ヤマト運輸の宅急便ラベルをカンタンに発行する方法をご紹介!
「ヤマトの手書きラベルを作成するのが面倒だ」
「ヤマト運輸のシステムを利用して、ネットでヤマトのラベルを発行してみたい」
と考えているEC事業者は、多くいらっしゃいます。
ヤマト運輸(クロネコヤマト)の宅配便ラベルをネットで発行するシステムとなると、「B2クラウド」が真っ先に思い浮かぶでしょう。
しかし、ヤマト運輸の配送ラベルを発行するツールは、B2クラウドだけではなく、もう一つ「送り状発行システムShip&co」というシステムがあります。
今回は、「送り状発行システムB2クラウド」と「送り状発行システムShip&co」を使ってヤマト運輸の宅急便ラベルをらくらくで発行する方法をEC事業者様に向けてご紹介します。
この2つのシステムの導入を迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
- 「送り状発行システムB2クラウド」とは?
- 「送り状発行システムShip&co」とは?
- ヤマトB2クラウドの使い方を紹介!
- Ship&coの使い方を紹介!
- 結論:それぞれこんな人におすすめです
「送り状発行システムB2クラウド」とは?
送り状発行システムB2クラウドとは、ヤマト運輸が公式に提供している「宅急便の送り状」、「ネコポスの送り状」、「クロネコDM便の宛名ラベル」などを無料で発行できるシステムです。お持ちの顧客データなどを活用して、送り状を発行できます。
ヤマトB2クラウドは、ヤマト運輸の法人向け会員サービスである「ヤマトビジネスメンバーズ」の一つのメニューなので、ヤマトB2クラウドの活用には、その会員契約が必要になります。会員になるには、ヤマト運輸の掛売り契約が必要です。
掛売り契約とは、法人・個人事業主のお客さまは、法人(掛売り)契約を結ぶことで、運送委託において運賃の月払いなどができます。1ヵ月分を「後払い(請求書払い)」として、まとめてお支払いができますので、発送の度に料金を支払う必要がありません。
「送り状発行システムShip&co」とは?
送り状発行システムShip&coとは、ヤマト運輸を含む複数の国内・海外向けの運送会社の送り状とコマーシャルインボイスを簡単に作成できるシステムです。EC事業者が開発した、EC事業者によるEC事業者のための送り状発行システムです。
Ship&coは、Shopify、BASE、カラーミー、Yahoo!ショッピング、AmazonなどのEC店舗と直接連携しているので、ヤマトB2クラウドには無い「EC店舗から受注情報(配送先、商品名、金額など)をリアルタイムで同期する機能」が備わっています。手間がかかる出荷情報の手入力作業やCSVファイルの取り込みが不要で、EC店舗の注文の送り状をかんたんに作成できます。
Ship&coは、ヤマトB2クラウドのAPIと連携しているので、ヤマトB2クラウドで対応している配送オプションに全て対応できます。
Ship&coでヤマト運輸のラベルを発行するには、ヤマトの「ビジネスメンバーズアカウント」と「Ship&coアカウント」が必要です。
*Ship&coは有料サービスです。
ヤマトB2クラウドの使い方をご紹介!
ヤマトB2クラウドの基本的な操作方法は、以下の3種類があります。
- 1件ずつ発行:お届け先等の情報を1件ずつマニュアルで登録して送り状を発行
- かんたん発行:前回入力内容を自動的に表示し、最小限の情報入力でかんたんに送り状を発行
- 外部データから発行:エクセルやCSVなど外部のデータファイルから出荷情報を取り込み、送り状を発行
次に、ヤマトB2クラウドの使い方を紹介します。
ビジネスメンバーズのアカウントを取得済み(契約済み)と仮定し、一緒にヤマト運輸の宅配便のラベルを、「1件ずつ発行」という方法で作成していきましょう。
まず、ヤマトビジネスメンバーズから、「お客様コード」と「パスワード」を入力してログインしてください。
すでにログインしている方は、以下のステップでラベルを発行してください。
1. ヤマトビジネスメンバーズにログインし、送り状発行システムB2クラウドにアクセスする
ヤマトビジネスメンバーズの画面にて「送り状発行システムB2クラウド」をクリックしてください。
その後、B2クラウドメニューから「1件ずつ発行」をクリックしてください。
2. 「1件ずつ発行」のメニューにて必須項目を入力
「1件ずつ発行」を押した後、以下の画面に移動します。以下の画面にある「必須」項目を入力すると、送り状を発行できます。
ヤマトB2クラウドで出荷する際に必要な情報は、以下の通りです。
- 送り状の種類:宅急便発払い、宅急便コレクト、DM便、宅急便タイムサービス、宅急便着払い、ネコポス、宅急便コンパクト、宅急便コンパクトコレクト、宅急便発払い(複数口)の中から、希望のサービスを選択する
- お届け方法/日時
・クール区分:陸便、クール冷蔵、クール冷凍
・出荷予定日:出荷する日
・お届け予定日:最短日でお届けするか、希望日を指定するか
・時間帯指定:午前中(8時〜12時)、14時〜16時、16時〜18時、18時〜20時、19時〜21時 - 基本情報
・お客様管理番号
・請求先
・出荷予定個数
・決済サービス - お届け先情報(電話番号、住所、お届け先の個人名・会社名)
- ご依頼主情報(電話番号、住所、ご依頼主の個人名・会社名)
- 品名情報(商品コード、品名)*複数登録可能
3. 「印刷内容の確認へ」ボタンを押し、印刷内容を設定
「印刷内容の確認へ」ボタンを押すと、印刷内容の設定ページに移動します。
このページには、「印刷内容の変更」と「印刷内容」が表示されます。各項目を確認し、必要な場合は変更して次に進んでください。
4. 「発行開始」ボタンを押し、送り状を発行
「発行開始」ボタンを押すと、送り状が発行されますので、「🖨️」ボタンを押して印刷してください。
Ship&coの使い方をご紹介!
では、次にEC事業者向けのツールである「送り状発行システムShip&co」を利用して、ヤマト運輸のラベルを作成する方法を紹介していきます。
まだShip&coアカウントをお持ちではない方は、まず、こちらのリンクより新規Ship&coアカウントを登録しておいてください。アカウント登録後、送り状を発行するために、EC店舗とヤマト運輸の契約アカウントを設定する必要があるので、詳しくは以下の動画をご覧ください。
送り状発行システムShip&coの場合、複数のECカート・ECモールと連携しており、出荷情報をShip&coに追加するには、以下の3つの方法があります。
- EC店舗自動連携から発行:運営しているEC店舗をShip&coシステム内で登録し、注文情報を自動同期して送り状を発行
- 1件ずつ注文を作成して発行:お届け先等の情報を1件ずつマニュアルで登録して送り状を発行
- 外部データ取り込みから発行:CSVなど外部のデータファイルから入力情報を取り込み、送り状を発行。
まだShip&coアカウントをお持ちではない方は、まず、こちらのリンクより新規Ship&coアカウントを登録しておいてください。アカウント登録後、送り状を発行するために、EC店舗とヤマト運輸の契約アカウントを設定する必要があるので、以下の動画をご覧ください。
今回は、上記の「EC店舗自動連携から発行:運営しているEC店舗をShip&coシステム内で登録し、注文情報を自動同期して送り状を発行」の方法をご紹介していきます。
1. 送り状発行システムShip&coにログインしてください。
まず、送り状発行システムShip&coにこちらからログインしてください。
Shopifyの場合、各注文管理画面から、「その他の操作」→「Ship it with Ship&co」をクリックし、Ship&coアプリ画面に移動することが可能です。
2. Ship&coの注文管理画面でヤマト運輸のサービスを指定
上記の出荷待ち画面にて発送したい注文を選択し、オーダーページにアクセスしてください。
オーダーページには、ヤマト運輸の発送に必要な宛先情報と品名(貨物内容)情報が自動的に反映されているので、手動で入力・選択する必要がありません。
ここで設定するのは、「貨物の詳細」欄にある以下の項目です。
- サービスタイプ:宅急便発払い、宅急便コレクト、DM便、宅急便タイムサービス、宅急便着払い、ネコポス、宅急便コンパクト、宅急便コンパクトコレクトの中から選択する
- 配達希望時間帯:「希望しない」または時間帯を指定する(指定する場合、午前中(8時〜12時)、14時〜16時、16時〜18時、18時〜20時、19時〜21時の中から選択)
- 配達希望日:発送の翌日から7日以内(発送の翌日を含む)を指定する
- 数量:複数個口の場合、数を入れる
- 出荷予定日:デフォルトで本日の日付が入力されるが、必要な場合は変更する
- サービスタイプ:陸便、クール冷蔵、クール冷凍の中から選択する
- シールの指定:必要な場合、取扱注意、天地無用のシールを指定する
3. 「🖨️」ボタンを押して送り状を発行
オーダーページにある「🖨️」ボタンを押すと、ヤマト運輸の送り状が発行されます。
Ship&coでは、送り状を発行したタイミングで、EC店舗側の注文ステータスを「発送済み」に自動変更でき、追跡番号も自動的にEC店舗に反映される「ラベル発行時の自動発送完了設定」という機能があります。Ship&coでは、購入者への発送通知まで自動で設定することが可能なので、注文を自動的にフルフィルメントしたいEC事業者様は、ぜひ本機能を活用してください。
上記画面から、「送り状」ボタンを押してヤマト運輸の配送伝票を印刷することが可能です。
Ship&coアプリでは、一件ずつの発行だけでなく、ヤマト運輸の「一括発行」にも対応しています。ヤマト運輸ラベルの一括発行方法については、以下のリンクをご覧ください。
結論:それぞれこんな人におすすめです
「送り状発行システムB2クラウド」と「送り状発行システムShip&co」、どちらも便利ですが、あえて分類するとすれば、それぞれこんな人におすすめです!
- 送り状発行システムB2クラウド:頻繁に出荷をしない一般の方
- 送り状発行システムShip&co:オンラインショップで販売している、週に数十件以上発送する方、複数の運送会社を利用し国内・海外発送を行っている方
ヤマト運輸の送り状発行システムB2クラウドでは、CSVを利用してEC店舗の注文情報を取り込むことが可能ですが、出荷数が多くなると、CSVファイルの作成に時間がかかったり、配送住所にミスが発生したりといった、EC事業者にとっての新たな課題が発生してしまうため、EC店舗から出荷情報を自動同期できるツールがおすすめです。
以上、ヤマト運輸の宅配便ラベルをネットで発行する方法を紹介していきました。最後まで読んで頂きありがとうございました!
送り状発行システムShip&coとは?
Ship&coは、EC事業者が配送業務において直面する課題を解決するために開発された、送り状発行システムです。シンプルで使いやすいWebダッシュボードと出荷APIを提供しており、注文情報を自動的に同期し、FedEx、UPS、DHL、ヤマト運輸、佐川急便などの配送会社の配送ラベルとコマーシャルインボイスを簡単に作成することができます。Ship&coを使うことで、煩雑な手作業を省くことができ、配送業務の効率化と正確性の向上を実現できます。
アカウントの作成はこちらからどうぞ。ご不明点がございましたら、hello@shipandco.comまでお気軽にお問い合わせください。
皆様の発送業務をより簡単になりますように全力でサポートして参ります!