Shopifyとヤマト運輸の連携方法は?CSVとAPI連携の違いを解説
Shopify(ショッピファイ)を利用したECサイト運営で、「送り状作成」は負担となりやすい作業です。しかし、Shopifyとヤマト運輸を適切に連携させれば、手作業の入力を最小限に抑え、発送業務を劇的に効率化することが可能です。
この記事では、Shopifyとヤマト運輸を連携させて送り状を作成する手法を解説します。CSV連携とAPI連携それぞれの違いやメリットに加え、連携させる際の注意点など、導入前に知っておきたいポイントを紹介します。
※本記事は、2024年4月の記事を2026年3月にリライト・公開しています。
Shopify運営でヤマト運輸の送り状を作成する方法
Shopify(ショッピファイ)で受注した商品をヤマト運輸で発送するには、主に3つの方法があります。ショップの規模や発送件数に応じて、最適な方法を選びましょう。
手書き
受注したデータを参照しながら、送り状を一点ずつ手書きで記入する方法です。
メリット | デメリット |
・システム設定が不要 ・送り状があれば即座に対応できる ・小規模事業なら運用しやすい | ・書き損じや転記ミスのリスクがある ・1枚の作成に数分以上の時間を要する ・手書き用の送り状が必要 |
手書きは、Shopifyの注文情報を確認しながら送り状に直接記入する方法です。PCが不要なので、環境を選ばずに作業できます。
しかし、住所の書き写しや送り状番号の記載をすべて人の手で行うため労力がかかり、ミスが増えやすい側面があります。作業時間も1件ごとに数分かかるため、注文数が増えるほど負担が大きくなる点も見過ごせません。小規模な発送であれば対応可能でも、注文量が増えると処理が追いつかなくなるでしょう。
CSV連携
注文情報をCSV形式で出力し、ヤマト運輸の送り状発行システム「B2クラウド」に一括で取り込む方法です。CSVファイルは、データをカンマで区切って並べたテキストファイルで、異なるシステム間で情報をやり取りする際に用いられる汎用性の高い形式です。
メリット | デメリット |
・無料で利用できる ・専門知識がなくても一括発行が可能 ・小規模ショップでも導入しやすい | ・ファイルの書き出しと取り込みに手間がかかる ・作業時に人為的なミスが発生する ・データの互換性のエラーが発生しやすい |
CSV連携は手書きの手間を省き、一括で伝票を作成できる点が特徴です。特別なプログラミング知識は不要で、Shopify標準機能や無料アプリを活用すれば、コストをかけずに導入できます。
ただし、毎回ファイルの入出力の作業が伴い、データの形式が合わないとエラーが発生します。手動の作業が必要なので、業務効率化には限界があるでしょう。
API連携
Shopifyとヤマト運輸のシステムを直接つなぎ、データを同期させる手法です。APIは異なるサービス同士がデータをやり取りするための仕組みで、システム間の自動連携を可能にします。
メリット | デメリット |
・送り状発行が完全に自動化される ・即時に反映される追跡情報を顧客と共有できる ・作業時間を大幅に削減できる | ・連携アプリは有料が多い ・初期設定に一定のIT知識が必要 ・アプリの品質、料金プランなどを見極めて選ぶ必要がある |
APIを利用すると、受注データが自動的に配送システムへ送られ、簡単に送り状を発行できます。手動のファイル操作が不要になるため、発送業務の負担は大きく軽減されるでしょう。追跡情報も即時反映されるので、顧客が正確な配送状況を知ることができ、ショップの信頼性向上にもつながります。
一方で、初期設定に専門的な知識が必要になる場合があり、導入時のハードルはやや高めです。API連携アプリは月額制のものが多く、費用面の検討も欠かせません。また、アプリによっては、うまく機能しない場合もあります。
Shopifyとヤマト運輸の連携で確認すべきポイント
Shopifyとヤマト運輸の連携を効率的に運用するには、社内の出荷フローやシステム環境にマッチしていることが重要です。導入後に予期せぬトラブルが発生しないよう、以下の点を事前にチェックしておきましょう。
アプリ同士の影響
Shopifyとヤマト運輸を連携させるアプリを導入する際は、既存アプリとの相性を必ず確認してください。Shopifyでは複数のアプリを併用できますが、同じ注文データに干渉するアプリがあると競合し、正常に動作しなくなる可能性があります。
アプリ提供元が公開している動作保証を確認したり、サポート窓口に問い合わせたりすると、不具合のリスクを最小限に抑えられます。安定した運用を維持するには、競合の恐れがあるアプリは避け、不要なものは削除する判断も必要になるでしょう。
対応している配送サービス
ヤマト運輸には「宅急便」以外にも、「宅急便コンパクト」や「ネコポス」などの多様な配送サービスがあります。どのサービスが利用できるかは、連携アプリやCSV出力アプリによって異なるため、必要なサービスが含まれているかチェックしましょう。
将来的に扱うサービスが増える可能性も考慮し、汎用性の高い連携方法を選択することが、長期的な運用コストの削減につながります。
利用料金
CSV連携は基本的に無料でできますが、API連携ではアプリによって月額料金が発生する場合があります。そのため、有料アプリを使う際は「費用」と「作業効率」のバランスを慎重に検討してください。出荷数が少ないショップであればCSV連携で対応できることもありますが、注文量が増えると手動での作業負担が重くなり、作業時間が伸びる傾向があります。
API連携は伝票発行や追跡番号の反映まで自動化されるため、月額料金がかかっても業務の効率化につながりやすい点が特徴です。毎日多くの注文を処理するショップは、自動化によって人件費や作業時間を削減でき、結果的にコストパフォーマンスが高くなります。
料金だけで判断するのではなく、作業量や将来的な注文増加も踏まえて、最適な連携方法を選択してください。
サポート体制
連携アプリを選ぶ際は、機能だけでなくサポート体制の手厚さもチェックしてください。日本語対応の有無、問い合わせへのレスポンス速度、システムアップデートへの追従性などを事前に確認しておきましょう。
Shopifyは頻繁に仕様変更が行われるため、アプリ側が迅速に対応できないと、連携が一時的に停止する可能性があります。ヤマト運輸のB2クラウドでも仕様変更があれば、アプリが最新環境に合わせて更新されなければなりません。
万が一トラブルが起きた際にサポートが遅れると、発送作業の停滞を招き、顧客満足度にも悪影響を及ぼします。業務を止めないためにも、きめ細かなサポートが受けられる、信頼できるアプリを選びましょう。
ShopifyとB2クラウドをAPI連携できるShip&co
Ship&coを活用すれば、Shopifyとヤマト運輸のAPI連携により出荷業務を大幅に効率化できます。注文データの同期から送り状発行までを自動化して手作業の負担を軽減し、安定した発送体制を構築することが可能です。
特徴
Ship&coは、EC事業者の発送業務を最適化するために設計された送り状発行・出荷管理アプリです。主な特徴として、以下の点が挙げられます。
- セットアップが簡単:Shopifyとヤマト運輸のアカウントを登録するだけで、送り状の発行を開始できる
- 注文を一元管理:複数のストアからの注文をリアルタイムで同期し、一つの画面で効率的な管理が可能
- 出荷処理の自動化:追跡番号の同期や配送状況、発送通知メールの送信まで自動で完結する
- データのリアルタイム同期:Shopify側の管理画面で変更された住所や注文メモも即座に反映され、情報の不一致を防ぐ。配達希望日時やギフト依頼人情報などを自動で取り込む機能も提供
対応ECプラットフォーム・運送会社
Ship&coは、国内外の主要なプラットフォームや運送会社と幅広く連携しています。
ECプラットフォーム | 運送会社 |
Shopify WooCommerce Magento eBay(イーベイ) Amazon(アマゾン) Etsy Prestashop BASE(ベイス) ColorMe(カラーミー) Yahoo! Shopping(ヤフー! ショッピング) Mirakl ネクストエンジン | ヤマト運輸 佐川急便 日本郵便(ゆうパック・ゆうパケット・ゆうメール) 西濃運輸 国際郵便 FedEx Express DHL Express UPS Pegasus Global Express Colissimo ヤマト運輸 国際宅急便 |
ヤマト運輸のサービスでは、以下に対応しています。
- 宅急便(コレクト・着払い含む)
- 宅急便コンパクト(コレクト含む)
- 宅急便タイムサービス
- クール宅急便(冷蔵・冷凍)
- ネコポス
- クロネコゆうパケット
- クロネコゆうメール
- 国際宅急便
多様な配送方法を備えており、小型の商品から海外発送まで柔軟に取り扱えます。国際宅急便を活用すれば、越境ECの運営も円滑に進められます。
登録方法
操作動画:https://www.youtube.com/watch?v=GF0EMlTMDi0
サポートページ:https://support.shipandco.com/hc/ja
Ship&coの登録手順
1. 初期設定
- 公式サイトでアカウントを作成し、メール認証を行う
- ユーザーアカウントから連絡先と荷送人情報を登録(国内発送用に日本語、海外発送用にローマ字で情報を入力)
- 契約しているヤマト運輸アカウントを登録
2. Shopify店舗との連携
- Shopifyアイコンを選択し、店舗名の設定や必要な同期設定をチェックして保存
- Ship&coアプリのインストール画面を経て、未発送の注文データが自動同期
3. 送り状の発行
- 個別発行:注文を選び、必要に応じて配達希望日時などを設定してプリンターアイコンをクリック
- 一括発行:複数の注文を選択し、「一括でラベルを発行する」を選ぶ
- 発行済みの送り状は画面でPDFを確認でき、履歴は「発行完了」に60日間保存される
Ship&coはUIが直感的で分かりやすく、初めてのユーザーでも迷わず導入できます。注文同期から送り状発行までがスムーズに進むため、導入後すぐに運用を開始できます。
まとめ
Shopifyでヤマト運輸の送り状を発行する方法は、手動作業やCSV連携、自動化を前提としたAPI連携に分かれます。手動作業はもちろん、CSV連携も比較的導入しやすい方式でコストも抑えられますが、作業量が増えるほど負担が大きくなるでしょう。API連携は利用料金がかかるものの、出荷処理の自動化によって業務効率を大幅に改善できます。
発送業務の効率化を追求するなら、送り状発行システム「Ship&co」の導入が効果的です。Ship&coでShopifyとヤマト運輸を連携させ、店舗運営に注力できる環境を整えましょう。