の不正検知といった安全面への配慮も、評価されている理由のひとつです。

参考:Etsy Investor Relations

Etsyで販売できる商品

Etsyで扱うのは、セラー自身が制作、デザイン、セレクト、または調達した商品に限られます。既製品の販売は、原則として認められていません。

  • ハンドメイド品(セラー自身が制作した商品)
    セラー自らが手作業や独自の工程で直接制作・加工した商品
  • オリジナルデザインの商品
    自分でデザインした、または購入者がカスタマイズできる商品。製造そのものはプリントオンデマンドサービスなど外部の製造パートナーに委託しても可。ただし、他人がデザインした既製品をそのまま出品するのは規約違反にあたる
  • クラフト・パーティー用品
    他の作り手の制作活動を支える素材や、イベントを彩るアイテム。個人的な催しを演出するための材料やパーツが該当する
  • ビンテージ品
    製造から20年以上が経過した、独自性のある古い品を指す。セラー自身が目利きして仕入れたものなら販売が可能
  • ギフトバスケット
    特定のテーマに沿ってセラーが自ら中身を選び、箱詰めしたコレクション。他社がすでに完成させたセット商品をそのまま販売することは認められていない

Etsyで販売できない商品

Etsyには、出品自体が禁止されている商品カテゴリーがあります。以下に該当するものは、出品の対象外となっています。

  • アルコール、タバコ、薬物、薬物に関わる器具、医療用の薬品
  • 動物由来の商品、人骨や遺体に関わるもの
  • 有害物質、リコール対象品、武器などの危険な商品
  • 差別や偏見を助長するヘイト商品
  • 違法行為に関わる商品や、規制の対象となっている商品
  • 国際的に取引が規制されている商品
  • ポルノグラフィなど成人向けのコンテンツ
  • 暴力を美化したり助長したりする商品

これらは商品カテゴリーに関する禁止事項ですが、「販売方法」が禁じられているケースもあります。代表的なのがドロップシッピングと転売です。

ドロップシッピングとは、セラーが手を加えることなく、第三者のサプライヤーから顧客へ直接商品を発送する方法を指します。転売は、自分で制作・デザインをしていない既製品を、そのまま販売する行為です。ただし、クラフト用品とパーティー用品に限っては例外的に転売も認められています。

詳細な基準は、Etsyが定めるCreativity Standards(創造性に関する基準)に準拠する必要があります。

Etsyで利用できる支払い方法

Etsyでは、以下から支払い方法を選べますが、利用できる方法は地域によって異なります。自分の居住国でどれを選べるかは、購入・出品前に確認しておくと良いでしょう。

  • 銀行口座
  • クレジットカードおよびデビットカード
  • Etsyギフトカードおよびポイント
  • Apple Pay
  • Google Pay
  • PayPal
  • Klarna(分割払い・30日以内払いサービス)
  • iDEAL(オランダの銀行振込サービス)

クレジットカードは、Visa、Mastercard、American Expressなど主要ブランドの大半を使用できます。PayPalを選んだ場合は、専用ページに移動して支払いを済ませた後、Etsyのサイトに戻って注文を完了させます。Klarnaは利用できる国が限られますが、特定の商品を分割払いや後払いで購入できるサービスです。

Etsyの手数料

Etsyで販売する際は、複数の手数料がかかります。まずは基本となる4つを押さえておきましょう。

開設手数料

ショップ設立の手数料で、一回のみ請求される。費用は所在地により異なる。

出品料

商品を1点出品するごとに0.20米ドルがかかる。売れる・売れないに関係なく発生する

取引手数料

商品が売れた際、注文総額(送料・ギフトラッピング代を含む)の6.5%が課金される

入金手数料

Etsyペイメントでの取引ごとに、売上に対する一定の割合額と定額料金が差し引かれる(国によって割合は異なり、日本は6%+0.30米ドル)

*2026年7月時点

出品料は商品が売れなくても発生します。売れた商品を自動で再出品する設定にしている場合や、1つの商品ページに複数のバリエーションがあって2点以上購入された場合も、その都度0.20米ドルが追加でかかります。取引手数料が発生するのは商品が売れた場合のみです。

基本の4つに加えて、状況によって発生する手数料もあります。

VAT(付加価値税)

入金手数料やセラーのサービスにかかる税金。税率は国ごとに異なる

Pattern利用料

独自のオンラインストア機能「Pattern」を使う場合に発生する費用

外部サイト広告手数料

外部サイト経由の売上に対して課金される。過去365日の売上が1万米ドル未満なら15%、それ以上なら12%に軽減される(手数料の上限は1注文あたり100米ドル)

Etsy広告費

Etsyの検索結果内で商品を目立たせるための広告費用。金額は運用状況によって異なる

デポジット手数料

一部の国で入金額が一定の最低ラインを超えているものの、未払い料金の上限には届かない場合に発生する

通貨換算手数料

出品通貨と支払い口座の通貨が異なる場合に発生する。換算額の2.5%が上乗せされる

規制実施手数料

イギリス、フランス、イタリア、インド、スペイン、トルコ、ベトナム、カナダに住むセラーが対象。商品価格・送料・ギフトラッピング代を含む注文合計に、一定の割合が課される

Etsyプラス登録料

拡張ツールが使える定期購入プランの登録料。月額10米ドルで、対象地域では別途消費税やVATが加算される

*2026年7月時点

こうした付随的な手数料は、利用するサービスや国によって発生します。自分が使う機能をあらかじめ確認しておくと、想定外のコストを避けられるでしょう。詳細はこちらの公式情報でご確認ください。

Etsyで出品するメリット

Etsyの強みは、ハンドメイド品やビンテージ品を求める層に直接アプローチできる点です。

  • ハンドメイド好きな層に届く
    デザインの独創性や作り手のこだわりを率直に評価する購入者が集まっている
  • 無名のブランドでも見つけてもらいやすい
    オリジナル商品に特化したマーケットだからこそ、知名度がなくても検索で発見されやすい
  • 海外市場ならではの強みがある
    日本らしさや希少性を付加価値として高単価で販売できるケースがある
  • 低コストで始められる
    月額固定費が不要で、出品料も1点あたり0.20米ドルと手頃。商品が売れるまで販売手数料が発生しないので、金銭的なリスクを抑えて挑戦できる
  • 世界規模の顧客基盤にアプローチできる
    アクティブな購入者は世界で8,000万人を超え、日本国内では需要が限られる商品でも海外では強い需要が見込める場合がある

Etsyで出品するデメリット

Etsyには複雑な手数料体系や運用面での負担などの課題もあります。

  • 手数料の仕組みが複雑
    出品時、取引時、入金時とそれぞれ異なる手数料がかかるので管理が煩雑になる
  • デザインの自由度が低い
    商品画像以外で個性を出しにくいので、SNSなど外部でのブランディングを併用する出品者も多い
  • 英語での表記が必要
    購入者の信頼を得るためには、正確な英語表記をできるかどうかがポイントになる
  • 在庫管理の負担が大きくなりやすい
    商品数が増えると手動での在庫更新が追いつかなくなり、在庫切れの商品を販売してしまうリスクが高まる
  • 海外発送の負担が重い
    国際配送の設定や通関手続き、時差のある中でのクレーム対応など、国内取引にはない業務が増える

Etsyの出品方法

ここからは、Etsyで出品する実際の手順を紹介します。

1. アカウントを作成する

出品の第一歩は、Etsyのアカウント登録です。登録自体は無料で、メールアドレスのほか、Google、Facebook、Appleのアカウントを使ってログインする方法も選べます。

Etsy.comから登録する場合は、サイト上の「ログイン」ボタンから「登録」を選び、フォームに必要事項を入力します。メールアドレスで登録した場合は確認メールが届くので、その案内に従って本人確認を完了させてください。スマートフォンから始めたいなら、AndroidまたはiOS向けのEtsyアプリをダウンロードし、同様の手順で登録を進める方法もあります。

確認メールが届かないときは、迷惑メールフォルダを確認してみてください。Gmailを使っている場合は、プロモーションタブに振り分けられているかもしれません。

それでも見つからない場合、利用しているネットワーク環境で特定のサイトへのアクセスが制限されている可能性もあります。職場や公共施設のWi-Fiでは、こうした制限がかかっていることがあるので、別のネットワークやモバイルデータでの接続を試すと解決するかもしれません。

2. ショップを作成する

アカウントを作った後は、ショップの開設に進みます。設定はEtsy.com/sellにアクセスし、「さっそくはじめましょう」を選ぶところから始まります。ショップの設定にはデスクトップ版のブラウザが必要ですが、設定完了後はセラーアプリからも管理可能です。

ショップの環境設定では、以下の3つを決めます。

  • ショップ言語:商品説明のデフォルト言語になる。後から変更はできないが、開店後に他言語の翻訳を追加することは可能
  • 運営する国:ショップを運営する拠点となる国を選択する
  • ショップ通貨:商品価格を表示する通貨。銀行口座の通貨と異なる場合、外貨両替手数料がかかることがある

続いてショップ名を決めます。名称は以下の条件を満たす必要があります。

  • 4~20文字以内
  • スペースや特殊文字を含まない
  • 冒涜的な言葉を含まない
  • 他のセラーがすでに使用している名前ではない
  • 他者の商標権を侵害しない

希望の名前がすでに使われている場合は、代替案がいくつか提示されます。また、開店後にショップ名タブから変更することも可能です。

3. 支払い情報を設定する

売上を受け取るには、銀行口座をEtsyショップに紐づける作業が必要です。併せて、Etsyへの支払いを行うためのクレジットカードまたはデビットカードの登録も求められます。

設定の流れは以下の通りです。

  1. 銀行の所在地を選択する
  2. 税制上の区分(個人・個人事業主・法人のいずれか)を選択する
  3. 居住国に応じた方法で支払い設定を進める

日本のセラーは、Payoneerというオンライン決済サービスを経由してEtsyペイメントに登録します。すでにPayoneerアカウントを持っていればログインし、持っていない場合は新規作成します。認証が完了すると、そのままEtsyペイメントへの登録も自動的に進みます。

その後、Etsyへの出品手数料や広告料などの請求・決済用としてクレジットカードの登録も必要です。請求用のカード情報の登録が済むと、ショップ設立手数料を支払います。これは1回限りで、返金はされません。支払い画面でチェックボックスを選択して認証すれば完了です。

4. 本人確認を行う

ショップのデザインを決める前に、本人確認の手続きをします。必要になるのは、政府発行の身分証明書と、はっきり顔がわかる自撮り写真です。Etsyが提携する本人確認サービスの Persona(ペルソナ)が両者を照合し、同一人物であることを確認すると、ショップの設定を先へ進められます。

手続きは以下の流れで進めます。

  1. 「生体認証情報で素早い確認」か「生体認証情報を利用しない確認方法」のどちらかを選ぶ
  2. 「このオプションを選択」を選択・確定する
  3. 「本人確認を始めましょう」を選択する
  4. 身分証の発行国をドロップダウンから選び、次へ進む
  5. 提示する身分証の種類を選択する(有効期限内で、銀行口座の登録名と一致している必要がある)
  6. 身分証の写真をアップロードする方法を選ぶ。スマートフォンなどカメラ付き端末に切り替える場合は、SMSまたはメールで認証リンクを受け取る
  7. 「Personaへ進む」を選択し、認証プロセスを開始する

身分証と自撮り写真の照合には時間がかかりますが、その間もショップの設定作業は並行して進められます。確認状況は、開店後にショップ管理ツール内の「法律&税務情報」ページから確認可能です。

5. 二段階認証を有効にする

Etsy開店の際は、初めてのブラウザや端末からログインがあった場合に、追加の認証コードがEtsyから送信される二段階認証の導入が必須です。認証コードの受け取り方法は、スマートフォンの認証アプリ、SMS、電話通話の3種類から選べます。

Etsy.comで設定する場合の手順は以下の通りです。

  1. プロフィールアイコンから「アカウント設定」を選択する
  2. 「セキュリティ」に進む
  3. 「二段階認証」の項目で「2FAを有効にする」を選択する
  4. SMS・電話・認証アプリのいずれかを選び「続行する」を選択する
  5. 画面の案内に従って認証を完了させる
  6. 表示されるバックアップコードを保存またはコピーする
  7. 「完了」を選択する

Etsyセラーアプリから設定する場合も、流れはほぼ同じです。

  1. アプリで「その他」タブに進む
  2. 「アカウント&アプリ設定」内の「二段階認証」を選択する
  3. SMS・電話・認証アプリのいずれかを選び「続行する」を選択する
  4. 画面の案内に従って認証を完了させる
  5. 表示されるバックアップコードを保存またはコピーする
  6. 「完了」を選択する

電話番号の入力がうまくいかないときは、公式で推奨されている認証アプリを使う方法に切り替えると良いでしょう。二段階認証は、アカウント登録後ならいつでも無効化や再設定が可能です。

6. ショップのデザインを決める

登録の手続きが済んだら、ショップの見た目を整える段階に入ります。デザインは単なる装飾ではなく、ブランドの個性を伝え、購入者との信頼関係を築くための重要な要素です。

ショップデザインは、以下の3つが中心になります。

  • ロゴ:扱う商品の雰囲気を反映したものを設定し、ショップの顔として機能させる
  • ショップバナー:動画やスタイリングされた写真を使い、商品の魅力をクローズアップして伝える
  • ショップ詳細ページ:自分自身のことや制作のきっかけ、作り方などを購入者に紹介する

自分自身やブランドの背景を伝える要素も欠かせません。

  • ショップ詳細:写真や動画を使い、商品にまつわるストーリーやビジネスの経歴、目指す方向性を発信する
  • ショップチーム:一緒に活動しているメンバーやコラボレーション相手がいれば紹介する

購入者に事前に知らせておくべき情報もまとめておきましょう。

  • ショップポリシー:発送方法、返品や交換の条件、支払い方法、オーダーメイドの可否など、購入前に伝えるべき内容をまとめる
  • 送料プロフィール:送料をいくらに設定するか、送料無料にするかどうかを決め、購入者が負担する金額を明確にする

発送作業を効率化したい場合、Etsyが提供する郵送ラベルの活用も選択肢のひとつです。各国の配送業者のラベルをショップから直接購入でき、追跡情報が自動で付与されます。郵便局へ足を運ぶ手間を減らせるのも助かるポイントでしょう。

7. ショップで商品を出品する

ここまでの設定を終えたら、商品の登録に進みます。

Etsy.comから出品する場合の手順は、次の通りです。

  • ログインしてショップ管理ツールに進む
  • 「商品情報」を選択する
  • 「商品を追加」を選択する
  • 商品情報作成フォームに必要事項を入力する
  • 「公開する」を選択し、ショップに商品を掲載する

Etsyセラーアプリから出品する場合は、以下の流れになります。

  • 「商品情報」に進む
  • 右上の「+」をタップし、「既存の商品情報をコピー」か「一から始める」のどちらかを選ぶ
  • 商品に最も近いカテゴリーを選択する。該当するものがなければ「他のカテゴリーを選択」から探す
  • 商品の魅力が伝わる写真や動画をアップロードする(後から編集することも可能)
  • 必要な情報を入力し、「次へ」「戻る」でセクションを移動しながら仕上げる
  • 「公開する」を選択する

公開してから実際に反映されるまで、最大48時間かかります。まだ内容を詰め切れていない商品情報がある場合は、「下書きとして保存」を選んでおくと、後からでも作業できます。商品を複数出品する場合は、一括編集ツールで商品情報をコピーすることも可能です。

Etsyで売り上げを伸ばすためのポイント

ノートパソコンを使って作業をするエプロン姿の女性

Etsyに出品しただけでは、なかなか売り上げにはつながりません。ここからは、実際に成果を出すための具体的なポイントを紹介します。

魅力的な写真を用意する

実物に触れられないオンラインショップでは、写真が商品の魅力を伝える貴重な手段です。自然光を活かし、影が強く出過ぎない明るさで撮影すると、色や質感が伝わりやすくなります。商品に合ったレンズを選び、常にピントを合わせるようにすることも大事です。

撮影は商品の良さを伝える工程と考え、クオリティを一定に保つように意識してください。角度や光の当て方を変えながら何度か試し、自分の商品に合う撮り方を見つけていく姿勢が大切です。

検索されやすいようにタグなどを最適化する

検索結果に表示されなければ、商品は購入者の目に触れません。タグは1商品につき複数設定でき、多く設定するほど検索結果に表示されやすくなります。商品を求める購入者が実際に検索しそうな言葉を英語で設定しておくと良いでしょう。

タイトルも同様にキーワードが重要です。長いタイトルは途中で表示が切れてしまうので、伝えたい言葉は前方に配置します。カテゴリーも商品内容に合ったものを選ぶと、検索からの流入が期待できます。

SNSを活用する

Etsy内の検索対策だけでは、新規の購入者に見つけてもらう機会は限られます。InstagramやPinterestなどのSNSを併用すれば、Etsyの外からも自分のショップへ人を呼び込めるでしょう。

フォロワーはすぐに増えるわけではありませんが、投稿を続けると少しずつ認知が広がっていきます。ハッシュタグを工夫し、商品に興味を持ちそうな層に届く投稿を意識すると、Etsy内の検索だけに頼らない独自の集客経路を育てられるでしょう。

Etsy統計でデータを確認し改善する

感覚だけに頼った運用では、なかなか成果に結びつきません。Etsy統計を使えば、訪問者数や注文数、コンバージョン率、売り上げなどの数値を客観的に確認できます。ショップ管理ツール内の「統計」から、いつでもデータを見られます。

特に注目したいのが、購入者がどこからショップにたどり着いたかという流入経路です。Etsyの検索やマーケティング経由なのか、SNSや外部広告からのアクセスなのか、内訳を見るとどの施策が実際に効果を上げているのかが見えてきます。検索ワードの履歴を確認できる機能もあり、購入者がどんな言葉で商品を探しているかを把握するのにも役立つでしょう。

Etsy広告や外部サイト広告を利用する

検索やSNSといった無料の集客に加えて、広告を活用する選択肢もあります。EtsyにはEtsy広告と外部サイト広告の2種類が用意されています。

Etsy広告は、Etsy内の検索結果やページに自分の商品を表示させるシステムです。予算を設定し、宣伝したい商品を選べば、その後の運用はEtsy側に任せられます。限られた予算の中で、最も効果が見込める場所に商品を表示してくれる仕組みといえるでしょう。

一方、外部サイト広告は特別な手続きなしに利用できます。商品名や写真、説明文などのデータをEtsyがパートナーサイトと共有すると、興味を持ちそうな購入者に向けて広告が自動的に表示される仕組みです。

どの商品を宣伝するかを自分で選ぶことはできず、各チャネルで反応の良い商品が優先的に表示されます。裏を返せば、商品説明や写真の質を高めておくことが、この広告に選ばれる可能性を上げることにつながります。

顧客やフィードバックにしっかり対応する

問い合わせへの返信が遅い、質問に的確に答えていないといった対応の遅れは、顧客離脱の原因になる可能性があります。メッセージにはできるだけ早く、丁寧に返信する姿勢が信頼につながります。

購入後に届くレビューも見逃せない要素です。良い評価だけでなく、厳しい意見が届くこともありますが、感情的に反論せず、指摘された点を次の商品づくりや説明文の改善に活かす姿勢が求められます。誠実に対応している様子が見られれば、他の購入者の印象はさほど悪くなりません。丁寧な対応の積み重ねが、長期的な売り上げを支える土台になります。

Etsyについてよくある質問

Etsyについてよくある質問をまとめました。

1. Etsyは日本で購入できますか?

Etsyには日本語表記のサイトがあり、日本に住んでいても商品を購入できます。海外で出品されている商品の場合、発送や関税に関する表示は英語のままの場合もありますが、購入手続き自体は日本語で完結するように作られています。

2. Etsyは日本から出品できますか?

日本在住でも、Etsyへの登録から商品の出品までは問題なく進められ、ショップの管理画面自体も日本語で操作できます。ただし、実際に商品を購入するのは世界中のユーザーです。商品タイトルや説明文、タグは英語の方が、検索で表示されやすくなるでしょう。日本語のみで出品することもできますが、海外の購入者には届きにくくなってしまいます。

3. Etsyで海外発送するときの送料はいくらですか?

送料は一律ではありません。荷物の重さやサイズ、配送先の国、選ぶ配送業者によって金額が大きく変わるので、正確な料金は発送の都度確認する必要があります。

送料と合わせて注意したいのが、関税の扱いです。配送方法には、購入者が受け取り時に関税を支払うDDU(関税抜き持込渡し)と、出品者が事前に関税分を含めて配送するDDP(関税込み持込渡し)の2種類があります。

DDPを選ぶと、購入者が受け取り時に予想外の税金の請求を受けたり、それによる受け取り拒否につながったりするリスクを避けられるので、多くの出品者に推奨されている方式です。

DDPを受け付ける配送業者は、DHLUPSFedExなどが代表的です。いずれも国際配送に強く、関税処理を含めたサービスを提供しているので、初めて海外発送を利用する出品者でも比較的利用しやすいでしょう。業者によって料金体系やサービス内容は異なるので、複数を比較した上で自分の商品に合った配送方法を選んでください。

まとめ

Etsyは、ハンドメイド品やビンテージ品、クラフト素材を扱う世界規模のマーケットプレイスです。日本からでも出品でき、セラー向け購入保護プログラムや二段階認証などの安全対策も充実しています。

出品できる商品には明確なルールがあり、既製品の単純な転売は認められていません。売り上げを伸ばすには、写真の質を高めることやタグ・タイトルの最適化、SNSとの連携、統計データを活用した改善など、地道な取り組みが大切です。

海外発送を始める際に気になるのが、送料や関税の扱いです。Ship&coは海外発送に必要な送り状を発行でき、Etsy店舗の登録もシンプルな手順で完了します。発送業務の負担を減らすのに効果的なので、活用を検討してみてください。

Ship&co上でEtsyの店舗登録をする方法については、こちらからご確認いただけます。