Shopify Entrepreneurship Indexとは？起業家へのインパクト調査を解説！

Satanan.P -

世界最大規模のECプラットフォームの1つであるShopifyは、世界中の起業家が経済に与えるインパクトに関する調査結果「Shopify Entrepreneurship Index」のベータ版をリリースしました。

本記事では、Shopifyの成長につながる、その「Shopify Entrepreneurship Index」の調査の結果を解説していきたいと思います。

  • Shopify Entrepreneurship Indexとは？
  • 起業家が躍進しているトップ10の国
  • 都市 vs. 田舎：起業家はどこにEC店舗を構えているのか？

Shopify Entrepreneurship Indexとは？

Shopify Entrepreneurship Indexとは、Shopify起業家による世界経済へのインパクトを明らかにする調査です。Shopifyのリリースによると、以下の説明があります。

  • Shopifyのエコシステムで活躍する数百万の起業家に関するデータと、国際通貨基金（IMF）、経済協力開発機構（OECD）、世界銀行の公開データを組み合わせ、Deloitte（デロイト）との提携によりまとめられた調査

公開されたデータの中には、グローバルインデックス（Global Index）とアメリカインデックス（U.S. Index）に分けられており、グローバルインデックスは、以下のデータになります。

＊上記データは、2022年1月〜12月までの情報で、成長率は2021年に比べるデータになります。

起業家が躍進しているトップ10の国

今回の調査で分かったのは、中小企業が成長していることです。

2021年には、アメリカ合衆国だけで新しいビジネスを始めるための申請が540万件あり、これは2004年からこのデータを追跡している米国国勢調査局のデータで最も多く、昨年は500万件でした。

Shopify Entrepreneurship Indexによると、起業家が躍進しているトップ10の国は、以下の国です。

  1. アメリカ合衆国
  2. リトアニア
  3. ルーマニア
  4. イギリス
  5. チェコ共和国
  6. オーストラリア
  7. デンマーク
  8. 中国
  9. 香港
  10. 日本

日本がトップ10にランクインしました。詳しくは、こちらをご参考ください。

輸出の成長率によるトップ10の国

輸出率で成長率の高い国のデータを見ると、以下のランキングになっています。

  1. ルーマニア：前年比107.2%（51M）
  2. チリ：前年比96%（16.7M）
  3. ブラジル：前年比49.6%（9.2M）
  4. スロベニア：前年比46.1%（96.3M）
  5. イタリア：前年比37.5%（331.8M）
  6. ポーランド：前年比37.1%（67.7M）
  7. チェコ共和国：前年比35.6%（43.4M）
  8. 日本：前年比29.7%（237.8M）
  9. ドイツ：前年比27.3%（1.3B）
  10. シンガポール：前年比22.9%（857.8M）

都市 vs. 地方：起業家はどこにEC店舗を構えているのか？

今回、公開されたShopify Entrepreneurship Indexには、起業家はどこにEC店舗を構えているというトピックがあります。そこで、日本の場合、どのようになっているか一緒に確認していきましょう。

日本の場合、地方の事業者は特に多いです。インデックスによると、9割に近い率で地方からビジネスを運営していると分かりました。APAC地域のShopifyエコシステムでは、日本が力強いプレイヤーとして浮上していると明らかになっています。

＊米国の事業者は、都市で事業を運営している率が6.6割で、Shopifyの起業家の約3分の1が主要都市圏外でビジネスを展開しています。

まとめ

いかがでしたか？今回は、ShopifyがリリースしたShopify Entrepreneurship Indexによる情報を解説させていただきました。

日本は、トップ10位になっているほか、輸出の成長率が高いです。地方の事業者が多いというには、日本のShopifyエコシステムの特徴です。今回の記事で、少しでもご参考になれば幸いです。

Shopifyのグローバルインデックスを知りたい方は、ぜひこちらをご覧ください。

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